昨年、ブランドから10年以上ぶりとなるフリースタイルスキーカテゴリーの新製品として登場した「DÉPART.01」。フリースタイルスキーブームを牽引した名機「Teneighty(テンエイティ)」の発売20周年という節目に、ライダーの提案から“まったく新しいフリースタイルスキーを作る”という構想のもと誕生したモデルだ。
数量限定で販売された初号機に続き、“真のフリースタイルスキーへの回帰”を掲げる2号機は、果たしてどのような進化を遂げたのか。
「DÉPART」とは?

「出発する」「離れる」といった意味を持つ英単語“depart”を冠したこのユニークなスキーは、トリックの難易度を競う方向へと進んできたフリースキー界の流れに対するカウンターとして誕生。映像制作やSNSを通じて、クリエイティビティや自由な表現を重視する新たなムーブメントの中で生まれたモデルだ。
「depart」は単なるモデル名ではなく、スキーにおけるクリエイティブなビジョンの発信と、アルペンスキー業界をその核心から揺さぶる意思を内包している。
開発者のサミが「滑りに行きたくなる、スキー自体が『行こう!』と誘ってくれるような感覚が好き」と語る、尖ったシェイプとデザインが特徴の初代「DÉPART.01」は、来季デザインおよび形状がアップデートとなる。


開発チーム
開発には、スイスのスキーヤー、ニコ・ヴィニエ(Nico Vugnier)とサミ・オートリーブ(Sämi Ortlieb)を中心とする、ライダーやフィルムメーカーによるコミュニティ「Départ Crew(デパート クルー)」が深く関わっている。

2024年の秋に日本で初めて開催された、SALOMONによる「QST FILM TOUR」では、彼らの初の映像作品も公開された。
▼Départ Crew 初となるチームビデオ『<-OPEN-』
初号機からの変遷
センター幅104~106mmとワイドな設計で、パウダーライディングやサイドヒットなど、滑りの中でトリックを楽しむことをメインとする「DÉPART.01」に対し、新登場の「DÉPART.02」はセンター幅98~101mmとやや細身に設定。ストリートやパークでのトリックをメインに据えたモデルとなっている。


芯材は、軽量性を重視したカルバ/ポプラウッドコアから、均一なしなりと適度な反発を生むフルポプラウッドコアへと変更された。
また、従来は最長180cmの展開だったが、より長いサイズを求める声に応え、188cmまでラインナップを拡大。「DÉPART.02」では164cmも加わり、柔らかめのフレックスと細めのシェイプ、ショートラディウスにより、女性を含めたより幅広いライダーが扱いやすい設計となっている。

▼使用ライダーによる最新ムービー『Silence Champion』
独自の世界観
専用のSNSアカウントで展開される、ダークでレトロ、中毒性のある独自の世界観は唯一無二。“表現者による表現者のためのスキー”であることが伝わってくる。
注目の本シリーズは、昨年に続き、国内では指定店舗にて数量限定販売となる予定だ。サロモンが提案するフリースタイルスキーの未来を体感してみたい人は、まるで初期のWindowsコンピューター画面のような、タイムスリップしたかのような体験ができる公式サイトも要チェック。
▼展示会でも異色の存在感を放っていた「DÉPART」シリーズ。今野氏による解説も。
Information
SALOMON(サロモン)
公式サイト:https://salomon.jp
SNS:Instagram|Facebook|You tube
取扱い/アメアスポーツジャパン㈱サロモンウィンター事業部

