この週末、どこに滑りにいくべきか?!「日本一滑る気象予報士」兵頭哲二がこの週末のパウダーを予測する。
今週末の概況

皆さん、山に行かれてますか? いよいよトップシーズンですね。
それでも1月に入ってもいまのところ、寒波らしい寒波はなく、山沿いの地域の積雪は平年並み以下……というところも多いようです。この間の雪の降り方は、冬型の気圧配置が続くのではなく、低気圧の通過に伴って気温が一時的に上がり、いったん雨が降った後に雪が降るということが繰り返されていて、なかなか積雪が増えづらい状況です。
ただ、それでもまったく雪が降らないわけではないので、繰り返し新雪の感触を楽しめるというふうにとらえることもできそうです。
とはいえ、寒波にきてほしいと思っている皆さんも多いことでしょう。
実は、来週火曜日ごろから待望の本格的な長期寒波が予想されています。まだどのくらいの雪が降るかはっきりと示すことはできませんが、積雪が増えることが期待されます。そうなれば、長くシーズンを楽しむことができるので期待したいですね。
さて一方で、この週末はというと、山においても雨になってしまう所がありそうで、雪が降るのは北海道や東北北部、標高の高いエリアに限られそうです。バックカントリー(BC)エリアでは、この雨による雪面の亀裂や雪崩の発生に注意してください。さらに、1/16日から17日にかけて、本州の広い範囲で黄砂の飛来が予想されています。スキーのワックス選びやメンテナンスに気をつけたい週末となりそうです。
1月16日(金)にかけて

1月15日(木)の夜は低気圧が東北を通過、暖気が北上し、一時、1500m付近の0℃線(雪が降るかどうかの目安となる気温0°Cのライン)は東北南部まで北上、北海道や東北北部、標高の高いエリアを除き雨が降るでしょう。急斜面のエリアやBCエリアは雪崩の発生に注意してください。1月16日(金)は一時的に西高東低の気圧配置となり寒気が入りますが、あまり南下せず、標高の低い東北南部や北陸エリアでは雨の降る所がありそうです。また、本州では広く黄砂が飛ぶ予想です。



【北海道エリア】
16日にかけて日本海側はくもり、太平洋側は晴れる所が多いでしょう。15日夜雪の降る所もサラッと積もる程度でしょう。南西部の渡島半島付近は16日にかけやや風の強い予想です。
【東北エリア】
15日の夜は、南部は標高の高いエリアも雨になる所が多いでしょう。ただ、日付が変わってからは次第に寒気が入るので、標高の高いエリアの雨は朝までに雪になりそうです。標高の低いエリアは雨の所があるでしょう。日中は雪や雨は弱まる見込みですが、標高の高いエリアは西寄りの風が強いため、リフトの運行に影響が出る可能性があります。また、南部は黄砂が飛びそうです。
【湯沢エリア】
15日の夜は一時雨やみぞれの降る所があるでしょう。16日ははじめ湿った雪の降ることもある見込みですが、次第にくもりとなりそうです。朝はやや風が強いですが、次第におさまってくるでしょう。黄砂が飛ぶ見込みです。
【信越エリア】
15日の夜からくもりとなるでしょう。朝にかけ湿った雪の降ることがありそうです。ただ、それほど積もることはないでしょう。16日の日中はくもりで、日の差すこともある見込みです。黄砂が飛ぶでしょう。
【上越エリア】
16日の朝にかけて雨が降るでしょう。クラストができたり、なだれの発生に注意してください。あす日中は晴れたりくもったりの見込みです。風は弱いでしょう。黄砂が飛ぶ見込みです。
【その他エリア】
15日の夜は雨の降る所があるでしょう。16日は西日本は晴れる見込みです。気温も高く黄砂が飛びますので、ワックスや滑走後の板のメンテナンスに注意しましょう。
1月17日(土)にかけて

16日の夜は日本付近は気圧の尾根となり、雪や雨の降る所は少ないでしょう。新たな雪はあまり期待できません。17日の日中は低気圧が再び東北地方を通過し、雨や雪の降る所がある見込みです。15日比べて、標高の低いエリアでも雪になる所がやや多くなる見込みです。17日も黄砂が飛びますので、ワックス選びや滑走後のメンテナンスはご注意ください。



【北海道エリア】
引き続き、日本海側ではくもり、太平洋側は晴れる所が多いでしょう。風もおだやかな状態が続きそうです。
【東北エリア】
16日の夜は次第に雪は止むでしょう。17日は午後低気圧が通過し雪や雨が降るでしょう。標高の低いエリアは湿った雪、または雨となる見込みです。低気圧周辺は大気の状態が不安定となるため落雷や突風などにも注意してください。風が強まるため、リフトの運行に影響が出る場合もありそうです。南部は黄砂が飛ぶ可能性があります。
【湯沢エリア】
17日はおおむね晴れるでしょう。風も穏やかな見込みです。黄砂に注意してください。夜は雪が降り出すでしょう。
【信越エリア】
17日はおおむね晴れるでしょう。風も穏やかな見込みです。黄砂に注意してください。夕方から雪や雨が降り出すでしょう。
【上越エリア】
17日は午前中心に晴れるでしょう。昼過ぎごろから雪や雨が降り出す見込みです。黄砂に注意してください
【その他エリア】
西日本は広く晴れるでしょう。黄砂が飛びますのでワックスやメンテナンスに注意してください。
1月18日(日)にかけて

17日の夜からは冬型の気圧配置となって寒気が流れ込む見込みです。このため、北日本や北陸の山沿い中心に18日の朝にかけて雪の積もる所がある見込みです。降雪量は多くない見込みですが、3日間の中では一番コンディションが良いでしょう。日中は次第に雪は止む見込みです。また、黄砂も九州以外はあまり飛ばない見込みです。


【北海道エリア】
17日の夜から明け方にかけて冬型の気圧配置や低気圧の影響で雪が降るでしょう。局地的に強く降る所もありそうです。日中も北風が強く、日本海側では雪や吹雪となるでしょう。最新の気象情報に注意してください。
【東北エリア】
17日の夜から冬型の気圧配置となり、北部の山沿い中心に雪が積もるでしょう。日中は北西の風が強く、雪が降ったり止んだりで吹雪く所もある見込みです。標高の高いエリアはリフトの運行に影響が出る可能性がありそうです。
【湯沢エリア】
18日は久しぶりの新雪を楽しめそうです。ただ、北風が強い可能性がありますので、リフトの運行情報をよくチェックしてください。
【信越エリア】
18日はうっすら雪が積もるかもしれません。日中はくもりで時折雪が混じるかもしれません。
【上越エリア】
18日の朝は多少雪が積もりそうです。久しぶりの新雪の感触を楽しんでください。日中はくもりとなるでしょう。
【その他エリア】
18日は日本海側で曇る所もありますが、おおむね晴れるでしょう。九州は黄砂が飛ぶ予想ですが、その他は落ち着きそうです。
最後に
この週末はあまり降雪はなさそうですが、20日(火)からは本格的な寒波が到来し、全国的に気温が下がり、日本海側では雪の降る日が続く見込みです。1週間前後寒波の影響が続く見込みですので、積雪の増える所もでてくるでしょう。今後の降雪に期待しましょう。


