20年以上も前からスキーヤー・スノーボーダーから絶大な人気と信頼を得てきた石打丸山スノーパーク[SSP]。長いときを経た今も、それはまったく変わることはない。なぜ石打丸山のパークはここまで人々を魅了するのか? なぜトップレベルのライダーから支持されるのか?どのようにその伝統と誇りは守られてきたのか?
2月半ば大雪の束の間「THE DAY」にセッションが実現!
石打丸山のスノーパークの人気の秘密を紐解くために、キッズの頃からSSPを滑ってきたという生粋のローカルライダー星野洸我(ほしのこうが)と、石打丸山のパークディガーであり DRAGON チームのライダーでもある庭野陽平(にわのようへい)に話を聞いてみたい。

2月17日、降り続く雪の束の間に「THE DAY」はやってきた。晴れ渡る青空のもと、石打丸山スノーパークで星野洸我と庭野陽平が合流。そこにSTEEP編集部のKensakuも。実は元ライダー、石打丸山歴20年。今回の企画のコーディネイターだ。
ムービーカメラマンにフォトグラファーとチームを組んで、きれいにリメイクされたパークでセッションを行った。まずは何よりこの映像を見てもらいたい。(90秒)
そして、続いて写真もチェック。




この映像から感じ取ってほしいこと・知ってほしいこと
映像を見て、あなたは何を感じただろうか?
「なんてきれいで調子良さそうなパーク!」
「規模、デカっ!キッカー、デカっ!」
「流して滑ったら気持ち良さそう~」
「石打といえばやっぱりジブだよね」
「この二人カッコ良すぎないか?」
など等、感じるままに映像を楽しんでもらえたら嬉しい。
そのうえで、この動画からぜひ感じ取ってほしいことは以下の3点だ。
1.無限のラインが描けるデザインとハイクオリティのアイテム
2.最高のセッションが生まれる、人が集うパーク
3.シーンを築いてきた伝統とカルチャー
その理由を、星野洸我と庭野陽平との対話から探っていこう。
星野洸我は、南魚沼市出身の27歳。石打丸山スキー場の麓でスキー旅館を営む祖父母と、スキー場に勤める両親の影響で物心ついた時にはゲレンデに。競技からフリースタイルの世界に魅了されていき、独創的なスタイルがスノーパークユーザーを中心に注目されてきた。
2022年度FWQでは国内最高レベルの大会で、2大会連続で1位となり世界大会出場。さらに、2024年11月にフィル・カサボンが主催した世界的にも有名なストリートライディング映像コンテスト「B-DOG OFF THE LEASH ONLINE VIDEO CONTEST」では、なんと世界1の誉れに輝く。もちろん日本人初。パークもビッグマウンテンも映像もこなすマルチタレントだ。
庭野陽平は魚沼市出身の25歳。洸我と同じく、魚沼エリアのスノーカルチャーで育った。スノーボード、スケートボード、グラフティ、DJ、アパレル製作、イベントオーガナイズなど、多彩な活動を展開している、いわば表現者。石打丸山スキー場の雪山と音楽をMIXした大人気のイベント「SHARE」をオーガナイズしてきた。2025年現在は、石打丸山スノーパークでディガーとしても働き、SSPのプロデュースも担っている。
シーンでもその多彩な活動に注目が集まっているうえ、いずれもコアな石打丸山ローカル。
石打丸山を語らせるには最高のキャスティングというわけだ。
星野洸我 × 庭野陽平 インタビュー

1日中滑ってる、僕ら
STEEP編集部Kensaku(以下―K):今回セッションした感想は?
陽平:普段からよく一緒に滑っているので、いつも二人でコラボやってることが出せたと思います。
洸我:9 時から 15 時まで気がついたら滑ってましたよね(笑)。いつもセッションやっているジゾー(映像撮影)とYUKI君(スチール撮影)との撮影だったので、ストレスなく楽しくできました。

―K:洸我と陽平、二人はよく一緒に滑っているの? どういう関係?
洸我:地元の先輩後輩ですね。僕は南魚沼市出身で陽平は魚沼市。
陽平:僕が 25 で洸我君が 27 (歳)です 。
洸我:波長が合うので昨シーズンくらいからよく滑ってます。イケてたら勝手に知り合いになった感じですね(笑)。陽平は自分とは違うタイプなんですよ。映像やイベントなんかを作るクリエーターの部分もあったり。そういうところをリスペクトしています。あと自信家です(笑)。
陽平:自分はスケボーをずっとやっているので、他のカルチャーが入っているから、ちょっと独特のスタイルなのかなと思います。

―K:二人ともどれくらい滑るの? 1 日のルーティンを教えて。
洸我:毎日滑ってますね。朝8時くらいからスタートして、夕方4時5時くらいで一回締めて。そこからナイターに6時から行く。もう小学生からずっ~と同じことしてますよ(笑)。それを週 6 日やってます。週1日、ナイターを滑らない日は、カルチャーセンターとか石打のトレーニングセンターに行って体を動かしてます。

洸我:滑るの好きだし、滑ってないと不安になるんです。地元にいるときはだいたい石打を滑ってますね。シーズン始めは奥只見に行ったり、1月の序盤から中旬までは八海山とかも入れて、滑り込みしたり。でも基本、石打が好きだし、近いので、石打で滑ってますね。
陽平:僕もけっこう本当にエブリデイですね。イベント企画やクリエイティブ作業に追われることもあるんですけど、雪が降ればもう撮影とか、滑りに行きたくなっちゃうんで(笑)。ディガー出勤しても結局滑ってる(笑)。雪がよくないときは仕事するって感じですね。僕もシーズン始めや春は奥只見にも行きますね。
―K:そんなに毎日ずっと滑っているの⁈ ビックリだなぁ。
洸我:パークは自分のルーツなので、一番好きな部分なんです。自分のスキーの一番初めがパークからっていうのは間違いなくて、自分はそこから生まれたスキーヤーだと思ってるんで。それに僕、滑っているとどんどん新しいことをやりたくなるタイプなんで、飽きるってないですね。パークはいつ滑っても楽しい。晴れの日でも雨の日でさえも。雪がよくないときは、パークに入るようにしてます。すごく練習にもなるし。

―K:洸我はバックカントリーもやってるけど、パークライドはバックカントリーにも活かされていると感じる?
洸我:全部活かされてます。バックカントリーでのジャンプひとつとっても、ライン取りも。ビッグマウンテンでの滑走ラインを考える力もパークから学んだことです。
―K:そうか、パークはフリースキーの技術を上げるのにもいいんだね。
今季のパークのお気に入りポイント

今季のSSPのどんなところが好き? 一番気に入っているアイテムとか、楽しむためのポイントはある?
洸我:2連ジャンプがあって、最後にスパインがあって、普通に飛ぶのもおもしろいんですけど、やっぱり石打のパークディガーズとチュータ君(オペレーター)は、けっこう挑戦的なラインを毎年作ってくれる。それ結構「やってんな~」って思うんです。1個目のキッカーをサイドに飛んで、右のキッカーに当てて、2個目のキッカーに戻ってくるとか。
―K:え? 2個目のキッカー飛べるの?
洸我:雪が走るときはイケますよ。陽平ともよく話すんですけど、そういう挑戦的なラインが面白くて。ライン取りで、何をかませられるかっていうところが一番パークで面白いところ。スロープスタイルを普通に滑ってるより気持ちいいんですよね。サイドを飛んできて繋げていく映像のほうが、見てる人も気持ちいいし、自分も気持ちいいし。だから石打のパークで一番気に入ってるのは、挑戦的だったり、気持ちのいいライン取りができるっていう点ですね。
陽平:僕は今の好きなアイテムはD WALL ですね。スケートライクな遊び方ができるし。横からも入れるし、真っ直ぐも入れる。

―K:いろんなラインが取れることや、アイテム一つひとつが工夫されていて面白いってこと? SSPならではなんだろうね。
SSPパークを支えるスタッフたち

―K:パークプロデューサーの陽平君に「作り手」として聞きたいんだけど、いまパークのディガーチームは、 どのように運営管理されているの?
陽平:僕はパークプロデューサーとして、アイテムのレイアウトを考えたり、どういうプロモーションをするか、SNS向けの素材をアレンジしたりしています。今年のディガーチームは 7~8 人編成です。毎日出勤しているのは5人くらい。今年の特徴としては10代とか新人が多いですね。ディガーやりたいという応募の履歴書もたくさん送られていて、お断りした人もいるくらい応募がありました。
―K:へぇ~! 人気があるんだね。
陽平:ディガースタッフ以外に重機オペレーターのチュータ君がいます 。スノーボードが上手くて、すごくよくわかってる。アイテムのコンディションをよくするために、常にコミュニケーションをとってます。オペレーターとの連携は、他のスキー場よりよくできているんじゃないかな。毎日のようにミーティングしています。
―K:オペレーターとの密な連携は、利点として具体的にパークに何をもたらすの?
陽平:最近の例でいうと、今回の映像にも出ているけれど、ミドルレーンから右側の長い壁。あれ、今年から登場したんですけど、「ちょっとやってみませんか?」って僕らが提案したんです。チュータ君もその壁を使いたいと思ってくれていたらしくて、夏のうちに木を切って準備してくれていたんです。「じゃあ今年やってみよう!」って、それで新しく造れたアイテムなんです。結果、最高でした!やってよかったです。やばいパークに仕上がった。
うちはデザイナーと称する役割の人はいないので大変なんですけど、圧雪車の技術がものすごい。パーク造成専用の重機ではなく圧雪車で作ってるんですよ。作業は本当に大変なんですけど、俺らの〝バイブス″をわかってくれてて。チュータ君のオペじゃないと、僕はプロデュースできないくらいの感覚です。

―K:なるほど~。圧倒的なパーク造成の技術と、ディガーチームのアイデアやバイブスが上手く嚙み合っているんだ。
なぜ石打丸山SSPを滑るのか

―K:SSPのクオリティがすごいことはよくわかりました。でも、湯沢エリアには他にもパークが充実しているスキー場が複数あるけど、 なぜ石打丸山のパークを滑るのかな?

陽平:滑る理由の一つが「人」ですね。僕は、16 歳でディガーに入ったのですが、そのころに石打丸山を滑っていた人たちが すごくカッコよくて。もうハマっちゃった(笑)。
隊長がケンゴ君(木村健吾/現 SIN SNOWBOARD オーナー)、 KP 君(腰越啓一/現 SNOWCASE DESIGN 代表)。彼ら先輩たちに憧れて、一緒に滑りたかったので。
洸我:僕も陽平と一緒で、スキー始めた頃にはもう「Y.B.I」っていうクルーがあった。(宮田恭平、高野大輔らを中心にしたフリースタイルスキーチーム。今年で 21 周年を迎える。Y.B.Iの名の由来は「チームやばい」だとか)。

恭平くんにY.B.Iに誘ってもらったんです。僕は小さい頃からずっとパークを滑ってて、Y.B.Iに入りたいって思ってたんです。
地元のキッズもみんなそういう感じだと思いますよ。昔も今も。とにかく石打丸山はカッコいい。スキーヤーもカッコいいし、スノーボーダーもカッコいい。ゲレンデの雰囲気とかも。いかついキッカーだったり、いかつい人たちが滑ってたり。本当にコアだと思います。
今はだいぶオブラートに包まれてきたけど、当時はヤバかった、マジで(笑)。石打はずっと昔からジブが強くて、ジバーのイメージだった。スノーボーダーの阿部悠馬君がいたり、スキーだったら高野大輔、池田雄貴、宮田恭平とかがいた。どうも一般のお客さんも、みんなその以前の「いかつい」イメージがあるんですよ。今はもう、そんなことないんですけどね。
石打丸山のバイブス

―K:SSPには、スタートに並ぶっていう文化がないよね(笑)?
陽平:メインパークについては並ぶっていうルールは作っていません。スケートパークと同じ感覚で、みんなで譲り合って、あうんの呼吸のタイミングでドロップする感じがとてもいいんです。 お互いをリスペクトしてる感じ。石打にはそれがある。それがすごくピースですよ。サーフィンとかもそうですからね。波待って順番に、みたいな。そこがSSPの良さでもあるし。
―K:でも初めて来た人がドロップインするの、すごく難しい雰囲気じゃない?
洸我:その状況をうかがってる感じがすごく気持ちよくて。「次オマエ行く?」「オマエか?」とかって。それが気持ちいいし、石打のパークの良さですよ。「誰が行くんだ」って、自然に感じ取れる。そのバイブスは以前と変わってないと思う。
陽平:ジブレーンを選んでジャンプいかなくてもいいし、ジャンプに明らかに行こうとしてる人が待ってたら、僕ら並びますけど。ジャンプ1本にかかる時間やコストを考えると、ジブいって横当てて、のほうが、もっと滑れるから。で、いい滑りをしたら「Yeahhh!」ってなるし。
―K:なるほど‼ 20年来ずっと疑問に思っていたことが、いまようやく謎が解けた気がする。どうして石打のパークには、こんなにも上手い人が集まるのか。ローカルもビジターもお互いをリスペクトしていて、言葉にする必要もないコミュニケーションが存在しているんだ。その上で高め合っていけるセッションが自然に生まれる…。
ローカルじゃないビジターは、ドロップインするにも「すみません」みたいな遠慮があって、しかもランディングでコケたりしたら「ごめんなさい、お邪魔しました…」ってなるに違いないと思っていたんだよね。
陽平:ビジターで「石打のパークは怖い」という人は、そういうイメージを持っているかもしれないけど、ローカルには一切そういう気持ちはないんです。上手い人はしっかり待ってるし、きちんと見てるから。ホント大丈夫ですよ! 誰でも、どんなレベルでもウェルカムです。
洸我&陽平:いまは昔と違ってたくさんのお客さんが来るようになりました。ビギナーから上級者まで。うんうん!
石打丸山の伝統はいかに引き継がれているのか
―K:今の話ってまさに石打丸山のパークカルチャーじゃないかなって思う。どうやって伝統が引き継がれてきているんだと思う?
洸我:スキーだったら、やっぱりY.B.Iを通して引き継がれてる。Y.B.Iは今年で21年目なんですけど、やっぱりキッズたちが僕を含め、先輩たちを見てカッコいいって憧れて、引き継がれてきている感じだと思う。みんな近くにいるカッコいい先輩たちの姿を見て、「自分もやりたい」と思って、「やっぱり石打だよね」ってなって、新しい世代が生まれるんだろうなぁって。そこが他のスキー場とは、一番違うかなって思います。
陽平:カッコよくいないとダメなんですよ。とりあえず。カッコよくなかったら継承って生まれない。カッコイイっていう感情ってすごいんですよ。昔から。俺も全部カッコいい・ダサいで物事を判断してきたんで。キッズたちが「ああなりたい、こうなりたい」って憧れるのは、みんなカッコよくなりたいって気持ちから。いま、ディガーになりたいって子もメチャメチャ増えてきてる。人が集まってきて、そういう熱がやっぱり受け継がれてきて、石打丸山のいいパークが維持できてると思うんです。
―K:人が伝統をつなぐ、カルチャーを創る……。納得だね。石打丸山のカルチャーを象徴するような印象深いイベントは何?
洸我:自分だったらここ最近、陽平がやってくれている「SHARE( シェア)」。本当にクリエイティブだと思うし、音楽までやってるイベントなんてなかなかない。石打を日々滑ってる陽平が創っていて、ローカルたちが盛り上げようってやってる、本当に石打にしかできないイベント。すごいなぁって思う。
陽平:あざす!(照れ笑い)今年は3月22日にやります。雪の量が心配で例年よりも日程を早めたんだけど、今年は雪いっぱいになりました(笑)。


―K:これはもうぜひ参加しないとだね! パークは、これから春にかけてアイテムや地形、レイアウトは変わるの?
陽平:雪の量や質に合わせて変えていく予定です。今年は雪の量はたっぷりあるの で、シーズン最後まフルパークでしっかりいけますね。
―K:最後に、石打丸山のパークをまだ訪れたことのない人、通い詰めている人、それぞれにどん なメッセージを伝えたい?

洸我:怖いイメージがあるかもしれませんが(笑) 一切そんなことないし、もう気づいている人はパークの良さに惹かれて来てます。皆さんにも感じてほしい。スロープスタイルだけじゃない地形の遊び方とか、石打の雰囲気とか。怖くないんで(笑)。レベル関係なく、ぜひ遊びに来てください。
陽平:もちろんパークもそうなんですけど、石打の山はフリーランもメチャメチャ面白いので、ぜひ滑りに来てください。パークもフリーランも自分次第でラインは無限大だと思うので、めいっぱい楽しんでください。
まとめ ~石打丸山のパークが圧倒的に支持され続ける理由

1.無限のラインが描けるデザインとハイクオリティのアイテム
石打丸山のスノーパークSSPは、そのデザインの完成度とアイテムのクオリティで国内トップクラスを誇る。ジャンプやジブなど、多様なアイテムが絶妙に計算されたレイアウトで配置されており、とれるラインは無限大。生まれる滑りもクリエイティブ。特に、滑走モチベーションを上げるレイアウトへの飽くなき挑戦と、シーズンを通してグッドコンディションを維持するためのメンテナンスには一切の妥協がない。
2.最高のセッションが生まれる、人が集うパーク
石打丸山のスノーパークには、全国からプロライダーや上手いスキーヤー・スノーボーダーが集結する。ライダー同士の自然なセッションが生まれやすく、互いに刺激し合いながら上手くなれる環境が整っているのだ。ローカルの持つバイブスやコミュニケーションの豊かさがパーク全体を活気づげ、自分をもっとプッシュする勇気を与え、さらに成長させてくれる。SSPは、誰もが仲間入りしたくなるホットなムードを生み出している。
3.シーンを築いてきた伝統とカルチャー
石打丸山のスノーパークは、長きにわたって日本のスノーボード&フリースキーシーンを牽引してきた。イベントやセッションも数多く行われ、パークカルチャーの発信拠点としての役割も担い続けてきた。20年以上前から培ってきたパークカルチャーのなかで、Y.B.Iはじめカッコいいライダーたちがキッズたちに夢を与え、パークライドの発展に貢献してきた歴史と誇りがある。その伝統は今も脈々と受け継がれ、次世代へとつながっている。
石打丸山のスノーパークは、アイテムの質の高さ、人が集う空間の魅力、そして伝統とカルチャーが揃うことで、唯一無二の存在となっているのだ。ここ、SSPでしか味わえない体験は、これからもスキーヤー・スノーボーダーたちを魅了してやまない。
photo:Yuki Murayama
movie:ジゾー
撮影協力:Mauna Ishiuchi cafe&stay

Information
石打丸山スキー場
〒949-6372 新潟県南魚沼市石打1655
公式サイト:https://ishiuchi.or.jp/winter/
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