バックカントリー(BC)に滑りに行くためには、どのような装備を整える必要があるだろう。
BC初心者向けの基本装備は、STEEPでも紹介しているが、バックカントリーのプロフェッショナル、BCガイドは実際にどのようなバックパックに何を持参しているのか。春先の立山で二人のガイドさんにバックパックの中身を見せてもらった。
堀江 淳|バックカントリーグライドNiseko
オーストリア国家検定スキーガイド・山岳ガイド、日本ではニセコをベースにガイドサービスを提供している堀江淳さん。スキー教師としてバックカントリーにおいても滑りのクオリティも大切にしている堀江さんのワンデイ・バックカントリーの春バージョンの装備を見せてもらおう。
使用しているのはBCAの「STASH30」。30ℓのザックのメインコンパートメントを開いてみると、こんな感じで装備が詰まっていた。その中身を動画で紹介してもらった。
佐伯岩雄|チロル
同じくBCAのSTASH30を使用する佐伯岩雄さん。バックカントリースキーガイド・山岳ガイドであるとともに1968年から富山駅前に登山用具の専門店を展開しており、立山はホームマウンテンだ。佐伯さんのバックパックの中身はどうなっているだろう?
教えてくれた人
堀江 淳 Jun Horie
バックカントリーグライドNiseko
スキー技術を求めてオーストリアに渡り、15年間チロルで生活。スキー教師でありガイドでもある。滑りにおいては、状況に応じた外向傾姿勢と状況に応じた切り換えの質、斜面に対しては徹底的にフォールラインにこだわりを持っている。
[保有資格]
・オーストリア国家検定スキーガイド
・オーストリア・チロル州政府公認山岳ガイド
・JMGA山岳ガイドステージⅠ、スキーガイドステージⅡほか
佐伯 岩雄 Iwao Saeki
チロル
幼い頃から登山、山スキーに親しむ。中高校と競技スキーでインターハイなどに出場。その後、競技カヌーに没頭。国体入賞を区切りに登山界に復帰。山岳スキーガイドを最も得意とする。映画「剱岳・点の記」では、山岳ガイドとして撮影を支えた。
[保有ガイド資格]
・JMGA山岳ガイドステージⅡ
・JMGAスキーガイドステージⅡ