ライダーがこの冬使い倒した愛用のギアについて、インプレッションを語ってもらおう。
今回は世界中を旅しながらビッグマウンテンを滑る「Yamaki-X」こと山木匡浩の愛用スキー、ブーツ、ビンディングだ。
山木匡浩 46歳
札幌に住みながら、全国各地のスキー場や里山、山岳地域など滑れる場所ならどこでもいきたいオールコンディション&オールエリアスキーヤー。コロナ禍で発足させたアパレルブランド「新しいスキー様式」がファンの間では熱く盛り上がっている。
山木匡浩のセットアップ
スキー:BLIZZARD HUSTLE 11 180cm(139-112-129)'22-23モデル
ブーツ:TECNICA COCHISE 120 '22-23モデル
ビンディング:Marker KINGPIN 13 解放値12で使用 '22-23モデル
セットアップのレビュー
BLIZZARDのHUSTLEはただ軽いだけの軽量スキーと、しっかり強い重量感のあるスキーを足して2で割った 印象のいいとこ取りのスキーです。軽さもさることながら、足に装着した時のスイングバランスがピカイチ。 ブーツに関しては長く歩くようなバックカントリースキーが好きだけど、大斜面でスピーディーにターンしたい方にオススメです。とにかく脱ぎ履きがしやすい。そして履いている間は快適そのもの。 のぼりが長いとこなどは、ストレスがない事が重要だが、その部分に長けているモデルだと思う。KINGPINはワンアクションでウォークモードにできるので、滑走モード→ウォークモードの切り替えは非常に楽。 ヒールサポートの上げ下げが簡単だが、スキーを外すときに2アクションしなければならないので少し手間がかかります。
各ギアの評価
スキーレビュー
BLIZZARD HUSTLE 11
●硬さの印象を5段階で(★1=ソフト←→★5=ハード)
ノーズ:★★★☆☆
センター:★★★★☆
テール:★★★☆☆
●適したシーンを5段階で
Powder:★★★★★
Grooming:★★★★☆
Hard pack:★★★☆☆
park:★★★☆☆
Moguls:★★★★☆
Touring:★★★★★
●よく使う状況
主に、登高を伴うパウダー滑走に使用。 時期は、シーズンスタートから、春の大斜面まで。 オールラウンド度が高いため、シーズン長く使用できる。
ブーツレビュー
TECNICA COCHISE 120
●硬さの印象を5段階で(★1=ソフト←→★5=ハード)
ロワーシェル:★★★★☆
アッパー:★★★★☆
●適したシーンを5段階で
Powder:★★★★★
Grooming:★★★★☆
Hard pack:★★★★☆
park:★★★☆☆
Moguls:★★★★☆
Touring:★★★★☆
●よく使う状況(時期、場所、コンディションなど)
ゲレンデ滑走から、バックカントリーまで幅広いシチュエーションをこの一足でこなします。 さっぽろばんけいスキー場のガチガチナイターも◉!
ビンディングレビュー
Marker KINGPIN 13
●印象を5段階で
パワー伝達感:★★★★☆
信頼感:★★★★☆
使い心地:★★★★☆
軽量感:★★★★☆
登高モードチェンジの操作感:★★★★☆
ヒールリフターの操作感:★★★★★
●適したシーンを5段階で
Powder:★★★★★
Grooming:★★★☆☆
Hard pack:★★☆☆☆
park:★☆☆☆☆
Moguls:★★☆☆☆
Touring:★★★★★
●よく使う状況(時期、場所、コンディションなど)
ゲレンデから、BCまで、幅広く使用