Photo/Masaru Kikuchi
この冬使い倒した愛用のギアについて、ライダー自身がインプレッションを語る。
今回は宮城蔵王を中心に活動しながら、モーグルナショナルチームのコーチとして活躍する遠藤尚が愛用するギアだ。
遠藤尚 Sho Endo 32歳
フリースタイルスキーモーグル元日本代表。現在はスポーツ施設の経営とモーグル日本代表のコーチを務める。
スムーズなライディングを目指しています。
Instagram:@shoendo7
遠藤尚のセットアップ
スキー:Vector glide intimacy SE 188cm(140-110-130)'22-23モデル
ブーツ:ATOMIC HAWX ULTRA 120 '22-23モデル
ビンディング:Marker Jester 解放値13で設定 '22-23モデル
各ギアの評価とレビュー
スキーレビュー
Vector glide intimacy SE
●硬さの印象を5段階で(★1=ソフト←→★5=ハード)
ノーズ:★★★☆☆
センター:★★★★☆
テール:★★★☆☆
●適したシーンを5段階で
Powder:★★★★☆
Grooming:★★★★☆
Hard pack:★★★★☆
park:★★★★☆
Moguls:★★★☆☆
Touring:★★★★☆
●よく使う状況
時期:オールシーズン
場所(斜面、コース、スキー場、山域など):全て
コンディション:全て
●レビュー
安定感があるなかで、抜群の取り回しの良さが魅力です。意図するイメージどおりに操作できる性能は、状況に応じてしっかりとカービングができたり、ズラしたりと、幅広く滑れます。とくにビンディング位置がセンター寄りなので、スイング時にほとんど重さを感じません。とくに、ノーズとテールにおけるロッカーの粘り感や、しなやかさが気に入っている点ですね。
ブーツレビュー
ATOMIC HAWX ULTRA 120
●硬さの印象を5段階で(★1=ソフト←→★5=ハード)
ロワーシェル:★★★☆☆
アッパー:★★★☆☆
●適したシーンを5段階で
Powder:★★★☆☆
Grooming:★★★☆☆
Hard pack:★★☆☆☆
park:★★★☆☆
Moguls:★★★★☆
Touring:★★★★☆
●よく使う状況(時期、場所、コンディションなど)
時期:オールシーズン
●レビュー
なによりも軽さです。軽さのなかにもアルペンブーツの良いところが詰まってます。しなやかに動いてくれるので、荷重をスムーズにできます。軽いためジャンプをしたり、BCでのハイクアップもほとんど気にならず、登りやすいです。履き心地はしっかりとしたホールド感。滑りも登りも満足できます。
ビンディングレビュー
Marker Jester
●印象を5段階で
パワー伝達感:★★★★★
信頼感:★★★★★
使い心地:★★★★☆
軽量感:★★★★☆
●適したシーンを5段階で
Powder:★★★★☆
Grooming:★★★★☆
Hard pack:★★★★☆
park:★★★★☆
Moguls:★★★★☆
Touring:★★★★☆
●よく使う状況(時期、場所、コンディションなど)
時期:オールシーズン
コンディション:バックカントリー、パウダーからグルーミングそして悪雪からコブまで。
●レビュー
いろんな雪の条件下で共通して言えることはフレックスや拗れに、強く対応するのがジェスターの信頼できるポイント。重さはあまり感じません。ある程度、雪面からの高さがあるため、スキーを踏みやすい印象があります。ブーツを装着するときに、バシッとハマる感触は安心感があって好きですね。全体的にシンプルな色使いで飽きもなく好印象です。