Hakuba Valleyは、3,000m級の山々が連なる北アルプス白馬連峰の麓に広がる3市村にまたがって、10ものスキー場が点在する広大なエリアだ。雪も斜面も景色も、すべてがワールドクラスのHakuba Valleyに、いま世界中が熱視線を送っている。
そんなHakuba Valleyを最大限に遊び尽くせる、全山共通シーズン券、通称「バレー券」をご存じだろうか? ロングシーズンにわたって全スキー場を自在に滑れるリフト券である。今回はこのバレー券で、24-25シーズンを満喫しきった6人の滑り手に、その魅力や楽しみ方を教えてもらった。
たくさん滑って目標選手に近づけるように!

バレー券の楽しみ方
バレー券を持っていると、どんな強風時も必ずどこかのスキー場で滑れるというのが嬉しいですよね。技術選に向けて基礎的な練習は、午後になってもあまり荒れない栂池によく行きました。練習しやすいコースが多く、比較的空いていてよかったです。大会前は岩岳、不整地を練習したいときは八方尾根、気分転換でさのさかや五竜、47に行くこともありまし た。おかげで大会では目標とする滑りにすこし近づけた気がします。
奥村駿選手と写真を撮る こともできました! 滑り終えるとアイスやクレープを買って食べることが多いです。「ももちゃんクレープ」の“スーパースーパースペシャル” がオススメ。
プロフィール

渡辺圭亮 Keisuke Watanabe
バレー券歴:1年
スキーヤータイプ:基礎スキー
居住地:愛知県
スキー歴:5年
年齢:23歳
滑走日数:50日
スキーがもっと身近な存在に

バレー券の楽しみ方
基本的にはパウダー狙いですが、降らない日でもスキー場に足を運ぶことが増えました。ピーカンの日はロケーションの良いスキー場に行って、景色を眺めるチルなスキーを楽しんだり。推しは鹿島槍スキー場の第6 クワッドリフトを降りた先に広がる、鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳の眺望です。スノーボードパウダーの夢を叶えるため、爺ガ岳でスノーボードのコソ練もして、バレー券の特典である無料カレーを食べることも多かったです。午前と午後でスキー場をハシゴしたり、帰宅途中にリセットを期待して帰り道でデザートパウダーをおかわりしたりと、気軽にいろんなスキー場に行けるようになったのはバレー券あってこそ。
お気に入りのスポットは白馬の「A-COOP」で、地場産コーナーにあるホビーのジャージー牛乳と「焼き肉亭おおまち」のチャンジャを買って帰るのが楽しみです。
プロフィール

熊谷仁洋 Masahiro Kumagai
バレー券歴:1年
スキーヤータイプ:フリーライド、BC
居住地:長野県
スキー歴:36年
年齢:39歳
滑走日数:55日
シーズン途中に怪我してしまったけど、大満足!

バレー券の楽しみ方
今シーズンはバレー券があったので、その日ベストなスキー場を楽しんだり、天候に左右されずスキーに打ち込むことができました。午前中はさのさかでアルペンの練習、午後は雪が柔らかく地形の多い白馬乗鞍でジャンプやフリーライドの練習と、 目的にあったスキー場選びができるのが最高です。Hakuba Valleyの魅力はスキー場だけで終わらず、下界に降りてからもスキーを通じた仲間との時間を過ごせること。ここまでコミュニティが広がる場所は他にないと思います。
スキー後に「ラッピー」で道具を物色したり、 仲間と「十郎の湯」に入って体を 癒してから鍋をするのが、僕のお気に入りのルーティンでした。
プロフィール

芳賀燦人 Santo Haga
バレー券歴:1年
スキースタイル:フリーライド、BC、レース
居住地:長野県
スキー歴:6年
年齢:27歳
滑走日数:50日
仕事前に一本でも毎日滑る! を実践

バレー券の楽しみ方
バレー券を利用するようになって、出張の前でも一本滑ってからとか、とにかくできるだけ毎日雪の上に立つようになりました。強風のためほとんどのスキー場がクローズしていた日でも、爺ガ岳は風の影響が少なくて楽しく滑ることもできたり。2月に札幌から初めてHakuba Valleyに滑りに来たゲストと栂池~岩岳~八方とハシゴして、八方リーゼン小屋でランチを楽しんだのが今シーズン一番の思い出。
岩岳に行った時は滑り終える前に、「シティベーカリー」でのコーヒータイムが癒しです。降りてきて時間があれば、珈琲せんじゅもオススメ。一応、滑ったあとは真面目に仕事してます(笑)。
プロフィール

舘下智(フルマークス白馬店スタッフ) Satoru Tachishita
バレー券歴:2年
スキーヤータイプ:テレマーク
居住地:長野県
スキー歴:24年
年齢:48歳
滑走日数:100日
思いっきり楽しんだ後は、仕事もはかどる

バレー券の楽しみ方
今シーズンは、初めて買ったファットスキーでパウダーに挑戦しました!今までは基礎スキーしかやっていませんでしたが、スキーに対する世界観が広がりましたね。滑走日数に対する制限がなくなったので格段に滑る時間が増え、あらゆる雪質なりの楽しみ方を覚えたシーズンだったと思います。
晴れた日は八方でカービングを、雪の日はコルチナでパウダーをなど、その日その時に一番おいしい楽しみ方ができ、最高の環境を求めてフットワーク軽く動けるのがバレー券の醍醐味。
朝イチ滑ってから、「ノルウェービレッジ」の落ち着いた雰囲気で仕事をする体験もよかったです。
プロフィール

居石峻寛 Takahiro Oriishi
バレー券歴:2年
スキーヤータイプ:基礎スキー
居住地:徳島県
スキー歴:6年
年齢:28歳
滑走日数:50日
息子と複数スキー場を転戦してフル稼働!

バレー券の楽しみ方
この冬は1月初旬のバックカントリーエリアでの撮影で、攻めた滑りができました。バックカントリーエリアといえど、バレー券を持っているおかげでよく通っていたポイントだったので、リップやランディング状況がよくわかっていたからこそ思い切ってトライできた結果です。
体力的に滑る時間が限られる年齢なので、効率よく新雪を滑ることを意識してます。朝イチに良い条件で滑ったら、潔く帰る。深追いをしない。当日の朝は好条件なスキー場を調査するために情報収集は念入りに天気予報、SKIDAYライブカメラ、パウダーサーチなど、チェック項目多数です!
昼食はホームコースのコルチナスキー場第6リフト近くの「北国ロッジ」でよくとります。唐揚げ定食がお気に入りで、お母さん手作りの副菜が美味でオススメですよ。
プロフィール

柴田勇紀(プロスキーヤー) Yuki Shibata
バレー券歴:6年
スキーヤータイプ:フリースタイル、フリーライド、BC
居住地:長野県
スキー歴:36年
年齢:40歳
滑走日数:100日
スポンサー:Goldwin、Fischer、GIRO、tripoint
10周年のHakuba Valley全山共通シーズン券 7月15日(火)から販売開始
バレー券販売から10年目を迎える25-26シーズン。国内に住んでいる人を対象にした「国内居住割」が超早割券に新登場。ノーマルな超早割券よりも安価に設定されておりお得。超早割券は8月28日まで。リピーター割はすこし締切が早く8月7日。いずれもお忘れなく!
| 券種 | 販売価格 大人 | 販売価格 小人(6〜12才) | 販売期間 |
|---|---|---|---|
| リピーター割 | 106,800円 | 56,500円 | 7/15(火)~8/7(木) |
| 超早割 | 126,500円 | 66,700円 | 7/15(火)~8/28(木) |
| 超早割(国内居住割) | 118,500円 | 62,500円 | 7/15(火)~8/28(木) |
| 早割 | 154,000円 | 81,000円 | 8/29(金)~10/30(木) |
| 通常 | 184,000円 | 97,000円 | 10/31(金)~2/2(月) |
Text=Makiko Kishino
Information
Hakuba Valley
公式サイト:https://www.hakubavalley.com/
公式SNS:Instagram|Facebook|YouTube

