普段は技術の完成度を追求している基礎スキーヤーのなかには、ときには自由な表現を楽しむフリーライドもいいかも、と思う人もいるだろう。新雪がたっぷりと積もった朝イチなら、パウダー滑走も新鮮に違いない。雪上で多数のモデルを試乗でき、豊富な知識とユーザーからの声などを統合してプロダクトを比較して評価できるプロショップのアドバイスは説得力がある。’24-25シーズン、視野を広げてフリーライドに挑戦する基礎スキーヤーたちに、その技術力が発揮できるお薦めファットスキーをプロショップに教えてもらおう。
※表示価格はすべて消費税込みとなっています
ARMADA|DECLIVITY92Ti

◆公式サイト:https://armadaskis.jp/
フリースキーに強いメーカーが販売しているカービング系スキーとして、「DECLIVITY」シリーズは人気でしょう! なかでもこのモデルをイチ推しします。ファットスキーか?と聞かれると少し不安ですが、センター幅92㎜は基礎系スキーヤーさんには太いと感じる形状でしょうから。
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PAPASU
オーナー/池田俊也さん

EXTREM |FORMULA 88

◆公式サイト:https://vinter.jp/extrem/
ファットスキーとしてはウェスト幅が88㎜と細身ではありますが、スペックがトップから138-88-119㎜、長さが174㎝でラディウスが11m、と他にはあまりない形状のスキーです。ラディウスだけでいくと、スラロームスキーと同じくらいの形状をしていますが、ウエストが広いため、ターン弧を自在に操ることができます。
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秀岳荘 北大店
Staff/登山・スキーマネージャ― 小路口稔さん

FACTION|DANCERシリーズ




◆公式サイト:https://jp.factionskis.com/
楽しく気持ちよく思いどおりのシュプールを描きたい! 型を追い求めるだけでなく、見ていて楽しそう♪な滑りをしているスキーヤーは格好いい☆ 好みのコンディションに合わせて、豊富なセンター幅からお気に入りをチョイスして!
DANCER1 …センター86㎜、軽快さ・スムーズさ・安定感を持ち合わせ、主にゲレンデで高いパフォーマンスを発揮するようデザインされたモデル
DANCER2…センター96㎜、さまざまなコンディション・地形に対応できる汎用性を備えたオールマウンテン・フリーライドを楽しむためのモデル
DANCER3…センター106㎜、ビッグラインを追いかけ、パウダーはじめあらゆるコンディションと地形で高いパフォーマンスを発揮するモデル
DANCER4…センター116㎜、ワイルドな山の深雪や荒れた雪でも最大限の浮力を発揮し、タフな状況下でもエアからストンプする安定性も備えたモデル
DANCERを片手にゲレンデへ通ってみよう、気がつけば誰よりカッコよく滑っている自分がいる‼︎
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CYCLE COMMUNICATION NATURAL
Staff/辻星子さん

FACTION|STUDIO3

◆公式サイト:https://jp.factionskis.com/
このスキーを選んだ理由は、ブランドイメージやデザインから受ける印象とはちょっと異なり、しっかりとした乗り味のスキーである点。そのなかでもしっかりと遊び心を大事にした乗り心地である点。この2点から「studio3」を選びました。基礎スキーでいうところの「型」にあえてはまらず、オーバーローテーションで滑ってみたり、飛んでみたり、回ってみたり、乗り物遊びの引き出しを増やせる、そんな一台です。
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石井スポーツ ヨドバシ甲府店
Staff/甘利祐貴さん

LINE|BLADE

◆公式サイト:https://elevateoutdoorcollective.com/
ラディウスがかなりタイトな設計で、雪面を切り裂くようにターンが可能なスキーです。板のウエスト幅はありますが、幅になれれば基礎スキーのように滑れる板ではないかと思います。また、板のウエストで浮力を得られるため、フリーライドやパウダーに興味がある基礎スキーヤーの導入にオススメしたいスキーです。
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TRUNKBASE
オーナー/丹野幹也さん

OGASAKA|E-TURN10.8


E-TURN10.8|D=140-108-126mm |L=178,183,188cm|R=18.7m (183cm)|¥140,800
◆公式サイト:https://www.ogasaka-ski.co.jp/
基礎スキーといえば!という感じのOGASAKA。その実バリバリFREESKIブランドである「BLASTRACK」も、OGASAKAの別ブランドです。そんななかでOGASAKAブランドのフリースキーモデルが「E-TURN」。BLASTRACKとも明らかに違う乗り味と、整地でのGRIP感と反応の良さは、まさにOGASAKAの基礎スキーに乗っているよう!!
それもそのはず、F.L.F(OGASAKAのHPで調べてください)を採用していますから。ほんとによくできたスキーです! '23-24-シーズンからはFREERIDERのヤマッキクス(山木匡浩氏)が開発に加わって、今後もさらに進化すること間違いなしです。
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サンワスポーツWEBSPORTS
Staff/大口 晋司

OGASAKA|ET10.8X

◆公式サイト:https://www.ogasaka-ski.co.jp/
OGASAKAが誇るファットスキー、「E-TURN」のヤマキックスこと山木匡浩プロシグネチャーモデル。「ET10.8X」は、山木プロがいちからテストを行って作られた限定モデルです。軽量で、日本の雪山にマッチしたスキーなので、ゲレンデからバックカントリー、ツリーランまで、高い機動力を発揮します。’23-24モデルの後継機になる「10.8X」は前年モデルより、よりしっかりとしたスキーに仕上がっています!
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Mt.Peaks
Staff/星倭人さん

VAN DEER-Red Bull Sports |FREERIDE 108


◆公式サイト:https://vandeer-redbull-sports.com/
マルセル・ヒルシャーのお気に入りの一台で、厳選された素材と数々の”魔法”により、パウダーでの浮力を保ちつつもハードバーンでのグリップ力、操作性や安定性も抜群のスキー。レーススキーと同様にウッドコア材から製造工程までレースルームで仕上げられ、オフピステ・スキーやオンピステでのフリーライディングに最適なオールマウンテンフリーライドスキーです。
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Xraeb sports(クレブスポーツ)
Staff/山田岳人さん

VECTORGLIDE|POLARVE Standard


POLARVE Standard|D=135-107-128mm |L=180,186cm|R=23.8m (180cm)|¥193,000
◆公式サイト:https://www.vectorglide-japan.com/
メタル構造により、パウダーにトップスピードで侵入しても安定感のあるターンを実現してくれる。もちろんハードパックされたゲレンデでカービングも楽しめる。
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Alpen Outdoors FLAGSHIP STORE札幌発寒店
Staff/スキーエキスパートアドバイザー 伊藤浩之さん
