オガサカファクトリーのフリースキーブランドとして2011年にスタートした「BLASTRACK」。全ラインナップはメタルを使用せずナチュラルウッドの芯材のみを使用し、ウッドコアならではの軽量感としなやかさが特徴のブランドだ。
'21-22シーズンにデビューしたプレミアムモデル「SILVA」は、これまでBLASTRACKにはないフルロッカー形状をもつモデル。独自の「LONG NOSE」テクノロジーをもとに、テストを重ね実現した、雪面からの抵抗が少ないフルロッカー形状となっている。
そのノウハウを受け継いだBLASTRACKのフルロッカーモデルの第二弾が「ROC118」だ。
「LONG NOSE」とはラディウスの異なる円弧で創られたショベル型のノーズであり、雪との接点から先端まで長く緩やかに立ち上がる形状の機能。非圧雪ではスムーズに雪面をとらえ、長く延びたコンタクトレングスが浮力と安定感をもたらす。
「LONG NOSE」は非圧雪だけでなく圧雪バーンでのコントロール性能も兼ね備えている。圧雪時ではワイドボディのモデルをLONG-NOSE形状にすることでコンタクトレングスが短くなり、操作性が上がる。加えて足裏でエッジコンタクトを感じながら、切れのあるターンをも可能にする。
この「LONG NOSE」テクノロジーをもとに誕生した「ROC118」は、軽量かつソフトなフレックスからは想像できないハイスピードターンを可能とする。フルロッカー形状であるため、スキーをたわませる動きをある程度省略することができる。よって、たわませる労力を複雑な山の地形に集中させるために活用でき、ダイナミックなライディングができるようになる。