スウェーデン発のスキー＆スノーボードのポール専門ブランド「KANG（カング）」日本初上陸！

スウェーデン発信のポール専門ブランド「KANG」が、’22-23シーズンより初めて日本で展開する。手がけるのは、「HESTRA」グローブや「NORRØNA」「HOUDINI」ウエアなど、スウェーデンやノルウェイのブランドを数多く扱ってきた北欧のスペシャリストFULLMARKS（フルマークス）だ。「KANG」のブランドメッセージや、興味深いプロダクトに迫ってみよう。

ブランド誕生に込められた思い

2014年、ポール専門のブランドとして、クリアな目的と使命感のもとにスウェーデンで生まれたKANG。「パウダーへの情熱を叶える豊かな雪山を永遠に滑り続けられるように」という願いをもって、ポールを使い捨てではなく、もっと価値あるギアへと、ポールに対する意識を変えることを目指して思いを込めたモノづくりをしている。

環境に配慮したアウトドアギアのパイオニアになるべく、KANGのプロダクトには、ミニマリズムと機能性、持続可能性に基づくスカンジナビアのデザイン哲学がいかんなく発揮されている。スウェーデンといえば、歴史のなかで匠の職人たちが培ってきたクラフトマンシップあふれるモノ創りで有名だ。KANGもやはりクラフトマンシップの伝統を誇りとし、ブランド創立以降、ほとんどの部品は地元で生産されたものを採用し、スウェーデン国内で設計と開発を続けている。

スキーにおいては、これまでポールはギアとしての位置づけは、どうしてもスキーやブーツ、ビンディングの3点セットの次というイメージではなかっただろうか。ギア選びでは「そういえばポールもあった」なんて感覚で最後に買い足していたり、スキーやブーツは毎年ニューモデルが気になり新しいものが欲しいけれど、ポールはもう何年も新調していない、なんて人も少なくないのではないか。

しかし、近年、バックカントリーやツアーリングの人気がじわじわと浸透し、ポールの役割が重要性を増している。ポールの働きいかんで登行の効率や快適さは間違いなく異なってくるからだ。そして、環境問題への意識の高まりから持続可能性（サスティナビリティ）への関心も手伝って、ポールにスポットライトが当たるようになってきた。これからポールはスノーシーンで欠かせない大切な存在感を放つギアとして、ますます大きな注目を浴びるようになるだろう。

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サスティナブルなコレクション

環境に配慮した素材から生み出されるミニマルかつ高機能なプロダクト

Kangポールは、主に竹、革、亜麻、リサイクル可能なアルミニウムやプラスチックなど、環境に配慮した素材で作られている。積極的に持続可能な素材を採用し、ミニマルに機能性を追求、オフピステからオンピステまでさまざまな条件下でも効率的に機能するように設計され、開発されているのが特徴だ。

CO2排出量が一般的なカーボンファイバー製品の50分の1という、極めて環境に優しい「Babooシリーズ」、超軽量化を実現した「Flax」、世界最大のスポーツ用品見本市であるISPOで「ゴールド・ウィナー」を受賞し、その優れた機能性とデザイン性が世界的評価を受けた「Flax Moose」、リサイクル可能なアルミニウムで作られた伸縮式ポール「Telescopic Monochromatic3PP」「Telescopic Monochromatic」など、多彩なモデルをコレクションしている。それらのモデルのディテールに迫ってみよう。

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注目のアイテムをピックアップ！

Kang Bamboo（カング バンブー）

もはやアート作品としか言いようがない

オーガニックバンブーのシャフトで、一目で惚れ込んでしまいそうなアート作品のようなポール。バンブーのナチュラルな風合いが、「自然との融合」というスキーの原点回帰を促すかのようだ。使用されている素材はすべてリサイクル可能で、環境への配慮が貫かれている。

バンブーのシャフトはポールによく使われるアルミニウムと比べて2倍の強度があるため、高い耐久性が強み。グリップは人間工学に基づいた独自のデザインにより、手に自然に馴染む握りやすさだ。ストラップは片手で締めることができ、寒いなかでグローブを外す必要がないのは非常にありがたい。バスケットは深い雪でも硬い表面でも機能するように設計されていて、一般的なバスケットよりもわずかに柔らかく、さまざまな状況にスムーズに対応し、簡単に交換することができる。

ナチュラルなバンブーのシャフトにマッチする6色ものカラーバリエーションがあるのも、KANGが提案する新しいポールの在り方を象徴しているようだ。スカンジナビアンデザインとKANGのアイデンティティに基づき、すべてのディテールが同色で、他のギアやウエアと調和できるカラーリングで作られている。

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Flax Moose（フラックス ムース）

ムースレザーのハンドルがなんともスタイリッシュ

ISPOで「ゴールド・ウィナー」を受賞したKANGのハイエンドモデル。ポールのすべてのパーツはカスタムメイドで、プロスキーヤーとの共同開発によるものだ。ムースレザーのハンドルは持続可能な素材を採用、グリップ部分は人間工学に基づいた独自のデザインで、優れたグリップ性とユニークなデザインが融合したハンドメイド製だ。

22mmのシャフト部分は、70%の有機亜麻繊維と30%のカーボンファイバーの組み合わせにより耐久性を向上させた。先端もリサイクル可能なアルミニウム製を使用している。480gと非常に軽量で、100%カーボンファイバー製のポールよりも柔軟性に優れ、CO2排出量が少ないことも特徴だ。

また、ストラップは片手で締められるため、グローブを外すことなく扱えて便利。バスケットは一般的なバスケットよりもわずかに柔らかく、深い雪や硬い表面など、さまざまな状況にスムーズに対応し、簡単に交換可能。と細部にまでこだわった創りとなっている。

Telescopic Monochromatic 3PP
（テレスコピック モノクロマティック3PP）

冬期はスキー・スノーボードによるバックカントリーやツーリングに最適、夏期はトレッキングにも使える、3段階に分割されたポール。軽量で調整が簡単な設計のため、伸縮しやすくハイクアップからライディングの際にすばやく切り替えることができる。独自のクイックロックは、移動中でも容易に開閉できしっかりと固定できるため、ロック部分がずれたり動いたりするリスクがなく、さらに、ポール上部のグリップはヒールリフターの調整に最適で、手を伸ばす必要がない。

シャフト部分は、16mm・14mm・12㎜に3分割されたアルミチューブで、軽量性と耐久性に優れ、ハンドルは滑りにくい表面と人間工学に基づいた独自の設計によりグリップ性が高く、あらゆる場面に応じたサポート性能を提供する。また、ストラップ、バスケットは先述の2つのモデルと同様に使い勝手は抜群だ。こちらもKang Bambooモデルと同じく6色展開。スタイリッシュな見た目も機能性も申し分なく、バックカントリーユーザーに大変な人気を呼びそうだ。

スノーボーダーや、ポールをよりコンパクトに収納したいユーザーは3段ポールをチョイスすることになりそうだが、同シリーズのラインナップには2段ポールの「「Telescopic Monochromatic」というモデルもある。スキーヤーならこちらも良い。スウェーデン本国の公式HPで公開されている動画をぜひ見てみよう。

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◆公式HP／URL：https://www.full-marks.com/kangpoles/

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