skier : Yuta Miyazawa @yu_ta_miyazawa
圧倒的な存在感を放つグラフィックがすっかりユーザーにも浸透したWAPAN SKIS(ワパン)。今回、’23-24シーズン注目のモデルや話題のトピックスを、プロショップVAIL主催の試乗会(3月18~19日開催@苗場スキー場)で聞いてみた。
味わいとクオリティが浸透して’23-24シーズンはグラフィックチェンジ
2017年に日本で生まれたMade in USAのガレージブランド「WAPAN SKIS(ワパン)」。ニッポンカルチャーを象徴するような味わいたっぷりの和風グラフィックと、フリースキーの本場USAコロラドメイドによる高いクオリティのマッチングが最高で、「カッコよくて乗りやすい」「めちゃくちゃテンションが上がる楽しいスキー」と評判を呼び、今や日本フリーライドシーンには欠かせない存在となったWAPAN。
'23-24シーズンのプロダクトラインは、人気を博している'22-23シーズンの現行モデルに新たなグラフィックが施される。今回のグラフィックも前回同様、nonsenseの小嶋貫太による「和」にまつわるデザインだ。青龍に唐草、畳の縁といったそれぞれのモチーフがシックながらもダイナミックに描かれている。
おさらいすると、グラフィックは「SEIRYU」「KARAKUSA」「TATAMI」の3種類で、モデルは「I(イ)」「RO(ロ)」「HA(ハ)」「HO(ホ)」の4種類。乗り手の志向に合わせて好みの太さ・長さのモデル、さらにグラフィックの掛け合わせを楽しむ。この時点で、相当な「こだわり」派が好むことがよくわかる。
ざっくりと称すると、「I(イ)」はセンター122mmのパウダーフリーライドモデル、「RO(ロ)」はセンター105のオールマウンテンモデル、「HA(ハ)」はセンター90のフリースタイル&パークモデル、「HO(ホ)」はセンター100のフリースタイル&パークモデルだ。
グラフィックの妙だけでなく、その性能、特に耐久性と軽量性には絶大なる自信を持つWAPAN。そのスペックは日本の雪山を存分に楽しむことを想定して作られている。海外のように森林限界線を越えたオープンバーンで滑ることを主目的とせず、日本の山岳地系や天候・雪質に合わせて、ツリーランや腰くらいまでのパウダー滑走に適した性能を追求していることも、大いなる日本へのこだわりの表れなのだ。
▼WAPAN SKIS説明動画(小野さん)
公式サイト:https://wapanskis.com/
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