シーズンの最中、早くもメーカーによる来季’2023-24シーズンのニューモデルがお披露目される展示会が各所で開催されている。今回は、「よく滑る」とレーシング界やスキーショップでもっぱらの評判を集めているハヤシワックスの話題を「SNOW SPORTS合同展示会」（2月14~15日開催＠パシフィコ横浜）で聞いてみた。
滑走性を限りなく追求した「勝利するためのウェポン（武器）」として名高いハヤシワックス。「ハヤシワックスはとにかく滑るらしい」という噂は口コミで全国へと広がり、今ではアルペン競技はもちろんのこと、基礎や山スキーなどジャンルを問わず愛用されている。コアな滑り手ならその名を知らない人はいないだろう。フリースキーヤー・スノーボーダーの愛用者もどんどん増えている。
1本で山のトップからボトムまで1日中もつ最強の万能ワックス「Blends」
フリーライド派に向けて、ハヤシワックスが自信を持ってオススメというアイテムが「Blends」だ。Blendsは、山のトップからボトムまで、この1本でいろいろな雪質に対応するという万能さが特質だ。
展示会ブースで話を聞かせてくれた林さんによると…
「ハヤシワックスがスピード・滑走性をメインにしていると考えると、Blendsは持続性をメインに扱っているという位置づけです。山はやはり圧雪されていないので、パウダーやクラストした状態もあって、ターンするときに圧がかけにくいシチュエーションもあると思うんです。そういったところでもキレのあるターンや瞬発力のあるターンを生み出せるというのがコンセプトになっています。
ベースとトップワックスの2種類で、雪質がドライのときはベースワックスで、雪質が徐々にウェットになってきたらトップワックスを使う、という2種類のワックスで完結するワックス。
Blendsには固形とリキッドとありますが、こだわる方はアイロンを使ってホットワックスもしますが、スマートフォンと同じでどんどんスマートになって、できるだけ簡単に濡れて、塗る時間を短くして、その分滑る楽しい時間を長くするということで、今はリキッドが売れています。
このパラフィン系リキッドワックス、今では他のメーカーさんも徐々に出てきていますが、6年前にハヤシワックスが一番最初に作ったのです。国内外の特許も取得しています。 以前のリキッドワックスはパラフィンがしっかり入っているものではなかったので、だいたいリフト2，3本滑ると効果がきれてしまうものが多かったのですが、Blendsのリキッドタイプは、固形ワックスのパラフィンがそのままリキッドの中に溶け込んでいるので、しっかり1日効果が持続するワックスになっています。BCやフリーライドなど山を愛するユーザーの皆さんにぜひ使っていただきたいワックスです」
環境にも配慮を
このBlendsは、ノンフッ素のワックスであることも見逃せない。ワックスは石油由来のものが多いなか、米のロウを使ったりして、できるだけ環境にやさしく作っているという。滑走性能と持続性能に環境への配慮をまさにブレンドしたのが新世代ワックス「Blends」というわけだ。
バックカントリー滑走がますます活発になるスプリングタイム。春先の山では雪質も変化の幅が大きい。Blendsをバックパックにしのばせてツアーに出るユーザーも多いという。ぜひ試してみては。
▼Blendsの説明動画（林さん）
公式サイト：https://hayashiwax.jp/blends/#page-top
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