ついに10年ぶりのフルモデルチェンジ──新生「UBAC」登場!|'25-26 ZAG(ザグ)

フランス・シャモニーに拠点を構えるスキーブランド、ZAG(ザグ)。モンブラン山群の過酷な地形で磨かれた製品開発力により、バックカントリーを中心とした高機能スキーを手がけ、ヨーロッパを中心に多くの山岳スキーヤーから厚い信頼を得ている。

そんなZAGが展開するツーリングスキーの定番モデル「UBAC」が、ついに10年ぶりとなるフルモデルチェンジを果たした。

従来モデルから高く評価されていた“直感的な操作性”と“登攀に耐える軽さ”はしっかりと継承。そこに新たなフィーリングと滑走安定性が加わり、これまで以上に幅広い雪質・地形に対応できる1本として、UBACが生まれ変わった。

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エッジグリップとコントロール性を高める再設計

新UBACでは、控えめなキャンバーと抑えたロッカー形状を採用。これによりスキー全体の接地感が増し、硬いバーンや変化の激しい雪面でも安定した滑走を可能にする。とくに注目すべきは新しいフレックスバランス。足元にはしなやかさを持たせつつ、トップとテールにはしっかりと剛性を持たせることで、ターンの導入がよりスムーズに。ターン後半までエッジがしっかりと雪面を捉え、レスポンスの高い滑りを実現している。

荒れた雪面や斜度の変化が大きいシチュエーションでも、スキーがブレることなく、意図したラインをトレースできる安心感が魅力だ。

新素材と構造で軽量性と耐久性を両立


UBAC 95|D=129.5-95-114.5mm (173cm)|L=158, 166, 173, 178, 185cm|R=18m (173cm)|¥105,000

コア材には、ブランドのフリーライドモデルであるSLAPシリーズでも採用されているポプラ&パウロニアのハイブリッドコアを使用。パウロニアの軽さとポプラのしなやかさを組み合わせることで、軽量ながらしっかりと踏み応えのある滑走感を実現している。

さらに、トップシートには耐摩耗性の高い新素材を採用し、バックカントリーで避けられないハードな使用環境にも対応。また、新しいセミキャップ構造により、軽量性を損なうことなくサイドウォールの耐久性とエッジの保護性能を強化している。


UBAC 108|D=141.5-108-127mm (180cm)|L=173, 180, 183cm|R=20m (180cm)|¥125,000

加えて、ビンディング取付部の補強には、従来のフェノール樹脂からチターナルプレートへとアップグレード。パワー伝達性と耐久性が向上し、アグレッシブな滑走や繰り返されるビンディングの脱着にも耐える設計だ。


新しいUBACは、単なる軽量ツーリングモデルにとどまらない。過酷な登攀、荒れたバーン、深雪、そして滑走ラインに対するこだわり──そのすべてに応える1本として、これからのバックカントリースキーをリードしていく存在となるはずだ。

Information

ZAG(ザグ)

公式サイト:https://strandsgear.com/brands/zag/
公式SNS:InstagramFacebookYouTube

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