カービングを楽しむなら、K2「BLUR XT」 or SALOMON「ADDIKT PRO 66」?|26ー27ニューモデル比較

スペックの数字だけではうかがえないスキーの「乗り味」や「性格」の違い。これぞスキー選びの奥深さ、面白さでもある。そこで、類似した2つの26ー27注目モデルをピックアップ。ユーザーの試乗レビューを軸にそれぞれの個性を読み解いてみよう。あなたはどちらを選ぶ?

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K2「BLUR XT」? それとも SALOMON「ADDIKT PRO 66」?

どちらもカービング性能を追求したオンピステモデルだが、同じカービングでも彫りの深さや幅、テンポは異なる。両ブランドの変わり種モデルは数値以上に何が違う…?

ModelD(ディメンション)R(ラディウス)
BLUR XTD=135-83-115mmR=14.9m(177cm)
ADDIKT PRO 66D=120-66-104mmR=12m (163cm)

「BLUR XT」はこんなスキー

K2/BLUR XT│D=135-83-115㎜|R=14.9m(177㎝)|L=149,156,163,170,177,184㎝|¥165,000

K2のカービング系の名機「DISRUPTION」の後継として登場した「BLUR」コレクション。オンピステのパフォーマンスを追求した全7モデルを展開し、74はショートターン特化、76・79は初中級者向け。そして本機、シリーズ最高峰のXT(83mm)は、“ラリーマシン”のような直感的なターン始動とスピード感を重視した設計で、高精度な操作性と高速安定性を両立。整地を軸に多様な雪質へ対応する実用性の高い一台。

このBLUR XTを、ユーザーの下田克也さんが試乗。そのインプレッションをこう語った。

典型的なオールラウンドスキーで、とにかく柔らかいのが特徴です。メタルの補強がX状に入っていますが、板をしっかり踏み込める基礎系・競技系の滑り手が乗るには、エッジグリップ、フレックス、トーションともに物足りなさを感じます。板が非常に柔らかいため、硬いバーンでは板が負けてしまいます。

一方で、 春雪のざぶざぶなシチュエーションやコブでは、柔らかさと若干太めのシェイプが有利に働きます。スイングウェイトに重さは感じないため、中級から1級程度のスキーヤーの心強い味方になってくれそうです。

 スピードレンジは高くありませんが、長いコースをゆったりクルージングするのに適しています。シェイプや柔らかさの影響で、高速度の大回りや板の返りを使ったキュンキュンした小回りはあまり得意ではありませんが、とても扱いやすいため、丸い弧を描いてゆったり滑りたい人にオススメの一台です。

【Reviewer Profile】
年間滑走日数: 約15日
身長 172cm / 体重 75kg
滑り志向: 基礎・ゲレンデ
自称レベル:上級
ホームゲレンデ: 野沢温泉・志賀高原
My Gear:Ski: ELAN/SLX FUSION (170cm)
Binding: ELAN / ELX 12
Boots: DALBELLO / DRS 140

【Review】
軽い□□■□□重い(5段階)
柔らかい■□□□□硬い(5段階)
安定性:★★★☆☆
操作性:★★★★☆
回転性:★★★☆☆
万能性:★★★☆☆
エッジグリップ:★★☆☆☆
反応性:★★★☆☆

「ADDIKT PRO 66」はこんなスキー

SALOMON/ADDIKT PRO 66│D=120-66-104mm|R=12m (163cm)|L=149,156,163,170cm│¥176,000

SALOMONの新世代オンピステモデル「ADDIKT」シリーズは、オールラウンド型の「S/MAX」に対し、レース由来の反応性とデモ的な扱いやすさを融合したカービング特化型。レースモデルほどピーキーに振らず、日常で扱えるバランスに仕上げられている。センター72mmのADDIKT、安定性重視の「PRO 76」に対し、最上位の「PRO 66」は最もキレを重視したモデル。

このADDIKT PRO 66に試乗したのは、「クレブスポーツ」の三日市博恒さん。そのインプレッションは……

オンピステスキーの進化系。この操作の軽快感とスムーズな走りは、サロモンならではだと思います。扱いやすさが飛び抜けているオンピステエキスパートモデルで、スイングウエイトがとにかく軽い。でも安定感やキレ感も両立させている。シェイプと構造のバランスがとにかく良いのだと思います。

フレックス性能を高めるモーションテールテクノロジーの効果で、テールのしなやかさと粘りは特徴的。スキー全体でターン弧を描くイメージでコントロール性能が高く、ゲレンデで扱いやすいラディウスを感じますね。粘りながらスムーズに抜けていく感じが、全体の扱いやすさと加速性のバランスの良さを生み出している気がします。

重量感も感じさせない。多様な雪質・斜面まで幅広く対応できる。中上級向きで、とにかく乗りやすくて、コンデションを選ばす毎日楽しめるスキーです。

【Reviewer Profile】
年間滑走日数: 約15日
身長 168cm / 体重 58kg
滑り志向: フリーライド・基礎
自称レベル:エキスパート
ホームゲレンデ: 南魚沼界隈
My Gear:Ski:VAN DEER RedBull Sports/FREERIDE 98 (180cm)|Binding:MARKER/GRIFON13|Boots:SALOMON/S/PRO ALPHA 120

【Review】
軽い■□□□重い(5段階)
柔らかい□□■□硬い(5段階)
安定性:★★★★☆
操作性:★★★☆
回転性:★★★★★
万能性:★★★★
エッジグリップ:★★★★☆

反応性:★★★★☆

比較から見えてきたこと

ターンになにを求めるかかで選択が変わりそうな2台。楽しさ重視で軽快なK2/BLUR XT、精度と切れ味重視のSALOMON/ADDIKT PRO 66。あなたがカービングから得たい快感は?

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