世界でもっともスキーが上手いフリースキーヤーと称されるレジェンドライダーCandide Thovex(キャンディド・トヴェックス)によるブランドCANDIDEの'25-26季の話題を「JSP SNOW EXPO JAPAN2025」(2025年2月12-13日開催@パシフィコ横浜)で聞いてみた。
そのひと滑りに160万越えアクセス
フリースキーが世界的にブレイクした1990年後半から、自由なる滑走のアイコンとして、ひと時も目を離せない存在であり続けているCandide Thovex(キャンディド・トヴェックス)。その突き抜けた独自のビジョンと、スノーボード・スケートにインスパイアされたスタイリッシュでテクニカルなライディングは、世界中のスキーヤーを刺激し続け、常に時代の新しいスタンダードを創ってきた。
2025年1月末にキャンディド自身のInstagramにポストされた直近のライディング映像がコチラ。相変わらずの爆走ぶりだが、追い撮りをしているカメラマンのスキー技術含めて、まさに芸術だ。この滑走シーンに軽く160万越えのアクセスが集まった。
CANDIDE SKI 初のパークモデル「AREA 91」デビュー!
こんなキャンディドのプロデュースする「CANDIDE SKI」から、’25-26季に新たに「AREA 91」なる、パークモデルがリリースされる。ビッグマウンテンをベースにしながらも、フランスの地元のリゾートではよくパークライドを楽しんでいる映像も発信されている。パークスキーはいわばキャンディドのお家芸の一つなのだ。
これが新にリリースされる「AREA 91」の全容だ。画像はグローバルの’25-26季のカタログの抜粋だが、実はこれがアップした際には名称は「PARK91」だった。その後すぐに名称が「AREA 91」と変更されたのだ。想像では、パークユースに限定されないように、多くのユーザーに楽しんでもらおうという軌道修正ではないか。いち早く詳細を知りたいユーザーにとっては、こんなライブな情報もアリだろう。なにせ日本にはまだ実物のサンプルも上陸していないホットなプロダクトなのだ。

キャンディドが出したパークライドの答えは、ウエスト91㎜。これは興味深い。キャンバー2㎜、トップとテールは少しロッカーしたシェイプにより高いレスポンスを発揮する。「RESORT 101」が機敏に操作性の高いリゾートモデルとしてリリースされているが、それを上回るポップ感・敏捷性を誇ることは間違いない。
CANDIDE SKIの他のモデルと同様に、この「PARK91」にも特徴的なテクノロジーが採用されている。その一つが、「トリプルラディアスサイドカット」だ。3つの異なるサイドカットは極めて優れたターン性能をもたらす。ターン導入のしやすさ、高速での抜群の安定性、ターンの切れの良さなどを、3つのラディアス(半径)が可能にするのだ。その結果、さまざまなコンディションやシチュエーションに対応するターンが描けるという、操作性の高さが実現している。
そして「C-LIGHT CORE構造」。桐とポプラのウッドコアをグラスファイバーとカーボンで包んだデザインで、優れた耐久性と軽量性を実現。使用される木材は責任を持って管理された森林から採取されたFSC木材で、環境への配慮も欠かさない。
キッズから小柄な男性・また女性にもベストマッチの「AK 106」


’25ー26季にもう一つ新たにリリースされるモデルが「AK 106」。その名の通り「AK 121 」のマインドや性能を、キッズやレディス、体格の小さめのスキーヤーにフィットさせたイメージだ。トリプルラディアスサイドカット採用、ウエスト幅は106㎜、十分なティップ&テールロッカーと、足元の1mmキャンバーが相まって、パウダーでの浮力はもちろん、山全体で高いレスポンスを発揮し、エネルギッシュでイキイキとした滑りをサポートする。
147 • 157 • 167cmの3サイズ展開。明日のキャンディドを夢見るキッズ・ユース世代はもちろん、女性や小柄な男性にとって、たまらなく欲しくなるスキーに違いない。
「AK121」はコスメチェンジ・来季はグレー
圧倒的な高速スピード性と浮力・多様性を誇るビッグマウンテン仕様の「AK121」。シリーズの中で121㎜と最もウエスト幅が広く、フレックスも最も硬い。 ディープなパウダー、急斜面や大きなギャップドロップ、キャンディドの好物である光のような速さで雪山を走破するのに無敵の1本は、’25ー26季はコスメチェンジとなる。’24-25季のホワイトから、新たにグレーとなり印象が様変わりする。上の写真の「AK 106」のグレーと同色だ。
Information
CANDIDE(キャンディド)
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