バックカントリーを滑るにはスキー場で使っているギアに加えて、さままざな道具が必要になってきます。
管理されていない雪山に足を踏み入れ、滑ることに加えて登る行為が増えることで、行動時間や場所にかかわらず、ちょっとした冬山登山のような装備は必須です。
そこで1月末に開かれたブラックダイヤモンドやスカルパなどバックカントリースキーギアを取り扱う、ロストアロー主催の講習会「バックカントリースキーギア体験会」を取材。ハイクアップギアやアバランチギアの適切な使い方や扱い方を学ぶ講習会から一部を抜粋し、バックカントリー初心者向けのハウツー映像集を用意しました。映像は全部で10コンテンツあります。
【ハイクアップギア】
・クライミングスキン
・ビンディング
・スキーポール
・スキークランポン
・スキーブーツ
【アバランチギア】
・ビーコン
・ショベル
・プローブ
・アバランチバックパック
今回はプローブ。
ロストアローの橋本さんと坂本さんに、プローブをどのように使うかをレクチャーしてもらいました。
※ここで紹介している内容は講習の一部です。
・この映像で使っているギア
ピープス /iプローブBT220
ファインサーチからピンポインティングにかかる時間を60%短縮することが可能なiプローブ。その秘密は、iプローブが雪崩ビーコンのシグナルを受信するから。埋没者から2mの距離で青色LEDの「点滅」と「ピッピッ」という音で埋没者の探知を知らせてくれる。さらに50cmの距離で青色LEDの「点灯」と「ピーー」という音で埋没者を特定し「ヒット」を可視化。埋没者にプローブが当たっていなくても掘り始められ、貴重な救助時間を短縮できる。長さは220cmだが50cmで特定できるため、実質270cmのプローブに相当する。