今回は、ライダーとともにプロダクトにこだわり続ける開発姿勢と、高い技術力で熱い支持を集めるブーツブランドGEN FACTORYの話題を、「JSP SNOW EXPO JAPAN2024」(2024年2月13-14日開催@パシフィコ横浜)で聞いてみた。
「FUTURE-W」登場!
GENブーツを代表するモデルであり、アッパーとロアに異なる素材を採用して軽さとフレックスを出し、クイックレスポンスを実現している「FUTURE」。プロライダーも数多く愛用し、とても評価が高いモデルだが、この「FUTURE」に’24-25季は「W」と称するウィメンズモデルがデビューした。
シェルの素材は「FUTURE」と同じで軽量、フレックスを75と柔らかくした。バックルはポリ強化カーボネイトにすることによって、フリースタイルの動きに合わせてブーツがねじれやすくなっていて、さまざまなシチュエーションに対応できる。ガールズフリースキーヤーや、もっとスタイルを追求するするパークライダー、よりコントール性を追求したい熟練のフリースキーヤーまでをカバーする。今回の展示会で大きな話題を集めた。
上級機種すべてに、かかとへの衝撃を吸収するサーモエラストマー素材でできたフットベットが入っている。
3つの「BLACK」の味わい
「GENESIS」 FLEX95が3色展開に。ラメが入り高級感を感じさせるプラチナブラック・「GENESIS 」FLEX90はカーボンブラックという、他にはない炭色のJapanカラー、「BUMPS9R(フレックス90)」はマットブラックにと、上級機種3モデルがすべてブラックで統一されたが、すべての色が微妙に違う。
GENのサステナブルへの取り組み・リサイクル素材で作られたレンタルブーツ
‘23-24季よりSDGsの観点から、リサイクルマテリアルを使用したレンタル用ブーツの開発に取り組んできたGEN。シェルとカフそしてプロテクターのコンポーネントに、回収されたプラスチックと通常のブーツの生産現場から直接回収されたリサイクル素材を採用し、独自のオリジナル樹脂ブレンド製法により、約50%がリサイクル素材でできたジュニア向けのレンタルブーツの製品化に成功した。
現在の‘23-24季は滋賀県のグランスノー奥伊吹や白馬のスパイシーレンタルでテスト導入され展開中。とても好評で、安全性と性能の確かさも実証されたことで、’24-25季は大人向けのリサイクルブーツも開発、ラインナップを強化する。
継続してグランスノー奥伊吹スキー場や、新たに日本スキー場開発グループのスキー場での展開が始まる予定だ。
Information
公式サイト:https://genfactory.jp/
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