雪上で多数の最新モデルを試乗し、豊富な知識とユーザーからの声などを統合してプロダクトを比較して評価できるプロショップのアドバイスは説得力がある。26-27のニューモデルのなかから、プロショップが基礎スキーヤーに一番オススメしたいファットスキーを教えてもらおう。
ANTIMATTER100|ARMADA

メタル入りなので安心感。遊び心を加えたスキー
26ー27に新たに登場するアルマダの「ANTIMATTER」シリーズ。DECLIVITYシリーズの後継モデルの位置づけであり、メタル入りなので基礎スキーヤーも安心して体を預けることが可能です。
とはいえ、デモ用のスキーほど硬くはないので遊び心もあり、楽しいスキーです。ウエスト幅は92mm~114mmまで幅広く設定されていますが、そのなかでもこの「ANTIMATTER100」なら、オンピステ派のスキーヤーが少し太い目のシェイプに挑戦するのに最もマッチしていると思います。もし、太さに対して細かな操作感の不安がある場合はワンサイズ細い「ANTIMATTER92」を選んでも面白いでしょう。
BLADE|LINE

BLADE│D=154-95-124mm(176cm)|R=13.5m(avg@176cm)|L=160,169,176,181cm|¥147,400
スラローム機並みの超ショートラディウスで、パウダーもシャープなターンも
基礎スキーのショートターン用やレースのスラローム用のスキーを彷彿とさせるラディウスをもつBLADE。しかし、トップ幅は150mmを超え、ウエストは95mmと、やや太めのスペックとなっています。
テクニカルなスキーから乗り換えた最初はエッジの立たせ方に戸惑うかもしれませんが、角付けさえ慣れてしまえば、基礎スキーヤーも楽しめるスキーだと思います。ひとたび、パウダーが降ればこのスキーで滑るれるし、圧雪バーンに戻ればエッジの効いたシャープなターンも刻めます。
Dancer106 Ti|FACTION

極薄のチタン2枚を内蔵。高速で突破力のカービング性能
ここ数年、人気が上がってきているDancerシリーズのなかで最もウエスト幅の広いモデルになります。コアの上下を挟み込むように極薄のチタンが2枚内蔵されていることにより、高速域での安定性、切り返し動作後の反発がしっかりと生み出される設計になっています。コンペティション仕様の基礎スキーとは違い、高い反発力はないので、気持ちよくカービングターンをすることができます。
湿度の高いパウダーであっても、チタン内蔵で剛性が高いため、突破力があり、浮きながらスピード感のあるターンが可能です。テクニカル系のスキーヤーで太いスキーの購入を検討されている方は、Dancerを候補に入れてみてはいかがでしょうか。
ELIXER/E| BLASTRACK


ノンメタルとは思えない強烈なグリップ。基礎に近いフィーリングで滑れる
数ある国産フリーライドモデルのなかでも、最も基礎スキーやアルペンレース向けのスキーに近いフィーリングで滑れるところがこの板の最大の強みです。
驚くべきは、メタルを使用していないにも関わらず、ハイスピード時のスキーの安定性・エッジのグリップ感が非常に優れていると思います。普段乗っているテクニカルな板から違和感なくスムーズに乗り換えられるでしょう。

アウトドアショップ・パーマーク
オーナー/佐藤淳一さん
MINDBENDER88|K2

基礎スキーのような操作性。オン・オフピステをシームレスに行き来する
26-27のMINDBENDERはフルモデルチェンジ。スキーに伝わる不快な振動を抑え込み、ハイスピードでも高いコントロール性を維持できるテクノロジー「ダークマター」を搭載しています。安定感があり、ロングもショートも得意なスキー。長さのチョイス次第で、デモスキーのような緻密な操作性を備え、オン・オフピステを問わず、スキー場をまるごと楽しめるスキーです。
RE:PRIM|BLUEMORIS

小回り系デモ板に近いサイジング。雪がたくさん降った日に連れ出したい
25-26もオススメしましたが、来シーズンも継続するほどの完成度なので、26-27もオススメとして紹介します。実際、普段基礎スキーに乗るユーザーの方からの試乗レビューでも、パウダーも整地も非常に楽しめた、という意見もありました。深雪で十分な浮力が出る太さながら、12.9mというラディウスでターンも軽快。さらに、サイズも162cmと基礎系のショートターンモデルに近い感覚で違和感が少なく乗ることができるはずです。
使い分けというよりは親和性があって、雪がたくさん降った日に持っていると楽しそうっていうところでのオススメになります。大回りやスピード感のあるよりアグレッシブな滑りを求める方には、少し物足りない部分もあるかもしれませんが、ショートサイズならではのスキーとして、扱いやすさも楽しめるのがポイントです。
STORMRIDER 102|STÖCKLI

基礎スキーヤーがほしいトップの確実さ
あのストックリーのファットモデル ストームライダーシリーズ。やっぱりバッジテストや技術線を見据えて滑ってきた上級者ほど、ゲレンデの滑走性能やカービング性能、トップのとらえの確実さがあるほうが安心できますよね。一般的にスキーが太くなると操作性重視でトーションをゆるく設定してる場合がほとんどです。それゆえ、トップのとらえが曖昧で基礎スキーヤーには不安感があると思います。
その点、STORMRIDERは独自のトップメタルシートを採用し、スキー全長・全幅ぶんのメタルを採用し、デモ板に肉薄するしっかりしたトーションを実現。かといってフレックスや操作性をスポイルするほどのメタルではなく、よく吟味されたコンストラクションになっています。
STUDIOシリーズ|FACTION







ゲレンデを切り裂く滑走性能
プロレベルのスペックで仕上げられたSTUDIOシリーズ。キレッキレのカービングが得意なスキーヤーも唸る滑走性能を誇ります。デモスキー独特のコンペティショナルなグラフィックに飽き飽きしませんか? 滑りのベースをすでにお持ちのデモ系やスキーレーサーの皆さんには、このルックスもカッコいいスキーで、ゲレンデを切り裂いてください‼︎








