革の端材でパッチワーク!サステナブルな1点もの|松岡手袋(マツオカテブクロ)’24-25ニューモデル情報をお届け!

今回は、人の手の形に湾曲した「エルゴグリップ」を開発したことで世界的にも有名なグローブブランド「松岡手袋」の’24-25季の話題を「JSP SNOW EXPO JAPAN2024」(2024年2月13-14日開催@パシフィコ横浜)で聞いてみた。

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’24-25季は「エルゴグリップ」もサステナブルに

松岡手袋は1957年、全国シェア90%以上を占める手袋の名産地、香川県で創業。スキー・スノーボードはじめ野球やゴルフの薄い手袋、オートバイや釣りのグローブも手掛け、OEMによる他メーカーのグローブの製造も、すでに64年もの歴史がある。

松岡手袋によって人体工学に基づき開発された、人間の手の自然な湾曲にフィットさせるために、指の関節で縫い合わせる「エルゴグリップ」という技術。日本の手袋の歴史は200年以上あるが、2005年に開発されたこの技術はその長い歴史の中で初めてのものとなった。この特許は松岡手袋しかもっていないものだ。

新作「ESK-2430P」は革の端材のパッチワーク!

‘24-25季のイチオシは、なんといっても「松岡手袋のサスティナブルな取り組み」から生まれた新しいグローブ「ESK-2430P」だ。革製品を創る過程で生まれる、山羊や牛などの皮の端材を活かしてパッチワークのように作られており、ご覧の通りのカラフルな作品に仕上がった。

これまでは廃棄してしまっていた端材を集めて、手の形にパーツを何枚も組み合わせて製作するエルゴ・グリップを生かし、新しいグローブとしてリリース。特にエルゴグリップは細かいパーツの寄せ集めからできているので、まさにもったいない端材はパッチワークにピッタリ!だったのだ。

端材として使われているのは主に牛や山羊の革。このグローブ一双にも「ここは牛、ここは山羊」という感じで革の種類もいろいろで、なんとも楽しい。

また、「ESK-2430P」は、中綿がこれまで通常のポリエステルだったところを、リサイクルで作られたポリエステルの綿を採用。より環境へ配慮している。

カラーは、暖色系と寒色系があり、いずれも色固定のタイプと、それぞれランダムなカラーの組み合わせの2パターンを準備。ランダムなものは1点ずつ使われる素材が違うので、間違いなく世界でオンリーワンのマイ・グローブになる。選ぶ楽しみでワクワクだ。限定生産による販売になる。

さらに、ミニブラシを全部のモデルに付属品としてつけた。グローブのつなぎ目の段差についてしまう汚れ落としに便利だ。ブラッシングの後は自然にオイルをつけたくなるもの。そこで松岡手袋では特製オイルも販売している。

革のグローブは使えば使うほど手に馴染み、柔らかくなったり、使いやすくなる。愛着を持って手入れし、手入れも楽しみながら長く使うことでサスティナブルへ寄与できるという考えだ。

Information
公式サイト:https://www.igrek-okumura.jp/
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