縦横無尽なフリーライド対決。ARMADA「WHITEWALKER 108」or RMU「APOSTLE 105」?│26ー27ニューモデル比較

スペックの数字だけではうかがえないスキーの「乗り味」や「性格」の違い。これぞスキー選びの奥深さ、面白さでもある。そこで、類似した2つの26ー27注目モデルをピックアップ。ユーザーの試乗レビューを軸にそれぞれの個性を読み解いてみよう。あなたはどちらを選ぶ?

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ARMADA「WHITEWALKER 108」それとも RMU「APOSTLE 105」?

どちらも扱いやすい汎用性の高いフリーライドモデルだが…

ModelD(ディメンション)R(ラディウス)
WHITEWALKER 108D=134-108-129mmR=16.5m (180cm)
APOSTLE 105D=137-105-126mm R=18m(184cm)

「WHITEWALKER 108」はこんなスキー

ARMADA|WHITEWALKER 108│D=134-108-129mm|R=16.5m (180cm)|L=168, 174, 180, 186cm│¥148,500

Sammy Carlsonのシグネチャーとして、バックカントリーでのパフォーマンスを追求し誕生したARMADAの「Whitewalker」シリーズ。Toby RaffordがFWT総合2位を獲得した116mmや、サステナブルな「Zeroコレクション」に属する121mmに加え、新たに108mmが登場。パウダー入門者や女性にも扱いやすい軽量ツインチップモデルだ。

そんな同シリーズを愛用する「パドルクラブ」の吉田莉愛さん。ニューモデルへのインプレッションは…

カーボンの採用により、相反しがちな軽さと安定性を両立。とても軽く、少ない力でスムーズに操作できる軽快な取り回しが最大の特徴です。高速域でもブレにくく、しっかり雪面を捉え続ける安定感を兼ね備えています。

108㎜とワイドな印象から想像できないほどターンがしやすい。トップが自然に入り、スムーズに方向を変えていける。ターン後半ではしっかり走り、次に気持ちよくつながっていく。この一連の動きが非常にスピーディで俊敏。

パウダーでは、雪をかき分けながら進んでいく力強さがあり、深雪でもスピードを維持しやすい。また、横にずらす操作がしやすく、スピードコントロールも自在。テールがしなやかに動くため、ターン終わりで引っかかることなく、地形遊びやBCにも対応してくれる。万能モデルだと思います。

【Reviewer Profile】
年間滑走日数: 約30日
身長 159cm / 体重 52kg
滑り志向: フリーライド(パウダー)
・アルペン・基礎
ホームゲレンデ:札幌国際スキー場
My Gear:

Ski: ARMADA/WHITEWALKER 116(175cm)
Binding: MARKER/KINGPIN 1
3
Boots: ATOMIC/HAWX ULTRA 115W

【Review】
軽い□■□□□重い(5段階)
柔らかい□□■□□硬い(5段階)
安定性:★★★★★
操作性:★★★★★
カービング:★★★★☆
万能性:★★★★★
浮力性:★★★★☆
遊び心:★★★
★★

「APOSTLE 105」はこんなスキー

RMU|APOSTLE 105│D=137-105-126mm (184cm)|R=18m(184cm)|L=168, 176, 184, 192cm│¥149,600

登場から10年以上愛されるアイコン「APOSTLE」は、1本で何でもこなせるRMUの万能シリーズ。整地を得意とするセンター96mmと、米国のライダー Alex Armstrongと共同開発されたビッグマウンテン仕様114mmの中間に位置する本モデル。ジャンプやスラッシュなどフリースタイル的な要素も取り入れた中上級向けとして、それぞれウッドコアの標準モデル、メタルを組み合わせたパフォーマンスモデル、カーボン構造のツーリングモデルの3種を用意。

こちらを「Well Tuned」の伊藤孝太さんが試乗。

トップ・テールはしなやかでターンの邪魔をしない硬さ。センターの安定感もあり、行きたい方向へ曲がってくれる素直な性格です。スペックR18m以上に旋回性は高く感じられ、とくに低速で柔らかな雪質であれば、ターン弧は自由自在になります。反面、硬いバーンでのエッジグリップはそこまで高くないです。

トップ・テールにはロッカーが配され、足元は薄めのキャンバー。体重の軽い人や踏み込みが弱い人でも自然と板が雪面に出てくるイージーなフィーリングで、誰にでも扱いやすいです。

手に持ったときより実際に乗ったときのほうが軽く感じられ、ロッカー形状としなやかなフレックスも、よりスイングウェイトを軽くしているのだと思いました。

一言でいえば、誰でもOKな板。強いて言えば、ゲレンデを端から端まで一本で滑り尽くしたい欲張りな人にオススメです。

【Reviewer Profile】
年間滑走日数: 約15日
身長:166cm / 体重:65kg
滑り志向: フリーライド(パウダー・BC)・アルペン・基礎・テレマーク
自称レベル:エキスパート
ホームゲレンデ: 奥志賀高原スキー場
My Gear:Ski:FACTION/DANCER 4(192cm)|Binding:LOOK/PIVOT 15 GW LAW|Boots:NORDICA/UNLIMITED 130 LT

【Review】
軽い□□■□□重い(5段階)
柔らかい□□■□□硬い(5段階)
安定性:★★★★☆
操作性:★★★★☆
カービング:★★★★★
万能性:★★★★☆
浮力性:★★★★☆
遊び心:★★
★★☆

ユーザーの淺倉悠一さんは、試乗してみて所有しておきたい一台だと感じだようで….

試乗機を借りてリフトに向かう際、一歩目のスケーティングを踏み込んだ瞬間は、反発の強い板でないためか、重量を感じた。ただし、滑り出すと重さは安定感になり、懸念していた操作の重さはまるで感じられなかった。

試乗コンディションはザブ雪で自然コブができつつある状態だった。にもかかわらず、スムーズに通り抜けることができた。

板をズラそうとするとほど良い抵抗感できれいにズラすことができ、挙動に過敏なところがなく非常に扱いやすかった。乗り手も力任せにのらず、柔らかめの動作を意識するとちょうど良い。

整地ベースのナチュラルバーン(荒地)で安心して楽になれるだけの懐があるので、ハイシーズンのコンディションはなお良いのではないか。これならハイシーズンから春先まで長く楽しめるだろうと思えた。機を見て購入してみても良いと思った一台だ。

【Reviewer Profile】
年間滑走日数: 約30日
身長:175cm / 体重:75kg
滑り志向: フリーライド(パウダー・BC)
ホームゲレンデ: 志賀高原
My Gear:Ski:KEI-SKI/ARX(175cm)、BLOSSOM/ICON 85(172cm)|Binding:TYROLIA/PRD 12、MARKER/SQUIRE|Boots:LANGE/RS 130

【Review】
軽い□□□■□重い(5段階)
柔らかい□■□□□硬い(5段階)
安定性:★★★★☆
操作性:★★★☆☆
カービング:★★☆☆☆
万能性:★★★★☆
浮力性:★★★★☆
遊び心:★★★☆☆

比較から見えてきたこと

パウダーから圧雪斜面まで、一本で山全体を自由に滑れる万能フリーライドという点では共通する2台。ショートラディウスで、軽快に動いて遊べるプレイフルなWHITEWALKER 108か、操作性と安定性のバランスに優れ、雪質や斜面を選ばず直感的に滑れるAPOSTLE 105か。あなたは、どんなフリーライディングをしたい?

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