2017年よりスタートしたWAPANは独自の世界観でファンを増やし続けている。その魅力のひとつがオリジナリティあふれる「和柄」だ。’25-26季も目を惹く新たなグラフィックが発表された。
’25-26季は三者三様のグラフィックで展開
ブランド誕生のときから、その名の通り「和」を意識した大胆なグラフィックで人気を集めてきたWAPAN。「イ」「ロ」「ハ」など、それぞれのモデルやサイズで好みのグラフィックを選択できる、WAPAN独特の展開は継続だ。‘25-26季は新たに3人のアーティストによる3種類の新しいグラフィックがリリースされる。これまでは1人のデザイナーが手がけていたが、3人を起用したことでグラフィックのテイストも三者三様、多彩な表現でメッセージ性も幅が広がった。

新たな3つのグラフィック「HOMRA」「SUZUME」「SHIRASAGI」。描かれているモチーフとアーティストを紹介しよう。

HOMURA
"焔"のグラフィックのモチーフは焔と鬼で、不動明王が背中に纏う不浄なものを焼き清める焔が餓鬼を焼き払う様子が描かれている。ディテールをよく見てみよう。日本古来の伝統と渋さが融合したグラフィック。デザインしたのは山中智朗。今村翔吾著の「じんかん」の文庫本の装画を担当するなど、各方面から注目を浴びるクリエイターの作品だ。

SUZUME
モチーフは雀。力強く羽ばたく雀の目には涙が浮かぶ。小さくても力強い、そんな思いを表現したデザイン。また、グラフィックの背景にはアイヌ文様をモチーフにした図柄が入っているのも粋だ。デザインしたのは北海道の道東・興部町在住のスノーボーダー「Degarashi」 。

SHIRASAGI
古来より日本画で使用されてきた白鷺を、優しい線で描き、現代的なポップな色をのせた。静寂な雪のなかに佇む白鷺の姿が美しい。デザインしたのは 山形の蔵王ローカルのスノーボーダーでデザイナーの「HALUBE」。インフルエンサーとしても活動しており、蔵王のPR大使にも任命されている。
’25-26季ラインナップ

I(イ) Powder Free ride model

「I(イ)」はセンター幅122㎜のパウダーに強いファットモデル。大きく滑らかにロッカーしたノーズとテールはディープパウダーで極上の浮力をお約束、大きなスプレーを上げながら気持ちのいいサーフライドができる。ビッグファットながらもグライド感が強いため、ドリフトさせながらどんな斜面でも対応でき、20m前後のラディウスで、日本国内のタイトなツリーランでも不足ない操作性を発揮する。グラフィックは「HOMURA」「SUZUME」「SHIRASAGI」の3種類からチョイスが可能。
RO(ロ) All Mountain model

「RO(ロ)」はセンター幅105㎜のオールマウンテンモデルで、その汎用性の高さが際立つ一台。ノーズ&テールロッカーによりターン導入が易しく、足元にはしっかりしたキャンバーを持つことで反発力を生かした操作がしやすい軽量なオールラウンダー。パウダー、ツリーラン、ピステン、アイテムへの当て込み、バタートリックなど、どんなシチュエーションでも対応できる。’24-25季に追加されたサイズ展開の191と161㎝も評判は良く、継続ランナップとなっている。グラフィックは「HOMURA」「SUZUME」「SHIRASAGI」の3種類からチョイスが可能。
HA(ハ) Free Style Park model

「HA(ハ)」はセンター90mmの、ツインチップでリトルキャンバーを持つフリースタイル&パークモデル。全体的に粘りのあるフレックスは、キッカーでのランディングをサポート、また、ウェイトバランスの良さがジブアイテムでのトリックに威力を発揮する。エッヂは2.5mmで太くて耐久性が高いものを使用しているため、BOXやレールでタフなライドをしても安心感がある。グラフィックは「HOMURA」「SUZUME」「SHIRASAGI」の3種類からチョイスが可能。
HO(ホ)はキャリーオーバー

「HO(ホ)」はセンター幅100㎜のオールマウンテンモデル。’25-26季のHO は、すべてのサイズで'24-25のグラフィックが継続するキャリーオーバーとなる。グラフィックは人気を博した「MATSU」「HEBI」「DARUMA2」の3種類からチョイスが可能。
Information
WAPAN(ワパン)
公式サイト:https://wapanskis.com/
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