2001年に初のBOA搭載スノーボードブーツが登場してから、今年で25周年。フィットシステムを牽引し続けるBOA Technology社から、スノーボーダー待望の次世代システム「H5ダイヤルプラットフォーム」が発表された。
これまでサイクリングやアルペンスキーなど他カテゴリーのモデルで実績のあった「締め・緩め」両方向の微調節機能が、ついにスノーボードブーツにも初めて搭載されることとなる。
「H5ダイヤルプラットフォーム」5つの革新的進化
レースを解放せず、コンマ数ミリ単位で「緩める」が可能に

従来のシステム(H4など)では、フィット感を少し緩めたい場合、一度ダイヤルをポップアップさせてレース(紐)のテンションを完全に解放(全緩め)し、最初から締め直す必要があった。
しかし新開発の「H5」では、テンションをキープしたままダイヤルを逆回し(反時計回り)するだけで、コンマ数ミリ単位の微調節が可能に。滑りながらのちょっとしたフィット感の調整が劇的にストレスフリーになる。
直感的に迷わず回せる「左右対称操作」

ダイヤルがブーツのどこに配置されていても操作に迷わないよう、左右対称(ミラー)のインターフェースを採用。締める時、ダイヤルが側面にある場合は「前方(つま先側)」へ、タン(中央)にダイヤルがある場合は「内側」へ回す。緩めるときはそれぞれ逆方向に回せばOK。これにより、左右のブーツで一貫した直感的な操作が可能となっている。
さらに高速化!特許取得の「Coiler テクノロジー」
レースのたるみをすばやく巻き取り、ブーツの装着スピードを大幅に高めるBOAのコア技術「Coiler テクノロジー」もH5仕様にアップデート。H5に搭載された進化したCoilerは、従来よりもさらに高速にレースを巻き取ることが可能となり、滑り出すまでの準備をより迅速にサポートしてくれる。
衝撃を逃がすタフな構造&スマートな薄型デザイン
雪山での過酷なコンディションに耐えるため、高い耐久性を備えた薄型デザインに進化。さらに「バヨネット(台座)+カートリッジ方式」の設計を採用しており、万が一滑走中に強い衝撃を受けても、ダイヤル自体が外れることで深刻なダメージを防ぐ。外れた場合もその場ですばやく元に戻して機能を完全回復できる仕様だ。
もちろん、「BOA製品寿命期間保証(ライフタイム保証)」の対象となっており、製品の寿命期間中は保証される。
環境に配慮したサステナブル設計
パフォーマンスの向上だけでなく、地球環境への取り組みも強化。従来のモデルと比較して、プラスチックの使用量を最大13%削減し、40%のリサイクル素材を使用している。
パワー伝達4.5%向上!「BOA PerformFit Wrap」との相乗効果

今回のH5の登場に合わせ、ブーツのアッパー構造のテクノロジー「BOA PerformFit Wrap」の統合・拡充も発表された。これは足、足首、下腿部全体を独立したパネル構造で均一に包み込むシステム。
BOAの人間性能研究ラボ(HPFL)の最新調査によると、従来のシューレース(靴ひも)式ブーツと比較して、パワー伝達性は最大4.5%向上、安定性・コントロール性は最大9%向上と、科学的優位性も実証されている。
かかとをしっかりと固定し、圧迫点を軽減することで 、バックカントリーからパーク、圧雪バーンまで、あらゆる地形でライダーの意図をより鋭くダイレクトにボードへと伝えることが可能になる。
トップアスリートたちの証言
すでにテストを重ねているトップライダーたちからは、
「パークで60フィートのジャンプを狙う時も、バックカントリーで一日中フリーライディングを楽しむ時も、ブーツのフィットは抜群です。一度万全に調整(ダイヤルド・イン)してしまえば、あとは準備OKです」
2026年ミラノ・コルティナ五輪銀メダリスト
Zoi Sadowski-Synnott
「両方向ダイヤルは、正確なフィットを実現する上で画期的な機能です。H5はまさにスノーボードブーツ技術の未来を担う存在です」
K2&BOAアスリート Sage Kotsenburg
といった声が届いている。

この次世代「H5ダイヤルプラットフォーム」および「BOA PerformFit Wrap」を搭載した各ブランドのスノーボードブーツは、2026-27シーズンより順次展開される予定だ。
一回全解放して締め直すストレスから解放され、ミリ単位の完璧なフィットを瞬時に手に入れられるH5。次のシーズン、ブーツ選びの新たな基準になることは間違いない。
Information
BOA Fit System(ボアフィットシステム)
公式サイト:https://www.boafit.com/ja-jp
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