ライダーがこの冬使い倒した愛用のギアについて、インプレッションを語ってもらおう。
今回はパークスキーヤーとして第一線で活躍し、今はコーチ業を主にレッスンや自身のYoutubeチャンネルでフリースキーを普及させている遠山巧の愛用ギアだ。
遠山巧 36歳
パークライディングをメインにコーチングする。今回のセットアップもパークでトリックすることを視野に入れたギアのインプレッションだ。
遠山巧のセットアップ
スキー①:VOLKL REVOLT 104 180cm '22-23モデル
スキー②:VOLKL REVOLT 90 174cm '22-23モデル
ブーツ:DALBELLO ILMORO 120 '22-23モデル
ビンディング:MARKER JESTER 16 '22-23モデル
各ギアの評価とレビュー
スキーレビュー
① VOLKL REVOLT 104
●硬さの印象を5段階で(★1=ソフト←→★5=ハード)
ノーズ:★★★☆☆
センター:★★★★☆
テール:★★★☆☆
●適したシーンを5段階で
Powder:★★★★★
Grooming:★★★★★
Hard pack:★★☆☆☆
park:★★☆☆☆
Moguls:★☆☆☆☆
Touring:★★★★★
●よく使う状況
フリーランやパークを満遍なく滑る時にゲレンデに1本だけ持っていくとなれば迷わずREVOLT104を持っていきます。もちろんパウダーも◎
●レビュー
有効エッジ長の比率がVOLKLのツインチップシリーズの中で一番低いため、滑走中の取り回しが非常に軽くなっています。パウダーやフリーランの使用が最適ですが、長くて太くてグラフィックも良いので、見た目を重視して少し無理をしつつもパークでも使っています。と言いつつオススメはフリーラン、パウダーの比率の多い人です。
②VOLKL REVOLT 90
●硬さの印象を5段階で(★1=ソフト←→★5=ハード)
ノーズ:★★★★☆
センター:★★★★☆
テール:★★★★☆
●適したシーンを5段階で
Powder:★☆☆☆☆
Grooming:★★★★☆
Hard pack:★★★★☆
park:★★★★★
Moguls:★★★☆☆
Touring:★☆☆☆☆
●よく使う状況
パークメインで滑るなら常に。
●レビュー
パークスキーのひとつの完成形かな、と思います。スキーの重さがこれまでの板より軽くなり、さらに新設計で搭載されたウッドコアによりスウィングウェイトも軽くなっています。2つの「軽さ」がトリックをする時この上ない武器になります。
とにかくパークライディング!という方にオススメです。
ブーツレビュー
DALBELLO ILMORO 120
●硬さの印象を5段階で(★1=ソフト←→★5=ハード)
ロワーシェル:★★★★☆
アッパー:★★★☆☆
●適したシーンを5段階で
Powder:★★★★★
Grooming:★★★★★
Hard pack:★★★★★
park:★★★★★
Moguls:★★★★★
Touring:★☆☆☆☆
●よく使う状況(時期、場所、コンディションなど)
常にどこでも。
●レビュー
この一足さえあれば自分の滑走エリア(ゲレンデ内)では不足はありません。
ビンディングレビュー
MARKER JESTER 16
●印象を5段階で
パワー伝達感:★★★★★
信頼感:★★★★★
使い心地:★★★★★
軽量感:★★★☆☆
登高モードチェンジの操作感:ナシ
ヒールリフターの操作感:ナシ
●適したシーンを5段階で
Powder:★★★★★
Grooming:★★★★★
Hard pack:★★★★★
park:★★★★★
Moguls:★★★★★
Touring:★☆☆☆☆
●よく使う状況(時期、場所、コンディションなど)
常にどこでも。
●レビュー
パーツの剛性感からくる滑走の安定感が最高です。
自分的にはこれがあれば他のモデルは必要ないです。