自然地形の遊び方・そのコツ教えます! POWDER×JUMP Tips13

自然地形で遊ぶことほどおもしろいコトはない!

パウダーはもちろん大好きだけど、パウダーに当たるときばかりじゃないし、せっかく山に来たのだから、山をまるごと楽しまない手はない。どこを滑っても楽しいのがフリーライドなのだ。

自然地形を使った遊びは、多彩なライディングが楽しめることだけでなく、仲間とみんなで一緒に遊べるのも大きな魅力だ。仲間とライディングを楽しみたいアナタのために、地形遊びが得意になる13のヒントを伝授。変化に富んだ自然のアイテムのライディングなだけに必要な注意もあわせてお伝えしよう。
 

舞台は北海道・ルスツリゾート。自然地形の楽しみ方のポイントやライディングテクニックのコツを指南してくれるのは、石川寛文・岡田英光の2人のフリースキーヤーだ。

INDEX

山をまるごと楽しもう!
地形は全部が遊びのアイテムだ


1.
倒木はコース脇によくある
整地形の応用編

Hirofumi Ishikawa

Point
コース脇の起伏など、倒木がある地形はどこのゲレンデにもよくあるパターン。ライディングするときは、こんな意識で。

「あくまでもターンの延長で飛び乗ります。目線は、まずは幹で、木に乗ったら次はジャンプして落ちる場所を。ちょっとテールに乗りつつターンして、ジャンプするタイミングでは、体の向きは進行方向に向けておきます」

Attention
「ピークで踏みすぎると、空中でバランスを崩します。スキーは体の真下に置きつつ、踏み込まないけど、力が抜けないようにしてアウトします」

Riding tips(コツ!)
あくまでターンの延長のイメージ
飛び出すときは踏み込まない

出現頻度 ★★★★
難易度  ★★★★


2.
コース内の起伏を使って、
ジャンプスポットを見つける

Hidemitsu Okada

Point
コースの起伏や斜度変化を使って、フリーランとジャンプを織り交ぜる。飛び出し位置には前に人が入ったラインがあったほうが飛びやすい。

「コースの起伏でのジャンプは、どれだけの距離と滞空時間を飛ぶのか把握しずらいので、踏み切り過ぎずに、まずはストレートジャンプで様子を見ながら始めます」

Attention
着地エリアが見にくい場合は、誰かが先に行って人や障害物がないかをチェックして合図を出すようにしよう。衝突すると危険。

Riding tips (コツ!)
まずはスピードを抑えてチェック
様子がわかったらスピードアップ

出現頻度 ★★★
難易度  ★★★

3.
ナチュラルパイプで
自然のアールを満喫する

Hidemitsu Okada

Point
コース脇や非圧雪コースなどには、ハーフパイプのような沢の地形がよくある。「メインで当て込むポイントを見つけて、そのためには、スタート前にどんなライン取りをすればいいかを、しっかりとイメージをしておきます」

Attention
「想定通りのラインで滑ることって、結構難しいです。スピードに乗れなかったり。ターンの切り替えが思うようにいかなかったり。この場合は6コマ目の写真のように、木の手前の吹き溜まりでスプレーを上げることを狙いました」

Riding tips (コツ!)
スピードを落とさないライン取り

出現頻度 ★★★★★
難易度  ★★

4.
どこにでもあるコース脇の壁は
サラリとプレス系で当て込む

Hidemitsu Okada

Point
コース脇などの斜めになった地形を使って、テールプレスをしながら横滑りをしている。

「重心をテールに乗せにいくというより、膝を十分に曲げて、あくまで腰を低く落とすイメージです。そして、横滑りしている間は上半身をしっかり捻っておくことがポイント(写真右から3〜5コマ)。ここで捻っておかないと、最後にメリハリよく終われないんです。慣れてくると壁のヘリよりもビンディングのトゥーピースを上に出すことができるので、よりスタイルが出せます」

Riding tips(コツ!)
腰を低く落とす
上半身をしっかり捻る

出現頻度 ★★
難易度  ★★★

❖ 遊び場はコチラ!

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