中京・関西おすすめスキー場まとめ|トップシーズンにはサラサラの雪がしっかり降り積もる個性派ぞろい

中京エリアと呼ばれる 岐阜・愛知・三重の三県のうち、岐阜県にはスキー場が15ほどある。岐阜県のスキー場のほとんどが奥美濃エリアにあり、東海北陸道を取り囲む山々にスキー場が散らばっている。どんなスキー場なのか見てみよう!


個性にあふれ滑り巡ってみたくなる奥美濃エリア

トップシーズンにはサラサラの雪質でのパウダーライディングが楽しめるが、ロケーション的には、人工雪をうまく併用して長いシーズンを確保しているのが奥美濃エリアのスキー場だ。

個々のスキー場は、非圧雪ゾーンが充実、高速カービングターンが楽しめるロングコースが自慢、エキサイティングなモーグルコース、パークビギナーから上級者までレベルアップできる高機能パークを完備など、実にバラエティ豊かだ。スキー場激戦区なだけに 奥美濃エリアのスキー場はそれぞれに個性があって魅力的だ。


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【中京 エリアのスキー場】
名古屋からもアクセスしやすい奥美濃

ギュウギュウ詰めの面白さがリフト1本で!
スノーウェーブパーク白鳥高原|SNOWWAVE PARK SHIRATORI KOGEN

Photo/Zizo
提供:BRAVOSKI

最新のアイスクラッシュシステムをいち早く導入し、人工雪で11月半ばにはオープンという画期的なシーズインの速さ。密かな豪雪エリアとして知られるこの一帯には、ゲリラ豪雨ならぬゲリラ豪雪も度々あり、ドパウダーにヒットする期待も持てる。

ゲレンデ内にあえてコース規制を設けず、リフト下を含むどこでも滑り放題という自由度の高さがココの特長でもあり、スキーヤーにとっては嬉しい魅力。自然の地形が豊かで凹凸があり、急斜面やギャップも豊富。自慢の天然の大きな沢やウェーブが「スノーウェーブパーク」と名を冠した背景だ。まさにゲレンデ全体が巨大なパークのような感覚。

それでいてパークも超充実していて、トップシーズンのアイテムは20種類以上。とくに大きなキッカーは名物だ。さらには日本一の全長2kmのソリコースがある。コンパクトな山におもしろさがギュウギュウ詰めのこんなスキー場、ちょっと類を見ない。

トップ標高
1,276m
最長滑走
2,500m
標高差
176m
最大斜度
29°
コース数
11本
リフト
3本
ゴンドラ
-基
ロープウェー
-本

◆公式HP/http://www.siratori-k.jp/swp/


モーグル・非圧雪エリア・パーク全部が揃う
ウィングヒルズ白鳥リゾート|WINGHILLS SHIRATORI RESORT

スキー場の集中する奥美濃エリアのなかでも、とくにあか抜けた華やかな雰囲気で、活気に満ちているウイングヒルズ。その背景には、あの有名ショップ「アルペン」が経営母体というだけに、時代のニーズに合ったさまざまなサービスコンテンツの提供がある。

アイスクラッシュシステム(降雪機)活用によってシーズンインは11月上旬、機動力抜群の6人乗りゴンドラ、クオリティの高いパーク、ベースに控える天然温泉、標高1,000mの展望レストラン、そして特筆すべきは圧巻のレンタルギアの質と量。最新モデルを中心に2000アイテムを常備しているというから驚きだ。

ゲレンデはトップまで一気に運ぶゴンドラから3つのコースに分かれるレイアウト。2.8kmのダウンヒル、本格的なモーグルコースに、定評あるパウダーが満喫できる非圧雪コースもラインナップ。加えて昨シーズンから自己責任の滑走エリアも登場と、シーズンごとに進化し続けている驚きの最先端スキー場なのだ。

トップ標高
1,350m
最長滑走
3,500m
標高差
480m
最大斜度
35°
コース数
9本
リフト
3本
ゴンドラ
1基
ロープウェー
-本

◆公式HP/https://winghills.net/snow/


日本最長の営業時間・毎晩23時まで滑れる「ヨルダイナ」
ダイナランド|DYNALAND

これが大人気の「ヨルダイナ」

全17コースを持ち、西日本最大級のスケールを誇るダイナランド。山頂でつながる高鷲スノーパークとともに、シーズン中、朝から夜まで常に賑わっていると評判だ。

その背景は毎日23時まで営業している名物ナイターの「ヨルダイナ」。なんと2,800mのナイターロングライドができるのは日本有数。そして土日・祝日と年末年始は早朝6時からオープンしているという「アサダイナ」。朝と夜を合わせると最長で17時間と日本最長の営業時間となる。時間だけでなく、最長滑走距離も3,200mと圧巻の規模感だ。

地形を活かしたコースが揃い、新設されたツリーランコースやモーグル、ダウンヒル、パークなど、バラエティに富んだ構成となっている。

トップ標高
1,430m
最長滑走
3,200m
標高差
447m
最大斜度
38°
コース数
18本
リフト
5本
ゴンドラ
-基
ロープウェー
-本

◆公式HP/https://www.dynaland.co.jp/


ダイナランドと共通券でダブルスケールを楽しむ
高鷲スノーパーク|TAKASU SNOWPARK

標高1,550mというだけあって、雪質は良好なパウダースノーと、パウダー派にもチェックされるスキー場。ゲレンデ上部でつながるダイナランドも共通券で滑走可能。ダイナランドに並ぶスケールの高鷲スノーパークなので、2つのビッグゲレンデを自在に行き来できることで楽しみも2倍だ。

その最長滑走距離は4,800m、その他にも4,000mを超えるロングコースが2本あり、ロングクルージングを楽しむのに最適。ゲレンデトップの標高1,550mまで、15人乗りの全長2,700mのゴンドラが運んでくれるので、悪天候の日でも寒い思いをすることなく、ゴンドラでグルグルと滑り込めるのも嬉しいところ。

非圧雪コースも年々拡張している高鷲スノーパーク。北向き斜面のツリーランコースでは心ゆくまでパウダーが楽しめる。飛び系には、世界基準を満たす約120m高さ7mのスーパーパイプをはじめアイテムの充実したスノーパークで人気だ。

トップ標高
1,550m
最長滑走
4,900m
標高差
600m
最大斜度
40°
コース数
13本
リフト
4本
ゴンドラ
1基
ロープウェー
-本

◆公式HP/https://www.takasu.gr.jp/


奥美濃一の標高1,600mから望む大パノラマ
めいほう|MEIHO

1,600mと奥美濃エリアで一番の標高となる、めいほうスキー場。山頂からは雄大な北アルプスや白山連峰などのパノラマビューが楽しめる。

14本のコースレイアウトは、初中級レベルが80%ではあるが、38度の急斜面、最長滑走距離は5,000mのロングコース、1,000mを超える林間コースや最大幅200mのワイドなバーンなど、バラエティ豊か。高速クワッドで効率的にまわせるのも便利だ。

写真は上級の「γ900」。山頂からの900mのコースで最大斜度34度。雪の降った翌朝はパウダーが楽しめ、雪が降らないと長いナチュラルコブバーンに。これだけ長いコブ斜面はなかなかないと評判だ。

トップ標高
1,600m
最長滑走
5,000m
標高差
700m
最大斜度
38°
コース数
14本
リフト
5本
ゴンドラ
-基
ロープウェー
-本

◆公式HP/https://www.meihoski.co.jp/winter/


土曜の夜はオールナイト・スケールもビッグ
鷲ヶ岳|WASHIGATAKE

上級コースの35度の壁は怖すぎて通称「サダコ」とか

東海北陸道の高鷲ICよりわずか3分。雪道運転をする必要もなく到着できる、超便利なロケーションにある鷲ヶ岳スキー場。大量のスノーマシンを導入しており、雪不足のシーズンも安定したコンディションが楽しめる。

鷲ヶ岳の名物が、土曜日のオールナイト。早朝6時から翌日18時までノンストップのロングラン営業は岐阜県でここだけ。エリア屈指の大きなパークも飛び系スキーヤー・スノーボーダーのリピーターの多い人気の理由だ。

全13コース。幅が400mもあるワイドなバーンが広がり、開放感に溢れている。5本のリフトのうち、3つがクワッドリフトなので機動力も高い。林間コースやロングの上級者コースも人気を集めている。共通リフト券で隣のホワイトピアたかすも滑走可能。26コースが滑れるスケールは西日本有数だ

トップ標高
1,350m
最長滑走
3,500m
標高差
440m
最大斜度
35°
コース数
13本
リフト
4本
ゴンドラ
-基
ロープウェー
-本

◆公式HP/https://ski.washigatake.jp/


【関西エリア】
滋賀県・兵庫県のスキー場

レイクビューの京阪神No.1ゲレンデ
びわ湖バレイ|BIWAKO-VALLEY

京都東ICから約40分とアクセスもよく、京阪神エリアのなかでも群を抜く人気なのが、びわ湖バレイ。その理由は、やはり琵琶湖を眺めながら爽快なライディングができる美しいロケーション。そして、天然雪を人工雪で補い、シーズンを通して豊富な雪量と安定した雪質のグッドコンディションを維持していることもある。

ゲレンデは9コースのレイアウトで、ボトムからロープウェイで一気に山頂へアクセス。9本のうち6コースが滑走距離1,000m以上と滑り応えは十分。天然コブのコースや美しい森のなかのツリーランコース、降雪時には非圧雪コースも開放され、変化に富んだ多彩なコースが味わえる。

びわ湖バレイを「一度は絶対に行ってみるべき」とする大人気スポットが標高1,000mの山頂に建つ「びわ湖テラス」。ヨーロピアンリゾートのような高級感漂うデザイナーズ空間で、デッキからは息を呑む日本一のびわ湖ビューが望める。

トップ標高
1,174m
最長滑走
1,400m
標高差
224m
最大斜度
30°
コース数
9本
リフト
5本
ゴンドラ
-基
ロープウェー
1本

◆公式HP/https://www.biwako-valley.com/winter/


日本のスキー場人気ランキング第1位!の呼び声高き
グランスノー奥伊吹|GRANSNOW OKUIBUKI

名古屋からわずか50分、京都から80分、大阪から100分、関西圏・中部圏のクルマ派にとってはインターからも30分と近くて、日帰りトリップには絶好だ。駐車場も2,700台収容とメガサイズ、ゲレンデに直行できるエレベーターもあるので、駐車場からの移動も快適だ。

ゲレンデは奥行のあるコースレイアウトで、パウダーや急斜面、ロングランなど多彩なフリースキーが楽しめるコースがある。全14コース中で4本のエキスパートコースを持ち、スキーヤー専用の1本もある。日本一と銘打つ最大斜度46度という急斜面や非圧雪コース、ブナ林のツリーラン、オリンピアも生んだモーグルバーン、スノーパークももちろんアリと、自分のレベルや嗜好に合わせて遊ぶのに申し分のない懐の深さ。

晴れた日には美しい御岳山や遠く白馬連山が望めるのも魅力だ。また、ゲレンデにはDJによるライブが流れてハッピームード、さまざまなお得なサービスデーがあり、ゲストを喜ばせる仕掛けがてんこ盛りのスキー場で、スキー場人気ランキング全国1位(「ウェザーニュースの全国スキー場人気ランキング2020-21調べ)に輝いたことも納得だ。

トップ標高
1,250m
最長滑走
2,500m
標高差
550m
最大斜度
46°
コース数
13本
リフト
9本
ゴンドラ
-基
ロープウェー
-本

◆公式HP/okuibuki.co.jp

※2024年1月末時点での情報です。詳細は各スキー場の公式HPをご参照ください。

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