平面レンズの呼吸するゴーグル「OUTBACK」誕生!SWANS(スワンズ)|’23-24ニューモデル情報をお届け!

写真提供:山本光学

シーズンの最中、早くもメーカーによる来季’2023-24シーズンのニューモデルがお披露目される展示会が各所で開催されている。メーカー独自の個展や集合体によるトレードショウ、雪上での試乗会など、いろいろな場所でメーカーPR担当者に’23-24シーズン注目のニューモデルや話題のトピックスを聞いてみた。

今回は、創業110年を超える歴史で培ってきた光学技術でスノーアイウエアを進化させ続けてきたSWANSの話題を「SNOW SPORTS合同展示会」(2月14~日開催@パシフィコ横浜)で聞いてみた。


「OUTBACK」未開の領域を拓いてデビュー!

'23-23シーズンの話題の筆頭「OUTBACK」

9年ほど前からレンズを開閉することでゴーグル内部に溜まった湿気を強制換気するシステム「A-BLOWシステム」を展開してきたSWANS。A-BLOWシステムは、ゴーグルの横にあるレバーを開くとレンズが前に出てきて、それによってレンズとフレームに隙間ができ、自動的に空気の循環を促すというもの。グローブをしたままでも操作可能なことで実効性・即効性が高く、実に便利で画期的なテクノロジーだ。

‘23-24シーズン新たに、このA-BLOWシステムを搭載したニューモデル「OUTBACK」をリリースする。来季のSWANSの一番の目玉アイテムといっていいだろう。

これまで球面のゴーグルを展開してきたが、OUTBACKでは初めてのシリンダーレンズを採用。未開の領域を拓いたことで、すっきりしたシェイプのある形と、歪みのない広い視界が得られるようになった。フラットレンズは若干フレーム自体もフラットになるため、フレキシブルなフィット感をもたらしてくれる。今まで鼻の部分に隙間を感じていた人でもフィッティングが高くなるのも利点だ。しなやかなフィット感としっかりしたフレームの剛性を両立させたダブルフレーム構造で、眼鏡にも対応する。

「OUTBACK」にはSWANSが誇るフォトクロミックテクノロジーによって微量の紫外線にする優れた調光レンズや、世界で唯一剥がれないとされるミラーレンズのMIT lensシリーズも選べる形になっている。

▼OUTBACKの説明動画(マーケティングの中村さん)


電力や風力でくもりを除去するスマートなゴーグル

ゴーグルには自然物理的に「くもり」はどうしても発生してしまうものだが、それを電力や風力で除去する換気の機能を持たせることになる。ゴーグルに備えられたファンでくもりを取り除くマイクロターボファン付のゴーグル「HELI」や、発熱するレンズでくもりを除去するXEDシリーズ「RACAN」も引き続き要注目モデルだ。

風の力でくもりを除去するHELI
熱の力でくもりを除去するXEDシリーズRACAN

HELIはゴーグル上部に内蔵されたマイクロターボファンが回転することでゴーグル内部の湿気を吸い上げて外に出してくれる。湿度センサーが反応し、内部の湿度が高くなったときだけ自動でファンが回るというスマートぶりだ。

RACANはレンズに施された透明の発熱体により、レンズが熱を発することでレンズのくもりや凍結を完全にブロックする。ゴーグル全体が35~40°くらいまで熱を帯びることで、水蒸気を蒸発させることができ、非常にくもり止め効果が高く、吹雪や極寒期での低温の中でも良好な視界を保つことができる。安全面でも頼れるモデルだ。

▼RACANの説明動画

Unfudge×SWANS コラボレーションモデル

ともにスタイルにこだわるジャパンブランドのSWANSとunfudgeは相性抜群だ

スタイリッシュなテイストが人気のドメスティックスノーウエアブランド「unfudge」とのコラボモデル。機能的でファッショナブルなUnfudgeに合わせて、日本の風土に合わせたレンズのスペックとして、A-BLOWシステム搭載のRIDGELINEを2モデル、RACANで1モデルを展開する。ジャパンブランドの誇りを持つSWANS、昨シーズンはHAKUBAVALLEYとのコラボモデルも展開するなど、あくまでジャパンメイドにこだわっている点も、メッセージとしてキャッチしたい。

▼unfudgeの説明動画


公式サイト:https://www.swans.co.jp/
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