この冬は滑り手に好条件?「ラニーニャ現象・Go Toトラベル・山は低密・インバウンド減少」’20-21シーズンがいよいよ始まる!

10月も下旬となり一気に秋が深まってきた。10月17日から流れ込んだ寒気で立山連峰や北アルプスでも初冠雪が見られた。例年、人工雪で10月末~11月にオープンするスキー場も造雪機をフル稼働させて雪づくり、スキー・スノーボードの20-21シーズン幕開けも、もう間もなくだ。新型コロナウィルス感染症の影響も含めて、この冬はどのようになるのか、気になることをピックアップしてみた。

この記事でコメントも頂いた、Niseko 343 小田島さんより10/26の羊蹄山。
「雪もだいぶ下がってきています。麓での初雪が期待されます」

① このままラニーニャ現象が続いて雪がたくさん降る!予想

気象庁が10月9日に発表した「エルニーニョ監視速報 」によって、このような状況と予測が示された。

● 夏からラニーニャ現象が発生しているとみられる
● 今後冬にかけて、ラニーニャ現象が続く可能性が高い(90 %)

この冬にもたくさん見たい西高東低の気圧配置

ラニーニャ現象が発生する冬は全国的に寒くなる

ラニーニャ現象とは、暖冬をもたらすといわれるエルニーニョ現象の反対だ。東南米ペルー沖の海面水温が平年より低い状態が長期間続くことで気温が高くなる傾向になる。すると夏は暑くなり、冬は西高東低の冬型の気圧配置が強まって、気温が低くなる傾向が強まる。

今年の夏の酷暑ぶりは強烈だった。あれはまさにラニーニャ現象によるものだったわけだが、今度は「寒い冬」となり、雪がたくさん降る冬になる可能性が高いというわけだ。


今回のラニーニャ現象の発生は3年ぶり。2017‐18シーズンは雪が多かったことを覚えているだろうか。ラニーニャ再来、待ってました!と、今シーズンは新雪がたくさん滑れる期待が大きく膨らんでくる。2019-20の昨シーズンは小雪のところにコロナショックが重なって新雪を楽しむチャンスが少なかった分、この冬はリベンジしたい。

気象庁 エルニーニョ監視速報(No.337)2020年10月9日発表


Go Toトラベルキャンペーンもうまく使って波に乗ろう

この冬は、観光事業の活性化のための国による施策「Go Toトラベルキャンペーン」もスキー行きには大いなる追い風だ。秋の紅葉シーズン、名所はなかなかの賑わいを見せ、観光事業は回復の兆しも見える。ここで「Go Toトラベルキャンペーン」の内容を確認しておこう。

●国内旅行を対象に、宿泊・日帰り旅行代金の1/2相当額を支援
●給付額の内、7割は旅行代金の割引にあてられ、3割は旅行先で使える地域共通クーポンとして、クーポン券がついてくる
●一人一泊あたり2万円が給付の上限、日帰り旅行は1万円が上限
●連泊や利用回数の制限はなし


どう考えても相当なお得だ。特に首都圏スキーヤーにとっては、本来旅費のかさむ北海道や東北に出かけるには絶好のチャンスではないか。

Go Toトラベルキャンペーンが適用されるリフト券もついた宿泊パッケージが各種販売されているが、中にはビックリするようなお得なものもある。


Photo/ Color Sports Club

バックカントリーツアーへもGo Toが一役買ってくれる

スキー場へのツアーだけでなく、バックカントリーツアー、CATツアーのパッケージなどもGo Toトラベルキャンペーン対象のものが登場している。初めてのスキーヤーでも歓迎というツアーなので、このようなチャンスにバックカントリーに安心してデビューするのもいい。

北海道バックカントリークラブ
Go Toトラベル CATツアーパッケージ

この冬は新幹線で安・近・短の東北スキートリップも!

JR東日本の「お先にトクだ値スペシャル」で新幹線半額!

個人で手配する交通機関がGo To トラベルキャンペーンの対象から外れているため、JR東日本独自では独自にキャンペーンを展開している。その名も「お先にトクだ値スペシャル」。実に21年3月末まで新幹線の乗車券・指定券が共に半額!になるというものだ。

例えば大人・普通車指定席・片道で東京~越後湯沢3,290円、東京~長野4,060円、東京~新函館北斗が11,610円など、乗車距離が長いほど割引額は大きくなる(列車や席数、区間など限定あり)。こちらはJR東日本の「えきねっと」会員向けインターネット申し込み限定の商品となる。

普段は新幹線はやや割高のイメージではないだろうか。2020-21シーズンばかりは新幹線を使うとアクセスしやすい東北や信越エリアなど、またとないチャンスかも!

コロナ対策も続々・安全に楽しむために

With コロナの初めてのシーズンを迎え、スキー場やリゾートグループも次々と新型コロナウィルス感染症対策のガイドラインを発表している。自然というフィールドで滑っているぶんには「密」になる度合いは低い。よって感染対策は人が集まるリフト乗り場やスキー場施設内が中心だ。

リフト待ちの列やレストハウスなどにおいてはソーシャルディスタンスを保つ、マスク(ネックウォーマー・フェイスマスクなど)の着用、リフトやゴンドラなどの乗車制限、検温への協力、手洗い・うがい・消毒のお願い、COCOAアプリのダウンロード推奨など、感染リスクを低減するためのさまざまな取り組みを行うことになる。誰もが安心してスキーが楽しめるように、受け入れ側も着々と準備を整えている。

Prince Snow Resortの取り組みフライヤー

この冬はパウダーが昔のニセコのように楽しめるかも!

ニセコより届いた便り

いよいよ始まる2020-21シーズン、雪のゆくえ、コロナの影響、人の流れ、諸々どうなるだろうか。最後に、北海道ニセコのプロショップ&ロッジ「Niseko343」のオーナー小田島さんより届いたメッセージをご紹介したい。


 インバウンドが無い=パウダーの競争率が下がる
    昔のように「パウダーを楽しめるぞ!」

Niseko 343 
小田島さん

大好きなニセコに札幌から移り住んで42年。スキーバブルの時代からスキー離れ、スノーボードの流行、そしてインバウンドの台頭と、時の流れの中でさまざまな変化を見つめてきました。

ニセコでは20年ほど前はゲレンデが空いていても全リフトが稼働し、午後になってもパウダーが残っていた。今では考えられない平和な時代もありました。その後、世界的な金利低下により、ニセコの魅力に気づいた海外のお金持ちが投資先にニセコを選んでくれた。そのためインバウンド効果と常連客様、スタッフのお陰でショップやロッジの営業を継続できていることに感謝する近年でありました。

ただ、今年のコロナ禍で、インバウンド景気も一気に吹き飛んでしまう未曾有の事態となり、昨春以降は今後がまったく予想できない状況に激変してしまいました。ニセコから外国人の姿はすっかり消え、不安のまま夏が過ぎました。

ところがです、ニセコをこよなく愛するスキーヤーの間では、この冬はインバウンドが無い=パウダーの競争率が下がる。昔のように「パウダーを楽しめるぞ!」との声が聞こえ始めました。

あくまでも降雪次第ですが、ラニーニャの影響で 、この冬、最近のニセコでは考えられないような雪に恵まれたシーズンになるかもしれません。まして、1月末まで有効の「Go Toトラベル」と「地域共通クーポン」の利用で旅行費が実質半額になるのです(予算の関係で早いもの勝ち)。コロナ感染に注意しながらのスキーは微妙な感じですが、振り返った時には思い出のスキーとなると思います。

これはニセコに限られたことではありませんが、業界は未来を信じ、感染症対策をしてシーズンを迎える準備に頑張っています。今冬は「3密」を避けつつ老若男女―Go to Ski !  美味しい空気を吸って  ―Enjoy Powder!ですね。

Mountain Shop Niseko343  小田島勝彦

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