デニム⁉ の3フィンガーモデル新登場! 松岡手袋|’23-24ニューモデル情報をお届け!

今回は、人の手の形に湾曲した「エルゴグリップ」を開発したことで世界的にも有名なグローブブランド、松岡手袋の話題を「SNOW SPORTS合同展示会」(2月14~15日開催@パシフィコ横浜)で聞いてみた。


松岡手袋のトレードマーク・エルゴグリップ

松岡手袋は1957年、全国シェア90%以上を占める手袋の名産地、香川県で創業。スキー・スノーボードはじめ野球やゴルフの薄い手袋、オートバイや釣りのグローブも手掛け、OEMによる他メーカーのグローブの製造も、すでに63年もの歴史がある。2005年に開発された「エルゴグリップ」によって、世界にもその名を知られるようになったジャパンブランドだ。

松岡手袋によって人体工学に基づき開発された、人間の手の自然な湾曲にフィットさせるために、指の関節で縫い合わせる「エルゴグリップ」という技術。日本の手袋の歴史は200年以上あるが、この技術はその長い歴史の中で初めてのものとなった。この特許は松岡手袋しかもっていないものだ。

手の立体的な形をそのまま再現
分解するとなんと100パーツも!

エルゴグリップで作られたグローブの掌と、手を見比べてみると一目瞭然。まるで手相と同じように革のパーツが縫製されている。わかりやすいのは親指だ。3Dに生えているため、そのカーブに合わせて縫い合わせている。手の力を最も抜いたラクな状態で生まれる湾曲を、そのまま再現するために組み合わせるパーツは、なんと100パーツにも及ぶ。その途方もない行程に松岡手袋のグローブにかける情熱と卓越した技術が込められているのだ。

これまでスキー・スノーボードシーンにおいては、「松岡手袋」というブランドで表舞台に立つことを積極的にはしてこなかったが、近年プロショップや使用ライダーから「松岡手袋はヤバい」という声が大きくなり、その際立つ性能とネオジャパネスクな雰囲気が、時代のトレンドにマッチしていると評判で、その人気はうなぎ上りとなっている。


‘23-24シーズンの注目の新作「ESK-2330D」

ESK-2330D

Size:XS,S,M,L,XL
Color:全2色
INDIGO RAINBOW/UMBER(写真)
INDIGO /UMBER
¥23,100

’22-23シーズンの最大トピックは、新しい3フィンガーの「ESK-2330D」の登場だ。ご覧の通り、表がデニム⁉というユニークなデザインだ。一見デニム生地に見えるが、実はデニムの見た目をした「革」だ。

最上級のクオリティの風格たっぷり、国内なめしの牛革「デニム柄型押し」のやぎ革仕様。もちろんエルゴグリップで、握りやすさ・操作性・保温性はお墨付きだ。グローブ内は透湿防水フィルムHIPORA®を内蔵し、軽くて暖かい高機能の中綿を使用。

甲部分の隠しポケット
クロスが伸びて使いやすい

甲部分には隠しポケットがあり、ミニカイロを入れたりすることもできる。なんと予め小さなクロス入りで、ゴーグルの曇りやスマホ画面を拭くのに便利だ。

左)ステッチ単色(INDIGO /UMBER)右)ステッチレインボー(INDIGO RAINBOW/UMBER) 

デニム柄の上に配されたステッチカラーは、単色とレインボーの2タイプある。細かいディテールの機能にもこだわった上、個性的な風合い、スタイル感を持つデザイン。ミトンという形と、デニム+ステッチの雰囲気の相性が抜群で、どことなく可愛い感じが女性や若者ウケしそうだ。 


パウダー系で一番人気「ESK-2130」は4色展開

ESK-2130

Size:XS,S,M,L,XL
Color:全4色
OLIVE/IVORY ・CORK/BROWN・BLACK/NAVY ・GRAY/DARKGRAY 
¥20,350

展示会ブースでのスタッフの話によると、パウダー・フリーライド系のスキーヤー・スノーボーダーに一番の売れ筋は、販売当初から3フィンガータイプの「ESK-2130」だという。しっとり・もっちりとした上質感が溢れ出る牛革/やぎ革仕様。一番使う人差し指が自由に動くことで、操作性は5本指グローブとほとんど変わらない。それでいて残りの3本の指の部分はミトンスタイルですっぽりと包んでくれるため、保温性は抜群。操作性と保温性を両立した、イイとこどりの最強アイテム。

人差し指に付いているカラビナループも、グローブを乾燥させるときや、春先など暑くてグローブを外してウエアに引っかけておけるので便利。ハンドストラップも使える。スマホやゴーグルを素手でいじりたいときにグローブを一瞬外した際にも、グローブをポケットに入れる必要もないし、雪の上に落とすこともないから実に便利。

人差し指の付け根に注目
ハンドストラップがあればリフトから落とすこともない

色では写真のOLIVE/IVORY とCORK/BROWNがダントツ一番人気とか。グローブの色としては今のトレンドカラーでもあるが、それ以上に松岡手袋の漢字の刺繍ロゴの質感・イメージが、ナチュラルな茶色やオリーブ色に映えるのだろう。毎年この2色は定番で継続、’23-24シーズンにプラスされるのはBLACK/NAVY とGRAY/DARKGRAYの2色で、全4色展開となる。


公式サイト:http://matsuoka-glove.co.jp/

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