’24-25 プロショップが推す「フリーライドブーツ」は？

さまざまなブランドを横断的に見て、雪の上でも自ら試乗したり、ユーザーからのフィードバックを蓄積しているプロショップのスタッフは、良質を見極める力が高い。そこで、’24-25季のニューモデルから「オススメしたいブーツ」を教えてもらおう。

※価格はすべて税込み表示です

ATOMIC ｜HAWX PRIME XTD130 BOA GW

◆公式HP／https://atomicsnow.jp/

100㎜ラストのミディアムボリュームのブーツ。このブーツの登場により足幅の広い方にも履いていただけるようになりました。インナーブーツは従来のMIMIC LINERと比べて「パワーアンクルロック」という、くるぶし周りにパッドが配置されたことで、足首、かかと周りのホールドがさらに良くなりました。

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HEAD｜KORE130MV

◆公式HP／https://www.head.com/ja_JP/

このブーツを選んだ最大の要因は「レーシングブーツRAPTORシリーズとアングル設定が同じ」だからです。バックカントリー用ブーツは歩くことも考慮して前傾角を起こしている傾向にありますが、KOREに関しては同セッティングです。それによる滑走性能への影響は絶大で、前後にバランスを崩してしまうユーザーにはぜひ試してほしいブーツです。 　

また、ブーツに対して斜め方向へのアクションがしやすいのも特徴の一つです。アルペン的な動きを好むユーザーにも強くお勧めしたいブーツです。

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K2｜BFC110 BOA

◆公式HP／https://elevateoutdoorcollective.com/

’23-24シーズンから一般販売されたスキーブーツ用BOAシステム！
実際のところかなり革新的かつ実用的なシステムで、ある意味このシステムがデフォルトになるやもと思われます。そんななか、あくまで私的な考えでは、上級者よりも初・中級者ほどBOAシステムの恩恵を置けるのではないかと思っていました。「BFC BOA」はまさにそこを狙ってきたかのようで、’24-25シーズンイチオシ！とさせていただきました。

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K2 ｜DIVERGE SC

◆公式HP／ https://elevateoutdoorcollective.com/

K2ブーツの3ピースモデル。アルペンビンディングとテックビンディング、共に使用できる。このブーツの1番の魅力は、このブーツでなんでもこなせるという点。 自分の場合は、ゲレンデ、パウダー、バックカントリー、パーク、すべてこの1足を使用します。かなりハードに使う場面もありますが、今まで故障したことがない。ウォークモードもついていますが、ブーツ自体かなり頑丈であるというのも良い点です。オールラウンドになんでもしたいスキーヤーにはうってつけのモデルです。

テックビン対応のウォークモード付ブーツにして、パークライディングにも使える「何でも屋」。 旧FTブーツのなかでは硬めの部類ですが、逆にパワー伝達が良いです。 モードチェンジが若干面倒なので使い手を選びますが、エキスパートには非常におすすめです。

K2｜METHOD

◆公式HP／https://elevateoutdoorcollective.com/

スニーカーみたいに足が入る、フリースキーのエントリー向けブーツです。柔らかめのフレックスで、低速～中速域までのスピードで動きやすく、快適にフリーランが楽しめます。店舗で購入すればインナー＋アウターシェルまで熱成形が可能で、当たりの心配も出づらいブーツです。レジャーとしてクルージングをメインに楽しんでいるスキーヤーにも特におすすめしたいブーツです。

K2 ｜ METHOD B&E

◆公式HP／ https://elevateoutdoorcollective.com/

言わずと知れた生きるレジェンドスキーヤーのデュオ、フィルとヘンリックのシグネイチャーブーツ★　斬新なアシンメトリーデザインに、二人の独創的なライディングスタイルを生み出す秘密が詰め込まれている！　まるでスニーカー⁉︎　自分の足裏で操作をしているようなフィーリングで、板捌きも自由自在♪　まさにフリーライディングにぴったりの一足☆

新カラーになって登場！　右が白か？左が白か？開けてみないとどちらの色かわからないワクワク感がスキーヤーの心をわし掴み！　オシャレなブーツなだけでなく、フリースタイルスキーヤーのパフォーマンスを最大限発揮してくれるブーツです。'23-24モデルからゴム製ストラップになったことで、衝撃の吸収やテイクオフのパワー伝達が向上しています。

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K2｜MINDBENDER 130 BOA

◆公式HP／ https://elevateoutdoorcollective.com/

スキー用BOAシステムの先駆けともいえるブーツで、もともと履き心地に定評のあった「MINDBENDER」にBOAの包み込むフィット感がとてもマッチしており、さらに完成度の高いものになっています。その快適なフィットと扱いやすいウォークモードなどの機能は、BCに限らずゲレンデ用途にも最高のブーツです！　フレックスも選べるので、スキーレベル問わずに選んでいただけます。

K2｜REVOLVE TW

◆公式HP／ https://elevateoutdoorcollective.com/

間違いないブーツでしょう！　ゲレンデからパーク、一般スキーヤーさんでもフリースキーヤーさんでも満足できる1足。 FTより継承しているシェル形状に熱成型タイプのラッピングインナーにグリップウォーク、しっかりと締まるパワーベルトと装備もバッチリです。 モーグルには「REVOLVE PRO」がオススメですが、幅広いスキーヤーさんにオススメは「REVOLVE TW」ですね！ プロモデルながらフレックス「100」で充実の装備！

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LANGE｜ RS 110 SC

◆公式HP／https://rossignol.co.jp/

’24-25モデルはフルモデルチェンジといっても過言でないブーツとして登場です！　細かな部分まで見直し、よりフィット感が良くより動きやすいブーツになっています。基礎スキーヤーさんに人気のLANGEブーツですが、ゲレンデでの滑りやパーク、モーグルなどをメインにしているフリースキーヤーさんにもぜひ選んでみて欲しい！ グリップウォークやウォークモードなどは装備されていませんので、主にゲレンデメインのスキーヤーさんに！

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NORDICA｜UNLIMITED LT 130 DYN　

◆公式HP／https://www.tecnica-group.com/

インナーのくるぶしにはコルクが入っており、フィット感が向上。シェルの薄さが足全体をラッピングしてくれるので、パワー伝達もスムーズに行えます。

「UNLIMITED LT130 DYN」は、昨年フルモデルチェンジしたNORDICAのUNLIMITEDシリーズのフラッグシップモデルです。'24-25シーズンは継続となりますが、デビューシーズンの人気は爆発的でした。ブーツ強度、ウォークモードの可動域に長けているブーツです。「130LT」のみソールがミシュラン製ゴムソールになります！

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PHAENOM｜fs 01 100

◆公式HP／https://www.phaenom-footwear.com/

’24-25シーズンから販売を開始するまったく新しいスキーブーツブランド「PHAENOM（フェノム）」！！フリースキーに特化したブランドで、2モデル8機種のラインナップです。

構造的には3ピースブーツのロアシェル・シェルタンに2ピースブーツのアッパーカフを組み合わせ、バックルはあえて2個+幅広のパワーバンドという革新的な構成になっています！　確かにレーシングやデモを意識しないのであれば、必要にして十分な構造かと思われます。思ったよりフィット感もよく、しっかりしている(しっかりしすぎ…)のでいい感じです。

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PHAENOM ｜ fs01 110

◆公式HP／https://www.phaenom-footwear.com/

シェル全体の型から細かいパーツまで、一切の妥協のない本格派ブーツ。試着の段階で4バックルに負けないホールド感を実感しました。 ストレスなく包み込まれる感覚は、３ピース構造のシェルの各部位の形状や高さのバランスと、大き目のバックルによるものでしょう。さらにインナーとLenzインソールも合わさり踵をしっかりホールド、ここも重要ポイントですね。 インナーのグリッドアウターソールとLenzインソールにより、ダメージ蓄積の軽減も期待できそうです。

あとはアッパーの極太パワーベルト、とても安心感があります。基本はしっかり締めますが、板や遊び方に応じて少し緩めても良いかもしれません。このパワーベルトがあるのでフレックスは110をチョイスしました。もっと硬めが好みの方は、120や130を選んで下さい。 パーツそれぞれの完成度が高いので、購入後そのままの状態で手を加えずに使えそうなのも魅力です。

さらに環境配慮、3Rをしっかり意識した製造工程となっています。 バックカントリーを楽しむ方向けのウォークモードとピン付きのfreerideシリーズもあります。 最後にアルペンレーサーも納得できる程の作りなので、お手軽でファジーなブーツを探している方にはあまりオススメしません。

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SALOMON｜S/PRO SUPRA BOA 120GW

◆公式HP／https://salomon.jp/

BOAシステム搭載ブーツで快適なフィット感を出せるブーツ。さらにカスタムシェル(熱成型)をすることで、 より自分の足にフィットし、ストレスを感じることなく滑りが楽しめます。 フレックスも、130、120、110、レディースモデルの105、95と、自分に合わせたフレックスを選択できる。 快適さと機能性を兼ね備えた万能ブーツ。

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SCARPA｜MAESTRALE

◆公式HP／https://www.lostarrow.co.jp/scarpa/

BCツアーブーツの定番マエストラーレがフルモデルチェンジされ、新設計のニューモデルに生まれ変わりました！　さらなる軽量化に加えラストも広がり、履きやすく扱いやすくなり、実際2024シーズンに一番売れているBCツアーブーツになっています。ツアーブーツの基準になるモデルなので、ブーツのお買い換えを検討中の方にはまずお試しいただきたい１足です。

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SCARPA｜ TX PRO

◆公式HP／https://www.lostarrow.co.jp/scarpa/

10数年ぶりのフルモデルチェンジ。既存のモデルより軽量になり、ウォークモードの可動域が現在の22度から62度へ。特に後方への動きが広くなり、ツアーブーツと遜色ない歩きやすさになりました。