VECTOR GLIDEといえばパウダーやフリーライドスキーのイメージが強いかもしれないが、近年はレースシーンや技術選といったコンペティションシーンでも存在感が増してきている。さらにはオンピステで気持ちよくクルージングが楽しめるカービングモデルへと、そのラインナップは洗練されつつ広がっている。
イージーカービングモデルの理想形「MAXI Gran Turismo MARK2」


VECTOR GLIDEが’25ー26シーズン、リリースするニューモデル「MAXI Gran Turismo MARK2」は、その名の通り「MAXI Gran Turismo 」のセカンドモデル。軽さとマイルドな乗り味を高次元で両立させたイージーカービングモデルで、ウッドコアとグラスファイバーの絶妙なバランス設計により、雪面からの振動をしなやかにいなし、スムーズにターンへと導いてくれる。まさしくイージーカービングモデルの理想形といえるだろう。
その乗り味を理解するために、まずはファーストモデル「MAXI Gran Turismo 」の滑走映像を観てみよう。
競技モデルとしてではなく、軽量でありながら安定感と高いターン性能が魅力の「MAXI Gran Turismo 」。ウエスト幅は日本独特の柔らかい雪質にマッチする75mmと絶妙に設定されている。それによって朝の硬いバーンから午後の緩んだ斜面まで、コンディションを選ばずに快適なカービングを楽しめる。攻めるというより、気持ちよく滑ることを追求したモデルだ。
「Mark2」は、ファーストモデルのわずかな弱点を克服するため、マテリアルの見直し、フレックスバランスの調整を行うことで、これまで以上に安定感とターン性能に磨きがかかった。具体的には、メタル、グラスファイバーの仕様を変更し、芯材の不等厚バランスを変更することで、しなやかにたわみつつもハードバーンにおいてのエッジグリップを向上させたのだ。また、メタルを強化しつつも芯材の厚みを調整することで、重量増を抑えることにも成功している。
「MAXI Gran Turismo MARK2」に乗った、VECTOR GLIDEライダーの河野健児によるインプレッションを聞いてみよう。
「MAXI Granturismo Mark2」は、マイルドな乗り味が魅力ですね。軽いのに安定して、雪の状態の影響をあまり受けずに、らくにカービングができる。だから楽しいですね。
この1本でシーズンを通してカービングターンを楽しみたい人、リラックスしたゲレンデクルージングが好きな人にはもってこいだと思います。
【Profile】
河野健児●こうのけんじ
地元・野沢温泉をベースにキャンプや自然体験を提供する“nozawa green field”や、SUPツアーの開催、ヴェクターグライドのマーケティングマネージャーとしてスキーの開発にも携わるなど、多岐に渡り活躍。野沢温泉観光協会会長。

どんな瞬間も楽しく軽やかに、雪上を舞うように…そんな滑りを楽しみたいスキーヤーにとって最高の一台になるのでは?
Information
VECTOR GLIDE(ヴェクターグライド)
公式サイト:https://www.vectorglide-japan.com/
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取扱い/VECTOR GLIDE CO., LTD.