K2/LINE/VOLKLの注目スキーモデルを一般ユーザーが本音レビュー

STEEP SKIBOOK」との連動企画。ニューモデル試乗会でユーザーに尋ねた。誌面ではカバーしきれなかったユーザーのインプレッションを紹介。
オールマウンテンスキーに強みを持ち、初心者から上級者まで対応する豊富なモデルと革新的なテクノロジーで人気老舗アメリカブランド K2。個性的なデザインと操作性の高さで若い世代を中心に、パークやフリースタイルスキーで圧倒的な支持を集める LINE。高品質なモノづくりと革新性で知られ、レースからフリーライドまで幅広いモデルを展開するドイツ発の老舗スキーメーカーVOLKL。3つのメーカーの今季注目スキー板を一般スキーヤーが本音レビュー。

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K2「MINDBENDER 96C W」のレビュー

MINDBENDER 96C W|D=131-96-119mm|L=148, 154, 160, 166, 172cm|R=14.1m(166cm)|¥97,000

圧雪からパウダーまで幅広く対応するオールマウンテンモデルで、96mmのウエスト幅が安定感と操作性のバランスを両立。荒れた雪面でもしっかりとした踏み心地と落ち着いた乗り味で、自信を持ってチャージできる。一本で山全体を楽しみたいスキーヤーにおすすめのモデル。

しなやかさと安定感が絶妙なバランス
膝に優しく、返りが強すぎない板を好む私にとって、このモデルは非常にフィットする一本。最近コブにも挑戦し始め、IDoneのファンとして滑走感には敏感ですが、この板にはオールマウンテンらしさに加えて、パウダー系に少ないしなやかさがある。柔らかすぎることもなく、滑走中に板が不安定に動くこともなく安定して滑ることができた。

評価

レビューワー

伊藤尚子さん

プロフィール

伊藤尚子さん
MyGearSki_IDone/Binding_LOOK/Boots_LANGE
滑り志向:基礎・パウダー・コブ/ホームゲレンデ:雫石、かぐら

LINE「OPTIC 96」のレビュー

OPTIC 96|D=129-96-111mm|L=156, 163, 170, 177, 184cm|R=18m (184cm)|¥140,800

高速域でも自信を持って滑りたいスキーヤーに最適な、受賞歴を誇る万能モデル「OPTIC 96」。LINE独自のGas Pedal Metal Overdrive™テクノロジーを搭載し、足元から前後方向に広がるチタン構造(シェブロン形状)が圧倒的なエッジグリップを実現。アイスバーンやハードパックでもしっかりと食いつき、荒れた雪面でもパワフルかつスムーズな滑走が可能。

軽快で疲れにくい万能モデル
ピステン、サイドカントリー、コブ、パークと、オールマウンテンのあらゆる地形で一日中楽しめる一本。軽さが際立ち、長時間滑っても疲れにくいのが好印象。カービングのしやすさも良かった。

評価

レビューワー

鈴木航さん

プロフィール

鈴木航さん
年間滑走日数=約20日
MyGear
Ski_SALOMON/Binding_SALOMON/Boots_NORDICA
身長:168㎝/体重:67kg/滑り志向:フリーライド/ホームゲレンデ:栂池

VOLKL「MANTRA 84」のレビュー

MANTRA 84|D=129-84-110mm|L= 163, 170, 177, 184cm|R(3D)=26.3/13.3/23.3m (170cm)|¥97,000

オンピステ・オフピステを問わず、あらゆる雪のコンディションや地形を自在に滑れる「オールマウンテン・フリーライド」カテゴリーの中心的存在であるMANTRAシリーズ。1本でシーズンを通して、さまざまなシチュエーションを縦横無尽に走破できる万能性が魅力。その中でもウエストが84と細く、操作性も高い一台。

オール5のグッドバランス
安定性が高く操作も自在。カービング性能も良い。

評価

レビューワー

森 直樹さん

プロフィール

森 直樹さん
年間滑走日数=約40日
MyGear
Ski_K2,SALOMON,HEAD/Binding_TYROLIA/Boots_ATOMIC,FISCHER
身長:167㎝/体重:58kg/滑り志向:フリーライド(BC)/ホームゲレンデ:
野麦峠

発売中の「STEEP SKI BOOK 2025」ではプロ/一般スキーヤー含めた、106人のレビューが見れる!

サポートを受けるライダーから一般の方々まで106名ものスキーヤーに参加いただいたインプレッション企画。ぜひ、気になっていたスキーを探してみて、スペックだけでは測りきれない感覚的な部分を探ってみてください。また、試乗した人たちが普段はどんなギアを使い、どこを滑っているか、身長や体重の体格といった細かな情報をフォローしています。それを踏まえてインプレッションを読み込むと、より鮮明なイメージが湧くはずです。さらに、ライダーであれば、Instagramやyoutubeでその滑走シーンを見ることもできるでしょう。多角的に情報を集めて、最高のスキーを選ぶために、大いに悩んで楽しみましょう。

【Ski Impression】誌面
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