日本の雪山に最適なスキーづくりに注力してきた日本スキー界の老舗メーカーBluemoris。バックカントリーやツアースキーはもちろん、レース/デモ系のモデルの評価がすこぶる高い。’25-26シーズンも固定概念にとらわれないユニークな発想が光るモデルがラインナップした。なかでもひと際目を引くアシンメトリー(左右非対称)なモデルがある。
BLUEMORIS SYNAPSE PROJECT(ブルーモリスシナプスプロジェクト)始動
まったく新しいスキーをゼロから作ることをミッションに「ショートファットスキー」というアイデアを具現化すべくBLUE LAB PROJECTとして開発を10年続けてきたBluemoris。これまで積み上げてきたチャレンジにより確かな土台が完成し、’25-26シーズンよりパワフルにショートファットスキーシリーズ を[BLUEMORIS SYNAPSE PROJECT] として展開していく。
そのラインナップだが、「ΩUNCHAIN」「Ω」といった定番モデルに’25ー26シーズンは新たにPOLARISが加わった。「RE:PRIM」がパワーアップし、そして「RAPTOR」が復活した。パウダーには太くて長いスキーでなければならないという既成概念を打ち壊すべく、ショートファットの楽しさをこれでもか! というくらい提案している。

斬新! 左右を入れ替えて乗れる「RAPTOR」
なかでもひと際ユニークなフォルムで復活を遂げた「RAPTOR」は、シーズン中の試乗会でも注目を集めていた。というのも、このモデル、左右非対称のアシンメトリーであることは明白だが、アシンメトリーであるがこそ普通は左右は決まっているものだが、なんと左右を入れ替えて乗ることもできるのだ。
するとテールの形状の違いから、インエッジとアウトエッジの有効エッジの長さが変わる。自ずとまったく別の乗り味となり、あたかも1台で2台の板を持っているような感覚で楽しめるというわけだ。

パウダー機としてはミニマムな170cmというレングスながら、クイックなターンが要求される日本の非圧雪ゾーンでその特徴が発揮され、走破性は抜群。形状から素材まで職人によってこだわって創られたSYNAPSE PROJECTの自信作だ。
3月に開催された’25ー26ニューモデル試乗会(@妙高高原スキー場)で、スタッフの塩見さんが「RAPTOR」を紹介してくれた。
Information
Bluemoris(ブルーモリス)
公式サイト:https://bluemoris.com/
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取扱い/株式会社ブルーモリス