新しいギア選びにとても助けになるのがプロショップだ。蓄積してきた豊富な知識とユーザーからの声などを統合して、多面的にプロダクトを比較検討して評価できるから、プロショップのアドバイスは説得力がある。スキーやブーツとの相性が欠かせないビンディング選びは安易にはできない。’23-24シーズン、プロショップが「高く評価できる」と選んだビンディングを紹介しよう。
TYROLIA|ATTACK 11 GW
これから始めるには定番のコレがあればとりあえずOK
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/06/attack-11-gw.png)
ATTACK 11 GW
DIN=3-11
Weight=1980g (1/2pair)
¥28,600
◆公式HP/https://www.tyrolia.com/ja_JP/
このようなテーマには上位のモデルが多くフィーチャーされていると思うので、あえて「定番のコレがあればとりあえずOK」っていうビンディングを紹介したいです。
TYROLIAのATTACK 11 GWは、軽量で無駄のない性能。比較が難しいビンディングですが、これから始める人は特に難しいことは考えず、気に入ったカラーのスタンダードなビンディングを使っておけばOKです。
レビューワー
OFF-1 (オフワン)
Staff/高木啓次さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/offone_takagi.jpg)
MARKER|Duke PT13
硬く締まったバーンでも滑りを妥協する必要が一切ない
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/7550X1RS_DUKE_PT_13.jpg)
Duke PT13
DIN=4-13
Weight=1300g (1/2pair)
¥104,500
◆公式HP/http://www.mdvsports.co.jp
待望の開放値13までのニューモデル。滑走モード時はほぼGRIFFON13と変わらず、硬く締まったバーンでも滑りを妥協する必要が一切ありません。一般的なテックビンディングの一番の弱点は、滑走時の信頼度の低さなので、滑りメインでバックカントリーも行く方はDUKE PTシリーズを選んでおけば間違いないでしょう。
ピン対応ブーツでもしっかりと滑走重視のものも多くありますし、板もスピードに強いタイプとなれば、よりビンディングとのバランスが重要になってきます。 デメリットとしてよく挙げられる、1段階のクライミングサポートですが、緩斜面からある程度の急斜面の登行まで問題なし。絶妙な高さで、使用していてそんなに気になるポイントではないと思います。
レビューワー
Narrows
Staff/伴 隆郎さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/narrows_ban.jpg)
滑りに妥協したくない方には最高のハイブリット
滑走時はアルペンビンディング、ハイク時はテックビンディング、滑りに妥協したくない方には最高のハイブリットビンディング。ピンタイプのビンディングでの滑走に不安がある方は、このDUKE PTシリーズで決まり。ハイクも、滑りも、不安な要素がなく、自分のパフォーマンスを発揮できます。
レビューワー
TRUNKBASE
オーナー/丹野幹也さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/9_trunkbase_tannno.jpg)
MARKER|Duke PT11
ダイレクトな滑走性能とスムーズな歩行性能を併せ持つ
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/06/7450X1AS_DUKE_PT_11.png)
Duke PT11
DIN=3-11
Weight=1150g (1/2pair)
¥93,500
◆公式HP/http://www.mdvsports.co.jp
滑走時はアルペンビンディング、登坂時はテックピンを融合した革新的ビンディングDUKE PTシリーズに新たに「DUKE PT 11」が登場しました!
従来のアルペンビンディングと同様な保持力が強く安定したダイレクトな滑走性能、テックピン時はスムーズな歩行性能を引き出します。両性能を求めるスキーヤーにはたまらない逸品!また、低い解放値設定によりヒール形状が変更され、軽量化されています。
レビューワー
Mt.Peaks
Staff/立見浩一さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/mtpeaks.jpg)
MARKER|GRIFFON 13
高い性能と実用性が両立したビンディング
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/7524W1GK_Griffon_13_90mm_tan.jpg)
GRIFFON 13
DIN=4-13
Weight=1030g(1/2pair)
¥46,200
◆公式HP/http://www.mdvsports.co.jp
フリースキー向けビンディングとしても最も早く登場したMARKERのROYALファミリー。その中でもこの「GRIFFON」は上位機種のJESTERの性能を持ったまま軽量化。ブーツのホールド性も高く、安心してライディングができます。要は、高い性能と実用性が両立したビンディングと言って良い。
レビューワー
PAPASU
オーナー/池田俊也さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/papasu_ikeda.jpg)
スピード安定感もあり、しっかりブーツを保持してくれる
重量1030gでありながら、スピード安定感もあり、しっかりブーツを保持してくれる印象。 カラーバリエーションも6色もあり、板とのコーディネートも楽しめる。
レビューワー
Alpen Outdoors FLAGSHIP STORE札幌発寒店
Staff/スキーエキスパートアドバイザー 伊藤浩之
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/06/アルペン札幌_伊藤浩之.png)
MARKER|KINGPIN 13
歩行性能と滑走性能を高い次元で両立・ゲレンデでも不安はない
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/7933W1MA_KINGPIN_13_75_100mm.jpg)
KINGPIN 13
DIN= 6-13
Weight=715g(1/2pair)
¥118,800
◆公式HP/http://www.mdvsports.co.jp
トゥピースはテックビンディング、ヒールピースはアルペンビンディングというハイブリッドタイプのビンディングで、歩行性能と滑走性能を高い次元で両立しています。 バックカントリーはよくてもゲレンデだとトゥピースはテックビンディングだし、弱いんじゃないか……と思われる方もいるかもしれませんが、積極的にパークで使ったりすることがなければ、保持力の弱さを感じることはないと思います。
レビューワー
Alpen Outdoors FLAGSHIP STORE札幌発寒店
Staff/スキーエキスパートアドバイザー 伊藤浩之
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/06/アルペン札幌_伊藤浩之.png)
ピンタイプによる軽さとコバ止めによる滑りの安定感のバランスがとれたモデル
トゥはピンで固定、ヒールはコバで固定するタイプのため、ピンタイプによる軽さとコバ止めによる滑りの安定感のバランスがとれたモデル。スキーモードとウォークモードの切り替えも操作もアクションが少ないため、素早いモードチェンジが可能。
レビューワー
Alpen Outdoors FLAGSHIP STORE柏店
Staff/浅野正樹さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/06/顔写真-1.png)
LOOK| PIVOT 15 GW
安全性と性能の高さを両立した完成されたビンディング
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/FCLPA05_PIVOT15GW_B130_FORZA3.png)
PIVOT 15 GW
DIN=6-15
Weight=1245g(1/2pair)
¥56,100
◆公式HP/https://www.look-bindings.com/jp/
もう説明は不要だと思えるほど定番のビンディング。 何年も前からこのままの完成されたビンディングです。 LOOKのこのヒールピースは、確実な保持、誤解放を大幅に減らすターンテーブルという、安全性と性能の高さを両立したビンディングだと思う。
レビューワー
PAPASU
オーナー/池田俊也さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/papasu_ikeda.jpg)
ATOMIC|SHIFT 13 MNC
滑走性能の高さがあらゆるスキーヤーを次のレベルの滑りに導く
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/AD5002064_1_SHIFT13MNC.jpg)
SHIFT 13 MNC
DIN=6-13
Weight=880g(1/2pair)
¥93,500
大人気のハイク可能なビンディングSHIFT。 ハイクの時はTECシステムで、滑走時はほぼアルペンビンディングといったハイブリッドタイプで、アグレッシブなスキーヤーには、その滑走性能の高さがパフォーマンスを向上させ、そうでない方にも滑走力をしっかりサポートしてくれる。滑りのレベルを「ネクストレベル」に引き上げてくれるビンディングです。
レビューワー
石井スポーツ札幌店
Staff/藤野裕喜さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/fujino.jpg)
安心感と装着のしやすさに高評価!
バックカントリーを初めてやる方から上級者までお勧めできるビンディングです。体重の軽い方や女性には解放値が小さいSHIFT10を。男性や上級者にはSHIFT13と選べるところも良いです。
このビンディングのおすすめポイントはテックビンディングでありながら滑走するときは普通のビンディングのようにブーツも前側のコバを固定できるので剛性が高くねじれにも強いところです。特に整地を滑るときやアイスバーン、春先のザラメでもしっかりとスキーに力を加えることができます。
レビューワー
秀岳荘 北大店
Staff/登山・スキーマネージャ― 小路口稔さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/shugakuso_kita.jpg)
SALOMON|S/LAB SHIFT 13 MN
それぞれの状況に合った最適な使い方ができる
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/L41130400_0_VIR_N-SLAB-SHIFT-MNC-13_Bk.png)
S/LAB SHIFT 13 MN
DIN=6-13
Weight=885g(1/2pair)
¥104,500
◆公式HP/https://timetoplay.salomon.jp/
ツーリングモードと滑走モードの切り替えができるハイブリッドモデル。ツーリング時はピンでの固定、滑走時にはコバでの固定なので、それぞれの状況に合った最適な使い方ができるビンディングです。滑走時はコバでの固定なので、滑走性能は非常に高いです。ビンディング自体が軽量なので、ツーリングも快適です。複数のソール規格に対応。
レビューワー
石井スポーツリンクス梅田店
Staff/スキー担当 白井康平さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/umeda_shirai.jpg)
「今はゲレンデ」用として。けれど後々は歩いて登ってみたいという方へも
トゥピース・ヒールピースともにコバで固定するタイプのため、滑りの安定感を求める方へおススメ。また、スキーモード時はアルペンビンディングと同様の手順で脱着ができるため、ゲレンデ中心に使用される方は扱いやすさのメリットがある。
ウォークモード時のクライミングサポートの上げ下げはとても操作がしやすい。滑るだけならピンテック非対応ブーツでも合わせることができるため、「今はゲレンデ用として。けれど後々は歩いて登ってみたい。」という方へもオススメ。
レビューワー
Alpen Outdoors FLAGSHIP STORE柏店
Staff/浅野正樹さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/06/顔写真-1.png)
SALOMON|STRIVE 16 MN
低い重心が雪面の状況をいち早くキャッチしてくれる
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/L47322500_0_VIR_STRIVE-16-MN_Purple-Shifted-black-Flame-Orange.png.high-res.jpeg)
STRIVE 16 MN
DIN=7-16
Weight=1125g(1/2pair)
¥38,500
◆公式HP/https://timetoplay.salomon.jp/
重心が非常に低く、雪面の状況をいち早くキャッチできます。クイックレスポンスが状況に合わせた滑りを実現。重量も軽く、非常に扱いやすいビンディングになっています。
レビューワー
石井スポーツリンクス梅田店
Staff/スキー担当 白井康平さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/umeda_shirai.jpg)
ARMADA| N STRIVE 14 GW
最新式ながら約3万円とコストパフォーマンスがとても高いのも魅力!
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/06/RD0000027_0_Strive14.Sand_.jpg)
N STRIVE 14 GW
DIN=5-14
Weight=1960g
¥35,200
フルモデルチェンジの少ないビンディング市場において、久しぶりに登場した最新のフリースタイル向けビンディング。低重心なのでスキーとの一体感も非常によく、縦バネ式のビンディングでありながら、横バネビンディングのような軽快な操作が可能です。14までついているビンディングにしては軽量(960g1/2per)。最新式のビンディングでありながら、実売価格が3万円を切ってくるコストパフォーマンスの高さも魅力的。
レビューワー
COMPASS HOUSE
アドバイザー/村井諄弘さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/8_compass_murai.jpg)
SALOMON|STRIVE12 GW
競合ブランドのベストセラーモデルよりも価格が安いのもオススメ点
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/L47322800_0_VIR_STRIVE-12-GW_Silver-Shifted-Gold-Black.png)
STRIVE12 GW
DIN=4-12
Weight=920g(1/2pair)
¥27,500
’22-23シーズンにリリースしたSTRIVEシリーズ。すっきりしたデザインとスタンドハイトの低さ、実際に使用した時の雪面コンタクトのダイレクト感などなど、試乗会でもなかなかの高評価でした。’23-24シーズンは、さらに廉価版(とはいえ解放値12まで!)のSTRIVE12がリリースされます‼
使用感はSTRIVE14などと一緒で、より扱いやすく軽量! 競合ブランドのベストセラーモデルよりも価格が安いのもオススメできるポイントです!
レビューワー
サンワスポーツ Websports
番頭/大口晋司さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/sanwasports_ooguchi.jpg)
ARMADA|STRIVE12 GW
カラーが3色もありコストパフォーマンスも魅力
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/06/FW23_ARMADAs.png)
STRIVE12 GW
DIN=4-12
Weight=920g(1/2pair)
¥27,500
昨年登場したSTRIVE 14 GWの基本性能・構造をそのままに解放値4-12に設定した「STRIVE 12 GW」をNEWリリースしました。STRIVEの特徴は低重心!ブーツソールとスキーが近づくことにより雪面からコンタクトを感じ、ダイレクトな操作性・パワー伝達を実現!
トウピースが幅広い設計のより正確なターンを描くことを可能にし、ランディングの強い衝撃にも耐えられる設計にもなっています。カラーバリエーションが3色もあり、コストパフォーマンスも魅力ですよ!
レビューワー
Mt.Peaks
Staff/立見浩一さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/mtpeaks.jpg)
DYNAFIT |ST ROTATION 14
様々な滑り手が待ち望んでいたスペックに間違いない!
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/dynafit_ST-Rotation-14_34View_ma.png)
STRIVE12 GW
DIN=7-14
Weight=605g(1/2pair)
¥81,400
◆公式HP/https://rexxam.com/dynafit/
このスペックを待ちわびていた滑り手たちは多いはず! 安全性能と軽さ、ライディング性能を兼ね合わせた最強のTEC BINDHINGではないでしょうか! 国内外のライダーたちも使用している模様がドンドンSNSを通して上がってきてますが、一般常識ではセパレートのフリーライドビンディングを使用するようなシーンでもROTATION14を使用していたりと、信頼度は折り紙付きです。
「滑り思考の強いクライマー」からもこのスペックは間違いなく注目を浴びるはずです。 コバタイプのビンディングよりもTOEピースとHEELピースの重量配分がほとんど1対1なので、ザックにつけた時にバランスを取りやすいです。それに加えて、ライディング時の安全性の担保がつくとなると、従来のclimb&ride及び、SKI ridingの常識、SKI SETUPも変化が起きるかもしれませんね! 少し極端な例えですが、様々な滑り手が待ち望んでいたスペックに間違いはないですね。
レビューワー
石井スポーツ ヨドバシ甲府店
Staff/甘利祐貴さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/amari.png)
ARMADA| N TRACER TOUR
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/06/RD0000040_0_N-Tracer-Tour-black.jpg)
N TRACER TOUR
Adjustment Range=50mm
Weight=780g
アルミ削り出し、フルピンタイプのビンディング。ほとんどが金属でできているため、劣化による急な破損などが起きにくく、山でも安心して使用できます。非常に軽量で操作も簡単。
フルピンタイプのビンディングの中では保持力、剛性も高いのでライドも楽しむことが可能。ロングハイクにはやはりフルピンが適しています。最近は80~100mm半ばまでのツアースキーには、このビンディングをつけることがほとんどです。
レビューワー
COMPASS HOUSE
アドバイザー/村井諄弘さん
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/05/8_compass_murai.jpg)
TYROLIA|TX 10 GW
軽さが特徴で価格も軽め!
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/06/2324IDone_catalog-23.png)
TX 10 GW
DIN=3-10
Weight=1650g
¥19,800
◆公式HP/https://www.tyrolia.com/ja_JP/
軽さが特徴で、でもしっかりとしています。グリップウォーク対応なので、ほとんどのブーツに対応。また、価格も軽め!!!
レビューワー
マテリアルスポーツ白馬店
Staff/望月弘文
![](https://steep.jp/wp-content/uploads/2023/06/materialsports.png)