フリーライド派に絶大人気を誇るARMADAの’23-24シーズン注目のニューモデルや話題を「SNOW SPORTS合同展示会」(2月14~15日開催@パシフィコ横浜)で聞いてみた。
大人気の「ARV」と「ARW」がフルモデルチェンジ!
今回の展示会には、ARMADAの看板機種のツインチップ「ARV」と「ARW」の2機種を出展。’23-24シーズンは、ARVの88・94・100というモデルが出て、フルモデルチェンジした。前回まではARVの86と96があったが、それらが廃版となり、アップデートされた形だ。
ARV88・94・100それぞれの特徴は?
ARV88は、近年あまり見られなくなったフルキャンバーで、完全にターゲットをコンペ用に焦点化した、昔からあるようなスキーで、軽量で取り回しやすく、反発が強い。難しい複雑なトリックも可能にしてくれるようなスキーになっている。選手はもちろん、これからいろいろなトリックを覚えたり、ステップアップしたいユーザーに履いてもらいたいベーシックなモデルだ。
ARV94は、本国USAのライダーから柔らかめのスキーが欲しいという提案が多いため、若干ソフトフレックスに仕上げているが、足元に近い部分のフレックスは結構硬くできているので、トップとテールが少し柔らかくなったイメージ。よって、トップやテールを使ったバターや、ノーリー・オーリーがしやすかったり、長さの選び方によってはグラトリにも活躍するだろう。ARVの中では一番中心になるモデルだ。試乗会での評判では、この新しいARV94がとても遊びやすく、気に入るユーザーが多いという。
ARV100は、オールマウンテン・フリースタイルのキングともいえるスペック。94よりもトップ・テールが柔らかくて、ロッカーも大きく作られていることで、様々なコンディションに対応する優れた汎用性が魅力だ。超軽量カルバコアにより重量を抑え、パークやパウダーのシチュエーションで、少ないパワーでも大きなパフォーマンスを可能にする。
’23‐24シーズンのARVは、これまでより10~20%も軽量になり、これはノーマルタイプとウルトラライトくらいの重量の変化があったことになる。劇的に軽くなったのだが、同時にサイドウォールの構造や芯材などを見直して一新することで、軽量でありながらも必要十分な強度・耐久性は保っていることも特筆ポイントだ。
グラフィックにも目が離せない
グラフィックは今回、かなり奇抜な印象になった。新しいデザイナーによるグラフィックで、ARVはDavid Alabo(デビッド・アラボ)というガーナの首都アラクを拠点に活動するアーティストが描き、ARWはKeeley Sheppard(キリー・シェパード)というイギリスのアーティストが描いている。そのオリジナリティ溢れる作風は以下の通り。David Alaboは幾何学模様がアクセントに、Keeley Sheppardは女性らしい輝きのあるグラデーションが独特だ。
ARMADAはかねてより毎シーズンのようにカテゴリーごとに作風の異なるデザイナーを起用してきた。常にフレッシュかつセンセーショナルなグラフィックでユーザーにインパクトを与え、コアなファンを増やし続けるドライブとなっている。
▼ARV ARWの説明動画(ARMADA:アドバイザリースタッフ兼ライダーのTOMOHIROさん)
公式サイト:https://armadaskis.jp/
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