パタゴニアとゴア社が協働 環境に配慮したPFCフリーのゴアテックスePEメンブレンをアルパイン・スノー製品に導入

約10年前、パタゴニアとゴア社は、途方もない目標の達成に向けて取り組みはじめました。それは、機能性に妥協することなく、アウターウェアに使用する防水性生地から、PFCやPFASとしてよく知られ水を弾く性質をもつ有機フッ素化合物を排除することでした。そして、私たちはついに成し遂げました。

従来、メンブレンには疎水性と耐久性に優れた延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)が採用され、このePTFEを生産する過程でPFCやPFASと呼ばれる有機フッ素化合物を使用。これらは製造過程で取扱いに注意しなければ空気中や水中に流出する可能性があり、空気や水、食物を通して私たちの体内に蓄積し、健康を脅かす存在となる。そんな人体に悪影響をもたらす物質を排除した全く新しい素材を生み出すため、パタゴニアとゴアは10年前より協働を開始。その結果、2022年には有機フッ素化合物不使用のePE(延伸ポリエチレン) メンブレンを採用したスノーウェアを発売。今年は最も過酷な環境下での活動にも耐えうるゴアテックスePEメンブレンの3層構造バージョンを、アルパインおよびスノー製品に導入している。

左:メンズ・スーパー・フリー・アルパイン・ジャケット(XS-L) ¥79,200
中央:ウィメンズ・アントラックド・ジャケット(XS-L) ¥94,600
右:アルパイン・スーツ (XS-XL, ジェンダーエクスクルーシブ)¥ 137,500

パタゴニアのキャンペーンサイトでは、同じくPFCフリーの素材を使用したモデルたちを紹介中だ。


また、2023年秋冬シーズンモデルを通じて、これから先のアウトドアウェアが向かっていく未来と、これからも自然の中でアウトドアスポーツを最高に楽しむためウェアとの向き合い方についてトークイベントを開催する。ゲストはパタゴニア・スノーボード・アンバサダーで国際山岳ガイドの加藤 直之と、日本ゴア合同会社でGORE-TEX Fabricsセールス担当の大貫 英昭の2名。開催場所はパタゴニア 東京・神田にて開催予定だ。参加費は無料、事前電話予約制。

Information

パタゴニア

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