ニセコから世界へ。佐々木玄の挑戦を追うフリーライドスキー映画『VOLCANO』制作プロジェクトが始動

北海道・ニセコ町出身のフリーライドスキーヤー・佐々木玄と映像作家・山岸建矢による短編スキー映画『VOLCANO』の制作プロジェクトが始動。完成した作品を日本から世界へ届けるため、クラウドファンディングがCAMPFIREで実施されている。

2026年春、ニセコで日本初開催となった世界最高峰のフリースタイルセッション「Swatch Nines」に招待ライダーとして出場した佐々木玄は、Ski Men Best Trick賞を受賞。さらに、仲間とともに超大型キッカーへ挑み、4回転の後方宙返りとなるクワッドバックフリップを成功させた。

世界から大きな注目を集めたこの瞬間。しかし、『VOLCANO』が描こうとしているのは、華々しい成功の瞬間だけではない。

INDEX

「噴火の瞬間」へ至る、長い時間を描く

映画のテーマは、クワッドバックフリップという大技そのものではなく、そこへ至るまでに積み重ねられてきた時間だ。長期間にわたる挑戦、失敗、経験、努力、継続。そして、雪山で滑ることを楽しみ続ける姿勢。

『VOLCANO』では、2026年春のSwatch Ninesで起きた出来事とともに、そこへ至るまでの“見えない時間”を描くという。

佐々木玄はニセコ町で2歳からスキーを始め、スロープスタイル・ビッグエアの日本代表としてワールドカップを転戦。2019年からフリーライドへ転向し、2023年にはJAPAN FREERIDE OPENで優勝。日本人として初めて、Matchstick Productionsの作品にも出演している。

今回の『VOLCANO』は、そんな佐々木のこれまでの経験と、映像作家・山岸建矢が培ってきた映像表現を注ぎ込む集大成となる。

撮影はすでに完了。現在は編集作業へ

撮影・監督を担当するのは、佐々木玄とこれまでも作品を制作してきた山岸建矢。Red BullのプロジェクトやSwatch Ninesでメインクリエイターを務めた映像作家で、2人は2025年にも『GRAIN』を共同制作している。

『VOLCANO』の撮影はすでに完了しており、現在は編集作業が進められている。

プロジェクトでは、ニセコの山で雪を掘り、キッカーを自分たちの手で造り、日が沈むまで飛び続けたという、この春の挑戦の日々も作品に刻み込む。

「日本人ライダー自身の言葉と映像で、日本の雪とフリーライドの文化を世界へ届けたい」

そんな思いから、クラウドファンディングという方法が選ばれた。

3,000円から支援可能。オンライン視聴やライディングセッションも

クラウドファンディングでは、3,000円の応援コースをはじめ、完成した『VOLCANO』を6カ月間オンライン視聴できるコース、オリジナルステッカーやTシャツが付属するコースなどを用意。

さらに、2027年春に佐々木玄と滑るパークセッション、額装写真、プレミア試写会、佐々木玄によるプライベートライディングクリニックなど、スキーヤーにとって魅力的なリターンも設定されている。最上位には、本編エンドロールへの協賛クレジット掲載を含む40万円のコースも用意されている。

クラウドファンディングは2026年10月18日まで。目標金額は350万円で、All-in方式のため、目標金額に届かなかった場合でも作品の制作・完成は予定通り進められる。

ニセコの山で滑り続けてきた一人のスキーヤーが、世界の舞台で起こした“噴火”。その瞬間だけでなく、そこに至るまでの時間を映像で追う『VOLCANO』。日本のフリーライドシーンから世界へと発信される一作に注目したい。

Information

『VOLCANO』クラウドファンディング

  • 目標金額:350万円
  • 募集期間:2026年10月18日まで
  • 方式:All-in方式
  • 主なリターン:オンライン視聴、オリジナルステッカー、Tシャツ、春のパークセッション、プレミア試写会、プライベートライディングクリニックなど
  • 制作:佐々木玄山岸建矢
  • 運営:VOLCANO実行委員会
INDEX