オリンピアたちのパイプトリックを可能にしたスキー|男子スキーハーフパイプ

Milano Cortina 2026 Olympics - Men's Freeski Half pipe Victory Ceremony - Gold medallist Alex Ferreira of USA with silver medallist Henry Sildaru of Estonia and bronze medallist Brendan Mackay of Canada/ Photo:UPI/アフロ

ミラノ・コルティナ五輪、トップ選手たちがパイプで使っていたスキーがやはり気になる!  決勝を戦った選手たちのスキーをチェックしよう。

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ハーフパイプで選手たちが使うスキー

ミラノ・コルティナ五輪が終わった。男子スキーハーフパイプの表彰台は、スロープスタイルやビッグエアとは違った顔ぶれとなり、ハーフパイプの滑りに求められるテクニックや表現力に注目が集まった。熾烈な空中戦を支えたトップ選手たちの履いていたスキーはどのようなものか?

かつてソチ五輪のハーフパイプで戦い、現在全日本フリースタイルスキーチームのヘッドコーチを務める津田健太朗氏によると
「ハーフパイプなら、ハイスピードのコースになるので、そんなに柔らかい板ではなくて、しっかりした板で、ウエスト幅の太さは90㎜くらいを中心に100㎜くらいまででしょうか。最近少し太い板もみんな使うようになっている印象ですね。長さは自分の身長や好みで決まってくると思います」

まずはリザルトがコチラ。

優勝したUSAのアレックス・フェレイラは、25 W-CUPのハープパイプの総合チャンピオン。安定感のある滑りで金メダルに輝いた。五輪3大会連続のメダル獲得だ。銀は、19歳で五輪初出場のエストニアのヘンリー・シルダル、2本目まではトップにいたが3本目のランでわずかに抜かれてしまった。銅は、3本目で自己ベストのスコアを叩き出したカナダのブレンダン・マッケイ、エアが圧倒的に高かった。

▼ハーフパイプ当日のハイライト映像
https://www.olympics.com/ja/milano-cortina-2026/videos/alex-ferreira-produces-late-freeski-halfpipe-heroics-to-win-gold-milano-cortina-2026

決勝に残ったライダーたちの使用スキーをチェック!

今大会のスキーハーフパイプは、スノーボードのハープパイプと同じコース。パイプのスペックは、長さ198m・斜度18度・コース幅21.1m・ウォールの高さ7.2mというスペックだった。この巨大パイプで、世界の頂点を競う熾烈なバトルを支えたスキーはなにか? 

まず、選手たちの使用ブランド率をチェックしてみよう。栄えあるオリンピック出場権を獲得して、予選に出場した25名の選手たちが履いていたスキーブランドは、このようなデータがとれた。

VÖLKLが56%のシェアをとり圧巻。次いで20%でATOMIC。3番手は8%でHEADだった。25名内でのシェア率なので、56%は14名、20%は5名、8%は2名が使用、4%は1名が使用していた、ということになる。一方、スロープスタイルとビッグエアでは、FACTIONがVÖLKLに次いで使用率が高かった。

では、次に決勝のリザルトから上位順に選手たちの使用スキーを見ていこう。最後に、今大会では予選13位と、ギリギリのところで決勝12名に残ることが叶わなかったが、初出場で大健闘を見せた日本の松浦透磨選手の履いていたスキーも紹介しよう。

使用ギアと一緒に選手たち自身のInstagramの投稿も見てみると興味深い。生の言葉から大会の雰囲気や彼らの心情がよく伝わってくる。

アレックス・フェレイラ (Alex Ferreira/USA)|金メダル

VÖLKL|Revolt 90 ['26-27モデル]

Revolt 90|D=118_90_118mm|R=21.5m(180)|L=168, 174, 180, 186㎝


ヘンリー・シルダル (Henry Sildaru/EST)|銀メダル

FACTION|Studio0['25-26モデル]

Studio 0|D=113-83-113|R=-|L=162,168,172,177,182cm


ブレンダン・マッケイ (Brendan Mackay/CAN)|銅メダル

ATOMIC|Bent 90 ['26-27モデル]

Bent 90|D=119-90-109|R=21m(184)|L=157,166,175,184cm


ニック・ゲッパー (Nick Goepper/USA)

VÖLKL|Revolt 90 ['26-27モデル]

Revolt 90|D=118_90_118mm|R=21.5m(180)|L=168, 174, 180, 186㎝


バーク・アービング (Birk Irving/USA)

K2|Omen Team ['26-27モデル]

Omen Team|D=125-95-119mm|R=20m(184)|L=163,170,177,184㎝


ガス・ケンウォージー (Gus Kenworthy/GBR)

ATOMIC|Bent Decode['26-27モデル]

Bent Decode|D=123-92-117mm|R=17m (176cm)|L=167, 176, 185cm


アンドルー・ロンジーノ (Andrew Longino/CAN)

VÖLKL|Revolt 90 ['25-26モデル]

Revolt 90|D=118- 90-118mm|R=19.5m(174) |L=174,180cm


ベンジャミン・リンチ (Benjamin Lynch/IRL)

VÖLKL|Revolt 90 ['25-26モデル]

Revolt 90|D=118- 90-118mm|R=19.5m(174) |L=174,180cm


ベン・ハリントン (Ben Harrington/NZL)

VÖLKL|Revolt 90 ['26-27モデル]

Revolt 90|D=118_90_118mm|R=21.5m(180)|L=168, 174, 180, 186㎝


ハンター・ヘス (Hunter Hess/USA)

VÖLKL|Revolt 90 ['26-27モデル]

Revolt 90|D=118_90_118mm|R=21.5m(180)|L=168, 174, 180, 186㎝


ディラン・マリノー (Dylan Marineau/CAN)

ZUMA|PRO PIPE['26-27モデル]

PRO PIPE|D=117_79_109mm(183)|R=20m(183)|L=163, 173, 183㎝


松浦 透磨 (Toma Matsuura/JPN)

Blastrack|IMPROVE 90['26-27モデル]

IMPROVE 90|D=120-90-110|R=17.5(178cm)|L=157,164,171,178cm
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