RIPSTICKシリーズがさらに進化し「PLAYMAKER」に111㎜ファットも登場!|ELAN(エラン)’24-25ニューモデル情報をお届け!

大人気となった「RIPSTICK」シリーズや、グレン・プレイクのシグネチャーもあるツアースキー「PLAY MAKER」など高い技術力が生み出したヒット作品を擁する「ELAN」の話題を、「JSP SNOW EXPO JAPAN2024」(2024年2月13-14日開催@パシフィコ横浜)で聞いてみた。

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「PLAYMAKER」に新サイズ111が登場

’24-25季、これまでウエスト101と91㎜しかなかった「PLAYMAKER」に新たにウエスト111㎜というファットがリリース。このモデルはFWTなどフリーライドをアスリートとして追求しているユーザーが対象だ。これまで、ディレクショナルシェイプの「RIPSTICK」のシリーズには116㎜があり、それで大会に出ている選手もいたが、FWTというビッグマウンテンをフィールドとする競技環境を考慮するとツインチップのほうが適しているため、RIPSTICKの116㎜を止めて、ツインチップであるPLAYMAKERに移して111㎜をリリースしたというわけだ。

双方向に浮力を発揮するサーフ・ロッカー、ツインチップ、センターにうっすらキャンバーのスタイル。「デュアルフロートテクノロジー」と称する、足元にカーボンを内蔵し、トップとテールは非常に薄くしたことで、パウダーの中でのスキーの横方向の動きにメリットがあり、トップとテール双方向で浮力を最大限に得ることができる。PLAYMAKER111は360度サイドウォールを採用していることで、非常に丈夫で軽いのも特徴だ。

RIPSTICKシリーズはさらに進化を遂げた

ディレクショナルなバックカントリー・フリーライドモデル「RIPSTICK」は、‘24-25季は、変わった点を挙げるより、変わらない点を挙げたほうが早い。スキーの内側は少しロッカーしているが、外側はもっとロッカーしているという、ELAN独特の左右非対称のロッカー「アンフィビオ・テクノロジー」は継承されているが、それ以外、モールドからサイズピッチまですべてが変わったからだ。

最もファットなのが108、そして102、96、88と続く。継承されたアンフィビオ・テクノロジーによって強いエッジグリップとターンのしやすさは相変わらずの魅力だ。中身で新しく採用された象徴的なテクノロジーが「カーボンデッキテクノロジー」だ。スキーのトップシートのエッジサイドに幅広のカーボン(UD カーボン)のテープが内蔵されていて、内側は長く、外側は短く入っている。

これとは別にカーボンチューブ(カーボンロッド)は今まで同様に2本入っている。これらによって軽量化を図りつつ、優れたレスポンスのパワフルでありながらスムーズな乗り心地を実現しているのだ。カーボンチューブとテープ状のカーボンが入ることによって、必要なところに最低限のカーボンを追加していくことで、余計な重量が出ない。その結果、フレキシブルさを保ちながらスキーの方向安定性をブレないものにするという、より精度が上がった仕上がりとなっているのだ。

また、トップのショベル部分にフラックスファイバーという天然素材の振動吸収素材が入っている。あえて天然素材を採用しているのは、SDGsの観点からだという。このように、’24-25季のRIPSTICKシリーズは時代のニーズに合わせてさらなる進化を遂げた。

「RIPSTICK BLACK EDITION」もアップデート

「BLACK EDITION」は、RIPSTICKの最高峰に位置づけらるハイエンドモデル。’24-25季は、従来通りレギュラーコレクションをベースにカーボンを随所にふんだんに採用して、さらなるパフォーマンス向上を図っている。足元にC-Plyカーボンという1枚のカーボンチップが入っており、それによってまず足元の安定性を強化した。レギュラーコレクションが2本のカーボンロッド内臓に対して、BLACK EDITIONは真ん中のトップ側とテール側にもカーボンを加えて、合計4本のカーボンチューブを搭載。これによって安定性がより高くレベルアップしている。

一般論として、メタルを入れればスキーは安定するものだが、当然とても重くなってしまう。そこで軽量なカーボンを採用するわけだが、カーボンの特性としてシート状で入れると張りが強く出過ぎてしまう。リバウンドの速さが求められるスラロームスキーなどであれば問題ないが、板も硬くなってしまうのだ。そこでELAN社が考案したのが、チューブ状やテープ状のカーボンを内蔵させる、フレックスを損ねずに安定性を実現するという独自のテクノロジーというわけだ。

これまではBLACK EDITION のほうが硬く、パワフルなパフォーマンスを実感しやすい印象だったが、同時に乗り手の技術力やパワーが求められた。しかし、’24-25季は、BLACK EDITIONのほうがレギュラーコレクションよりも滑ったフィーリングはちょっと柔らかくて非常に扱いやすい印象になった。これはまさしくカーボンの効果から。最先端のカーボン構造によって、スピードの中での安定性がより向上してパワーと融合、レギュラーコレクションより明らかにハイパフォーマンスで、ある意味で誰をも受け入れる非常に乗りこなしやすい仕上がりになったといえる。

女性の感性に響くデザインのRIPSTICKレディスコレクション

こちらはRIPSTICKのレディスコレクション。今のダイバーシティな時代からいくと、。「レディース向け」とジェンダーで区別するのはどうなんだ?という見方もあるなかで、ELAN社の出した答えは、男女と差別した上のレディース、ということではなく、女性ならではの体格やパワーに配慮した上でメンズと同じクオリティレベルにする、という姿勢だ。

ELAN社にはずっと以前から長年、女性だけの開発チームがある。’24-25季に向けて女性たち自らが考えたデザインは展示会でもショップディーラーからすこぶる評価が高かったという。106・100・94・88㎜とバラエティなウェスト幅での展開も、女性たちをリスペクトする姿勢の現れといえるのではないか。

Information
公式サイト:https://www.elanjapan.co.jp/
SNS:InstagramFacebookYou tube

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