'24-25 ブランドの注目・ラインナップのトピックス
新シリーズ"Paragon"が登場
2022年11月より本格的に日本市場へ参入したKASTLE (ケスレ)。元全日本アルペンナショナルチームのヘッドコーチ浦木健太によるプロデュースで順調にファンを増やし、スノー業界でもその存在感を高めてきている。
そんなKASTLEのフリーライドラインに’24-25シーズン、レーシングのテクノロジーも詰め込んだ新シリーズ「Paragon」が登場する。センター幅は93, 101, 107mmの3タイプ。スピードを出しても安定感があり、パウダー・ピステ・アイスバーンとどんなコンディションでも高い性能を発揮する本格派フリーライドモデルだ。
さらに、23-24シーズンに入って、オーストリア出身のファビオ・ステューダー@fabiostuderがKASTLEへの移籍を発表。ファビオは、FWTをはじめとした国際大会に参戦し、スキー専門誌『Skiing Mag』より「最も完成度の高いスキーヤー」の称号を獲得するほどの実力者。移籍後、自身の映像撮影などを通じ、献身的にプロデュースに取り組んでいる。影響力のあるライダーのサポートも得て、ますます勢いが増すケスレの’24-25シーズンに注目が集まっている。
「速いケスレ」がW-CUPシーンで復活
ケスレレーシングのトップチームは、少数ながらも着実に結果を残している。アルペンワールドカップでは、女子DHでスイスのジャスミン・フルリーがシーズン序盤で優勝。昨年は怪我に泣いたエスタ・レデツカも最終戦のSGで優勝した。
KASTLEはブランドメッセージに『FAST AS EVER』を掲げ、ブランド復活して間もないタイミングだが、速いケスレのイメージ復活に向けて最高のスタートを切った。
レディス"TERRA"シリーズにツアースキーとブーツがリリース
KASTLEは女性をターゲットとしたスキー・ブーツの開発に力を入れている。女性向けの"TERRA"シリーズに、今期からツアースキーとブーツが加わった。シンプルで高級感のあるデザインと、軽くて高い性能を持つスキーは、世界各地の高級リゾートでセレブや有名女優が使用する姿が目撃されている。
人気のフリーライドモデル「ZX」シリーズは継続
レースやオンピステだけでなく、KASTLEのフリーライドラインは北米エリアで広く支持されている。滑走時の振動を最大で30%軽減するテクノロジー「ホローテック」が搭載され、パフォーマンスの高さが人気の「ZX」シリーズは'24-25シーズンも、センター幅92、100、108、115㎜と4モデルで継続だ。
モーグル用モデル「MOGUL X」
KASTLEにはモーグル用のモデルもラインナップしている。トップ選手の意見をフルに取り入れた開発を行い、W-CUPでは男子総合3位のFilip Gravenforsを筆頭に表彰台の常連にもなってきて、そのクオリティも実証中だ。この「MOGUL X」は豊富なサイズ展開に加えて、フレックスもレギュラー・ソフト・ハードと3タイプを揃えている。さらにジュニア用もあるという充実ぶりだ。'24-25季からスタイリッシュな新しいデザインとなり、こちらも要注目だ。
BRAND features
アントン・ケスレが1924年にオーストリア・ホヘネムスの地で創業。型破りな考え方、革新の追求、技術へのこだわり、細部までの愛情、揺るぎないパイオニア精神を持ち、「スキーヤーの期待を超えること」を目的にスキー生産につなげた。特にレーシングスキーの製造技術に磨きをかけ、1960年以降はアルペンスキーのオリンピックと世界選手権で130以上のメダルを獲得するなど、スキーのトップブランドへと成長した。
その後、買収やブランドの消滅、復活を経て、商品カテゴリーを拡大し、国際市場へ完全復活を遂げた。ブランドが完全復活した2018年より、本国オーストリアでは商品カテゴリーが大幅に増え、レーシング、ピステ、オールマウンテン、フリーライド、フリースタイル、ノルディック、スキーブーツを取り扱う。イタリアで作られているブーツは、ブランドカラーのケスレミントがデザインされ、Kブレンドと呼ばれる気温に左右されない粘りのある素材が特徴的。
'22-23シーズンでは、すでにアルペンワールドカップ(女子DH)で優勝し、スキークロス、モーグル、エアリアル、クロスカントリーでも、ワールドカップ表彰台の常連選手が増え、世界的にも注目度は高まっている。特に北米エリアにおけるケスレのフリーライドモデル(ZX・FX)の人気が高い。
BRAND INFO
KASTLE(ケスレ)
URL:https://www.kaestle.com/jp/
取扱い/㈱エクスパンダ ケスレジャパン事業部