この週末、どこに滑りにいくべきか?!「日本一滑る気象予報士」兵頭哲二がこの週末のパウダーを予測する。
今週末の概況
予報通り寒波が来ています。この週末にかけても寒波の影響が続くため、毎日のように山では雪が降るでしょう。一方で、雪が降り続くことでスキー場や山へのアクセスは悪くなる場合もあります。しっかりと装備を整え、交通上のチェックも忘れないでくださいね。
また、バックカントリーでは大量の降雪により雪崩の危険性が高くなっています。雪山の装備や最新情報の確認、リスク管理を適切に行ってください。この先、日曜日にかけて冬型の気圧配置が続きますが、雪の多く降るエリアは変わっていきそうですので、詳しく見ていきましょう。
1月23日(金)にかけて

1月22日(木)の夜、北海道日本海側に小低気圧が発生、明日にかけ北海道に接近する見込み。また、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が明日朝にかけ若狭湾付近を指向し(指向:方向に向かう)、夜は北陸地方を指向するでしょう。東北地方は明日にかけて西寄りの風が続くでしょう。


【北海道エリア】
23日(金)にかけて、西寄りの風が吹き付ける日本海側を中心に、雪が降るでしょう。小低気圧に近い、留萌や宗谷地方ではドカ雪や大荒れの天気となる可能性があるため、リフトの運行状況に注意してください。明日の朝にかけてはニセコなどでもサラッと新雪が積もるでしょう。
【東北エリア】
23日(金)は、西寄りの風が強く引き続き雪や吹雪となるでしょう。風は強いですが、時折日の差すこともありそうです。今夜も十分な雪が予想され、20センチ前後の新雪が朝までに積もりそうです。
【湯沢エリア】
23日(金)は、南西の風と北西の風が中越地方で収束し、雪雲が発達する予想になっています。今夜はその南側に入る苗場やかぐらよりも、八海山などで大雪の予想となっており、明日日中も大雪が続きそうです。場合によってはオープンの遅れやクローズがあるかもしれませんので、スキー場発表の情報をよく確認してください。
【信越エリア】
23日(金)は、前述の収束帯JPCZの南側となり、曇りや晴れとなりそうです。ただ、収束帯が南にずれると雪になる可能性もあります。今夜は雪はあまり降らず、明日朝はサラッと積もる程度となるでしょう。
【上越エリア】
23日(金)の朝は、JPCZが若狭湾付近を指向するため、相対的な高圧部となり、風が弱く曇りや晴れとなるでしょう。今夜もあまり雪は降らない見込みです。
【その他エリア】
23日(金)の朝にかけJPCZは若狭湾付近を指向し、明日は次第に北陸地方に向かう見込みです。奥伊吹や鷲ヶ岳などはまとまった雪が今夜降り、明日も雪が続くでしょう。西日本も明日にかけ新雪が積もりそうです。
1月24日(土)にかけて

24日(土)は、JPCZが北陸から東北南部を指向する見込みです。日本海沿岸部で降雪が多くなり、内陸は雪があまり降らないところがあるでしょう。


【北海道エリア】
日本海北部に新たな小低気圧が発生し、次第に近づく見込みです。現時点の予想では日中はまだ近づかないため、大荒れにはならないとみていますが、最新の予報を確認するようにしてください。日本海側は前夜から10センチほど雪の積もるところが多いでしょう。
【東北エリア】
24日(土)は、明け方から朝にJPCZが山形県付近を指向する予想です。山形県の中西部や福島県の会津地方では雪が一時強く降る可能性があるでしょう。朝にかけても20センチから30センチほど雪が積もるところもありそうです。一方、東北北部や奥羽山脈はあまり雪は降らず、晴れ間が出ることもありそうです。朝にかけても、東北北部や奥羽山脈沿いは積雪はあまり多くは増えないでしょう。
【湯沢エリア】
24日(土)は、JPCZが次第に南下してくる見込みです。八海山周辺は朝にかけてもまとまった雪が降り、朝はドパウの可能性あり。苗場やかぐらは朝の積雪は少なめですが、日中は次第に雪が強まるでしょう。
【信越エリア】
24日(土)は、PCZの南下に伴い雪が次第に強まるでしょう。午後は強く降りそうです。朝にかけての積雪は少なく、サラッと積もる程度となるでしょう。朝は圧雪バーン、午後にパウダーを滑るなんてことができるかもしれませんね。
【上越エリア】
北西の季節風が吹き、どこも一日パウダー祭りとなりそう。朝にかけても白馬周辺はしっかり雪が積もる見込みです。帰りは車を掘り出すのが大変かもしれません。
【その他エリア】
鷲ヶ岳など岐阜エリアは、日中雪が次第に強まりそう。西日本エリアも朝にかけて積もり、日中も雪が続く見込みです。新雪の感触を楽しんでください!
1月25日(日)にかけて

24日(土)の夜からは再び強い冬型の気圧配置となるでしょう。北日本から北陸の山沿いでは大雪となるところがある見込みです。JPCZは弱まりつつも近畿から山陰を指向する見込み。週末まで広い範囲で新雪を存分に楽しめるでしょう。

【北海道エリア】
24日(土)の夜に小低気圧が宗谷地方を通過、日曜日は西寄りの風で雪が降る見込み。日本海側を中心に朝にかけて雪が積もり、日中も雪が降ったり止んだりでしょう。
【東北エリア】
25日(日)は、再び強い冬型の気圧配置。奥羽山脈周辺も雪が降りそうです。風が強まるので、リフトの運行などに支障が出ないかHPでチェックしてください。
【湯沢エリア】
24日(土)からJPCZが南下し、北西の季節風が強まります。このため朝にかけてドカ雪の予想。週末をドパウで締めちゃうのはいかがでしょう! 25日(日)の日中も雪が降り続く見込み。リセットパウダーが続きそうです。
【信越エリア】
24日(土)の夜から雪が強まり、朝は大量の積雪の見込み。日中も雪が続くため、こちらもパウダー祭り開催の予想です。
【上越エリア】
同じくJPCZの南下で寒気も強まり、朝にかけてドパウ予想。日中も雪が続くでしょう。
【その他エリア】
近畿や岐阜周辺もまとまった雪が積もりそう。西日本エリアも雪が降り、日曜日までゲレンデは最高の状態をキープできそうです。
最後に
寒波は日曜日でいったん落ち着きますが、実はその先も寒気の流れ込みが予想されています。今シーズンはまだまだ楽しみな日が続きそうですよ。写真はきのう(1月21日)蔵王温泉スキー場で撮った樹氷「アイスモンスター」です。こちらも寒波のおかげで立派に成長してきています。


