DPSのフラッグシップモデル「KAIZEN」が、登場以来初のアップデート

DPSのオールマウンテン・フリーライド系フラッグシップモデル「KAIZEN」が、来季大幅アップデート。登場からの歩みを振り返りながら、刷新された構造とデザイン、その進化のポイントを詳しく見ていこう。

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ブランド創立20周年

革新的なカーボン使いで知られる同ブランドは、カーボンファイバーエンジニアリングの分野において唯一無二の存在だ。
一般的なスキーが部分的にカーボンを用いるのに対し、DPSはウッドコアの上下に航空機グレードのカーボンシートを全面配置した「ピュアカーボン構造」を採用。力強い反発としなやかな弾力性を両立し、経年劣化しにくい点も特徴で、長年愛用できるハイエンドモデルとしての価値を確立している。

▼卓越した滑走性能や、アメリカ国内生産によるクラフトマンシップなど、プレミアムスキーとしての真価を体現するシネマティックフィルムは必見

フラッグシップモデル「KAIZEN(カイゼン)」

DPSは、20周年を機に新たなフェーズへと踏み出した。オンピステに特化した「Pisteworks」、ハイブリッドカーボン構造によって操作性と安定性を高めたオールマウンテンライン「Koala」と、プロダクトレンジを拡張。
そして21年目となる来季は、登場以来初の大幅アップデートを行う「KAIZEN」に注目だ。

KAIZENとは?

オールマウンテン・フリーライド系「KAIZEN」シリーズは、フリーライド系フラッグシップであった「Pagoda」の後継機として2024年に登場した。

最大の特徴は、軽いポプラと高強度なアッシュを上下に分離配置し、横方向に接合する独自の技術「スプリットコア構造」による安定性と、「プレミアム・フルカーボン構造」によるエネルギー伝達性の高さにある。

また、近年導入されたカーボンラミネート構造テクノロジーにより、落ち着いた乗り味を実現。軽量かつ高反発というカーボンの特性を活かしながら、硬さや振動の出やすさといった弱点を独自設計で抑制している。剛性と自然なフレックスを保ったまま、なめらかで安定感のあるフィーリングに仕上がっている。

改善点は?

新プレート「Carbon Power Plate」

革新・進化を表現する名を冠した「KAIZEN」。初のアップデートでは新たに「Carbon Power Plate(カーボンパワープレート)」を搭載し、安定性をさらに向上。あらゆるシチュエーションで高いパフォーマンスを発揮する。

フレックスの均一化

また、これまでわずかに感じられたフレックスの不均一さも改善。テールにかけてより滑らかになったことで、ポジショニングの自由度が広がり、さまざまな滑りに対応できるようになった。同時にコントロール性も一段と高まっている。

オプションカラー

さらに、オプションカラー「Carbon Reveal(カーボンリビール)」も新たにラインナップ。トップシートを透過して内部のカーボン構造をあえて見せるこのデザインは、単なる意匠ではなく、構造を可視化する技術力を表現したもの。本国では有償オプションとなるが、日本では通常カラーと同価格で展開しているため、好みに応じて選択できる。

カーボン使用部:②カーボンパワープレート ③高弾性フルカーボンラミネート

選び方は?

数値やアウトライン、さらには内部構造といった複数の要素が複雑に掛け合わさることで生まれる、多様な乗り味を楽しめる点がKAIZENシリーズの醍醐味だ。展開する2モデル、ウエスト100mmと105mmではキャラクターが大きく異なり、数値から想像する浮力ではなく、実際に試した乗り味で選ぶのが理想だ。それぞれの特徴と滑り方を考慮して選ぶ必要がある。

KAIZEN105│D=135-105-119mm(184cm)|L=155,163,171,179,184,189cm|R=18m(184cm) ¥269,500

ラディウス18mというスペックからは、105の方がより直進的なターンをイメージしがちだが、実際には絞られたテール形状によって、100よりもズラしやスライドがしやすく、ターン導入もサポートしてくれる設計になっている。ターン後半での引っかかりを抑え、軽快な抜けを求めるスキーヤーに適した一本だ。

KAIZEN 100│D=133-100-118mm(184cm)|L=153,163,171,179,184,189cm|R=15m(184cm) ¥269,500

一方、100mmはエッジが噛みやすく、より力強いターンを引き出せるモデル。ただし、その分しっかりと踏み込むパワーも求められる。

▼試乗会にて、アテンドしていたライダーの篠田龍一郎さんによる解説

全モデルに、Phantom Waxが施工済みで提供される点も見逃せない。購入後すぐに滑り出せるのは大きなメリットだ。これまで大きく打ち出されてこなかったが、今季からはトップシートにも表記され、より明確にその価値が示されている。

Information

DPS(ディーピーエス)

公式サイト:https://www.dpsskis.com/
公式SNS:InstagramFB

取扱い/株式会社Hi-Line

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