完全なるテーラーメイド。「LADE(レイド)」ビーニーのこだわり

滑ることが何より大好きだからとことん楽しみたい。
そんな思いがインスピレーションをもたらし、新しいモノや価値が生まれる。2002年カナダ・ノースバンクーバーのベースメントでひとりの日本人スノーボーダーが始めたハンドメイドのビーニー「LADE(レイド)」

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ビーニーが吹っ飛ぶからだ

会田さんの気持ち良さそうなライディング  Photo:大曲太郎(Taro Omagari)  

さかのぼること2000年。26歳の会田喜文(あいだよしぶみ)さんは、もっとビッグスケールの山でスノーボードがしたくしてワーキングホリデーを使ってバンクーバーへ渡った。ノースバンクーバーのスキーリゾートを経てウィスラーへと北上し、スノーボードにどっぷりとはまる日々を送る。

「当時、毎日がむしゃらに滑っていたんで、コケるとビーニーがゴーグルもろとも吹っ飛んでいくんです。ゴーグルは死んで見えなくなって、それでまたコケるという悪循環……『嗚呼、調子悪っ!』ってなってたんですね(笑)。

吹っ飛んでしまったビーニーは雪にまみれて、すぐガチガチに凍ってしまうのがすごく嫌でした。市販のビーニーを被っていても、サイズがなかなか自分にぴったりとはフィットしてなくて、すぐ飛んでってしまう。
吊るし売りのものはフリーサイズなので、誰の頭にも収まるように伸縮幅が広く作ってあるから、すぐに伸びちゃうんですよ。とくに耐久性の部分が問題でした。機械編みのビーニーは、雪にまみれるとすぐに傷んで使い物にならなくなる。それにお金もなかったんで、なら自分で作ろうって思ったんです」

「LADE」-完全なるテーラーメイド。その型・色や素材、パーツの組み合わせはなんと軽く数万通り以上。それほどまでに多様性を紡ぎ出すビーニーの始まりは、こんなシンプルな理由からだった。
「どんな状況でも吹っ飛ばない調子のいいビーニーが欲しい」
この純粋な思いが会田さんをアッという間に優れたハンドメイド・クラフトマンに仕立てたのだ。

「そのときノースバンクーバーで一緒に住んでいたルームメイトがたまたま編み物ができる子で、ゼロから教えてもらったんです。もともとかなり器用なほうなので、すぐできるようになって、色や柄を入れられるようになり、だんだんオリジナリティを出したものも作るようになったんです。

ウィスラーの「寿司ヴィレッジ」で仲間たちと

当時、ウィスラーでは有名なレストランの『寿司ヴィレッジ』で働いていたんです。そこで周りのスタッフたちが「いいね、僕にも作ってよ」とオーダーしてくれるようになって。

寿司ヴィレッジはすごい人気店だったのでウェイターやウェイトレスは花形で、ローカルたちから一目置かれる存在だったんですね。

そういう人たちが喜んで被ってくれることでステータスも上がって、口コミでも広がっていった。するとウィスラーのショップ「Evolution」でも扱ってもらえるようになりました。

日本ならブランド名や知名度が重要だと思うんですが、カナディアンは自分が見ていいなと思うものにパッとお金を出してくれる。文化・価値観の違いかな。それがLADEをこれまでやってこれたことにも繋がってるかなって思います。カナダで始められていなかったら、ここまで続けられなかったかもしれないです」

本物を見抜くカナディアンユーザーから得た評価と信頼。会田さんはカナダで、LADEを大切に育てていけるという確かな自信と手応えを手にした。

LADE clothing community STORE & gallery @栃木県那須郡那須町

LADE STORE 那須高原
〒325-0304 栃木県那須郡那須町大字高久甲5728-7
TEL:0287-74-5102

そして2005年、4シーズン過ごしたウィスラーを後にして日本に帰国。栃木県の那須に工房・ショップを構えた。カナダにはカッコいいお店がたくさんあったので、輸入してカナダの面白いモノを販売することもしたいというアイデアも持っていたという。

品質へのこだわり

「板やバインディング、ブーツ、ウエア、ゴーグル、グローブといったギアは年々進化して、さまざまな技術を搭載した新しいものが続々登場するのに、ビーニーだけは置き去りにされてしまっているように感じていました。誰もギアとして真剣にビーニーを作っていないのならばLADEで、と」

会田さんのこの言葉通り、LADEのビーニーは1点1点が心を込めて人の手が編み上げた「真剣なギア」だ。会田さんは言う。

「ビーニーを作っているより、山道具を作っている感覚でいます。なので高い耐久性や、これで山でのパフォーマンスがよくなるために妥協はしません。よくデザインがお洒落でセンスがいいとか言ってもらいますが、実はデザインから入っているのでは全然なくて、機能性に重きを置いて考えた結果、こうなりました、という感じなんです。

耳と頬の間でゴーグルとの隙間を埋めてくれる「ゴーグルアダプタ」は、写真の半円の形をした部分

例えば、イヤーフラップの裏面には頬(または顔)が寒くないようにボア素材がついています。ゴーグルが年々ワイドになってきたため、イヤ-フラップにゴーグルが乗らないように幅を広く取ると、頬や顔の露出する部分が多くなってしまって寒いんです。

どうしたらゴーグルが浮かずに頬を温かくイヤ-フラップでカバーできるか考えて作り込んでいった結果、革をアレンジして〝ゴ ーグルアダプタ″というデザイン仕様が生まれた。これで防寒性を保ちながらゴーグルのポテンシャルを損なうことなく視界を確保できるようになりました」

こんな状況でも暖かくて視界は良好。 Rider:河野龍海(Tatsumi Kono)  Photo:大曲太郎(Taro Omagari)

このような会田さんの新しいアイデアやチャレンジを力強く支えるのが、LADEチームライダーたちだ。彼らは異なるバックグラウンドを持って様々な山域で山に入り、それぞれのスタイルでLADEビーニーを徹底的に使い込んでくれる。そのフィードバックや情熱は、LADEにとってかけがえがない。

LADEチームライダーのプロスノーボーダー藤田一茂。雪の上を流れるようなライディングスタイルが持ち味
北海道蘭越をベースとするスキーヤーのLADEチームライダーTodd| Rider:Todd Thornley  Photo:大曲太郎(Taro Omagari) 

その人らしさを滑りと共にビーニーからも引き出す

LADEビーニーは見た目から独特の雰囲気がある。カラフルで目の詰まった細かい手編みのニットにパイロットやオートバイのライダーが被っているアヴィエーターキャップのような革製のイヤーフラップが組み合わされている。このスタイルが主力だが、このシルエットやウールや革の質感に、えもいわれぬ温もりとノスタルジックを覚える人は少なくないだろう。

「LADEのこだわり? 機能面、クオリティと、あとは圧倒的にユーザーひとり一人に対してオーダーメイドでやっていることですね。すべてのビーニーは自由にモデル、柄、カラーや素材が選べて、使う人のサイズに合わせて、一つひとつ手作りします。当時は手編みや縫製など全部の工程を一人でこなしていましたが、今は10人ほどの職人に育ってきたチームで制作しています。けれど、今でも最後の仕上げの縫製作業は、すべて自分で行なっています。

2002年にウィスラーでLADEを始めてから20年以上の歳月が流れたけれど、丹念に1点ものをハンドメイド、このスタイルはいまも変わりません。」

自分のためだけに仕立てられたテーラーメイドのビーニー。
それも数万通り以上の可能性から、自分の想像力や好みで「これだ」と決めたものが形になるのだ。これほど愛着が湧き、身につけていて心地良いものはないだろう。

「僕はスノーボードが本当に好きでこのビーニー作りを始めました。カスタムオーダー、テーラーメイドといったモノづくりの仕方と、ユーザーのスノーボーディングを重ねて考えるんです。その人の視界にはどういう山や斜面が映し出されているのか、そこにはどんな雪が降っていて、どんなふうに滑るのか、そのときなにを思うのか……そういうことでそれぞれのライディングは変わる。その人のスタイルや個性、その人らしさを、滑りと一緒にビーニーからも引き出せたら楽しいなと思うんです」

自分だけの1点ものをつくる

ここで、LADEのカスタムオーダーの仕組みを見てみよう。

まず、ベースとなる型は現在3つ。そこから合わせるニッティングのパターンが4パターン。そしてゴーグルにフィットさせるためのアダプタ仕様もオプションがあったりと、さらに細かく展開されていく。
そのうえ、38色のニットカラー、イヤーフラップの裏の素材、革のストラップの種類、バックルの色など、すべてのパーツが選択可能で、好きなものを組み合わせていく。

パソコンの画面に見えているのが「LADE maker」。毛糸・革・ボアなどの組み合わせ自由自在!

LADEの公式HP設置されている「LADE maker」は、すべての選択肢をビジュアルで見ながら目の前でカスタマイズしてくれる。自分でデザインしたシミュレータ画面のビーニーをそのままオーダーできるので確実で安心、とても便利だ。組み合わせの多彩さに圧倒されるが、直感的にデザインが組める仕組みなのでぜひ覗いてみよう。

ここでは主となる3つの型と、使っている材料を少し紹介しよう。

主な型のタイプ

Nation Hog ¥15,180(税込)

Earflap Hog
初冬から春までかぶれるLADEフラッグシップモデル。ストラップの開閉、バラクラバの有無で、厳冬期からスプリングシーズンの雪山まで1年を通して調子よくかぶれる、スタンダードなライディングモデル。

Wapiti Fireman Hog  \15,950(税込)

Fireman
ルックスだけのつば付きデザインではなく、機能的にゴーグルのベンチレーションを降雪から守れる厳寒地のライディングに向いたモデル。北海道・北東北や内陸にベストマッチ。

Cuff Leather ¥7,040(税込)

Cuff
タウンユースから山へのアクセス、ハイクアップ、フリースタイルライディング、春夏、雪板ライド、雪かきまでオールマイティなクオリティモデル。

DRRREAM SESSION 2024 | Rider:西塚然生(Zensei Nishizuka)  Photo:izutagram.jpg

こだわりの素材比率

LADEでは素材比率にこだわった国産毛糸を使用している。雪上テストを重ねた結果、ライディング時のさまざまな雪質や気温でも幅広く対応できるウールとアクリルの素材比率は、ウール30% / アクリル70%であると判断。

ウールが含まれる比率が高くなるほうが暖かく柔らかくなる反面、耐久性が低くなり水分を吸いやすくなるというデメリットが生まれる。
そのデメリットを補填するのが耐久性が高く水を吸収しづらいアクリル素材というわけだ。LADEがメインで使う毛糸はウォッシャブルで色移りや色褪せもない国産毛糸、安心して家でもガシガシ洗濯ができる。

厳冬期の雪山でも機能する天然レザー

厳冬期の雪山、バックカントリーへの携行性や、低温下でもしなやかで被り心地の良い天然レザーの一つとして、豚(ピッグ)の革を採用。オイルアップすることで耐水性を高めたピッグレザーは、雪山でも柔らかさを保ち、丈夫で長年機能するのが魅力だ。

LADEのレザーイアフラップタイプの名称「HOG」は豚という意味の他に「貪欲な人」という意味もあり、パウダーライドやいい雪に対してハングリーなのためのビーニーという意味も含んでいるのだ。

内側にメッシュ素材をライニング

毛糸が直接肌に触れるとチクチクと感じる人もいる。快適な被り心地のためにビーニーの内側にメッシュ素材をライニングしている。汗を吸収して素早く拡散・気化する速乾性や、汗を外に発散し汗戻りしない肌触りの良いハイテクなファブリックを使用。

メッシュ素材だけでなくウール100%圧縮ニット生地、フリース生地からの選択が可能だ。

HIMARAK LADEグローブとのコーディネイトも楽しめる

HIMARAK×LADEのグローブ ¥28,600

LADEは個性たっぷりのジャパンブランドのHIMARAKとのコラボレーションで、HIMARAKE LADEグローブを展開している。グローブと同じ革をビーニーのイヤーフラップに使用し、写真のようにコーディネイトが楽しめるのが魅力。グローブは会田さん自らがデザインしている。

「東北で使うのに調子いいかなという厚み、機能性を考えて、ミトンや5本指の3種類のデザインがあります。あんまり厚ぼったすぎず、操作性も高く、でも暖かい優れモノです」

コーディネイトにとどまらず、地域性を考慮した機能性を追求する。こんなところもLADEならではのこだわりだ。

どれくらいでできる? 注文方法は?

すべてが1点ものの手作りとなると選ぶ側は楽しいが、制作にはやはり時間がかかる。オーダーしてから納品まで3~4カ月は必要だ。‘24-25シーズンに使いたいとなると、オーダー受付は基本8月末日までだという。欲しい人は急がねば!

オーダーにあたってはLADEmakerでオンラインで完結することもできるし、LADE取扱いのディーラー店舗での注文ももちろんOKだ。さらには会田さん自らが全国をキャラバンして開催している採寸会もある。 

キャラバンでの採寸会はこんな様子
実物に触れて被って「良さ」を納得!

例年、春から夏にかけて、会田さんはLADEキャンピングカーで北は北海道から南は愛知県あたりまでを「LADE BEANIE CUSTOM FITTING TOUR」と称した採寸会のために旅回る。キャンピングカーはそのまま出張ストアとなり、多彩なサンプルが用意されている。実物を肉眼で見て触れて、質感を確かめたり実際に被ってみて、被り心地をチェックすることができる。

ここまでやるからジャストフィットが実現するのだ

会田さんが一人ひとりから滑るフィールドや気候、スタイルをなどをヒアリングし、カスタムの内容を一緒に考えてくれるというから、それも楽しそうだ。
より細やかなカスタマイズをしたい人、会田さんと話しながら自分にあうビーニーを探してみたい人には最適だ。

ちなみに、いまからまだ間に合う採寸会は以下の通り。

日程 会場備考
2024年7月27日(日) 13:00-20:00PASTiME BOARDSHOP - 八王子 東京都※予約制(お一人30分で開催店舗でご予約受付中)
2024年7月28日(日)12:00-20:00Shift - 船橋 千葉県※予約制(お一人30分で開催店舗でご予約受付中)
2024年8月4日(日) 12:00-19:30Removal Outdoor Equipment- 秋田 秋田県※予約制(お一人30分で開催店舗でご予約受付中)
2024年8月16日(金) 14:00 - 21:00stone-d 奇人眼鏡展 - 鯖江 福井県※予約制(お一人30分で開催店舗でご予約受付中)
2024年8月17日(土) 12:00 -LOVE NATURE 八ツ杉キャンプ 2024
越前市八ッ杉森林学習センター - 福井県
2024年8月18日(日) 14:00 - 20:00ZERO くろだま商店 - 富山 富山県※予約制(お一人30分で開催店舗でご予約受付中)
2024年8月24日(土)・25日(日) 12:00-19:30SPRAY - 旭川 北海道Days採寸会 in スキー場前売り券販売イベント
※予約制(お一人30分で開催店舗でご予約受付中)
2024年8月後半出展予定NISEKO HIRAFU GREEN PARK - ニセコ 北海道
2024年8月31日(土) 14:00 - 21:00FULLMARKS トマム店 - トマム 北海道※予約制(お一人30分で開催店舗でご予約受付中)
2024年9月1日(日) 13:00-20:00Trial Teine - 札幌手稲 北海道※予約制(お一人30分で開催店舗でご予約受付中)
2024年9月8日(日) 12:00-20:00FreeStyle BoardShop - 長岡  新潟県※予約制(お一人30分で開催店舗でご予約受付中)

現在・そしてこの先へ 

LADE MOUNTAIN HUT @山形県尾花沢
ゆったりと落ち着いた雰囲気のフロア
こんなふうに花笠高原スキー場のゲレンデボトムにある

LADE MOUNTAIN HUT
LADE STORE 花笠高原 / LADE SNOW 工房
〒999-4443 山形県尾花沢市鶴子1300-53 2F 
(花笠高原スキー場ゲレンデサイド)
TEL:0237-53-9800

LADEの現在の本拠地は、山形県尾花沢市にある。住まいとしていた那須の工房&ショップは、温暖化の影響で積雪が少なくなってきたことや東日本大震災の影響もあり、より豊富な雪の中での生活とフィールドを求めるようになった。

会田さんにとっては、いまでも「滑ることが一番大切」だ。ウィスラーでビーニーが吹っ飛びながら夢中で滑っていた20年以上前と、いまもスノーボーディングへの情熱はまったく変わっていない。
滑りながら家族とともに暮らせる理想の場所を求めて、辿り着いたのが山形県のやや奥深い田舎町の尾花沢市花笠高原だったのだ。

工房&ショップの目の前には花笠高原スキー場。リフト1基しかない超ローカルなスキー場ながら、コンコンと雪がよく降る。
ツリーランも楽しめ、いつもガラガラなのでパウダーも滑り放題だ。そして毎晩ナイター営業がある。これは子どもたちの雪遊びにとっても好都合だ。上は女子高生から下は2歳までと、5人の子だくさんの会田さんの長女は、フリーライドの大会で活躍するほどのライダーだ。

花笠高原スキー場のナイター。パウダー積もってます!キッズたちも夜練中

「花笠高原、調子いいですよ! 秘密にしたいくらいいいところなんですが、みんなに〝おいでよ“と言っても、まぁ来ませんね(笑)。
いまも、子どもたちに負けないくらい、すごくたくさん滑ってます。モノを良くしていくには圧倒的に雪の上で過ごす時間が大事です。日々雪山で体感する些細なことから大きなアイデアまで、新鮮なうちにミシンに向かってビーニーに落とし込むんです。

一番最初は、滑ることからしかインスピレーションを得ていなかったと思います。でも、ミシンで耳の縫製やストラップをつけたりミシンをいじっていると、ここをこうしたらもっと被り心地がよくなるなぁとか。いまは滑り手と作り手の両方の視点で、両方向からプロダクトに落とし込めるようになった。それがすごくいいんですよね。

最近は、ゴーグルの上部のベンチレーションに雪がかぶると、ゴーグルが曇る原因なので、それをビーニーで防ぐための良い方法を考えています。どうしたら頭回りがいっさい気にならないで、滑ることにフォーカスできるだろうかって。現場での実践、試行錯誤の繰り返しですが、これを真摯に続けることに意味があって、それがLADEビーニーの特徴だから」

作っては山でかぶり、また作る。それがLADEを進化させ、さらに洗練させてゆく。
そして、LADEとともに会田さんも進化している。

Rider:藤田一茂(Kazushige Fujita)  Photo:会田喜文(Yoshifumi Aida) 

「尾花沢に引っ越してきてから、LADEの仕事や家族のことだけでなく、〝次世代へのバトンタッチ″のようなことも考えるようになりました。

地元の子どもたちを見ていて思うんです。スノーボードが好きで夢中になったなら、それを一生懸命追い求めていけばいい。その先に幸せになれる道を創ってあげたいなって。
その情熱や山での経験は、もしも大きくなってLADEで働くなら、すばらしい財産・武器になる。LADEが大きくなれば作り手がたくさん雇用できる。このスキー場も、地域産業も盛り上がっていけば、次の世代が楽しめる場所がずっと続いていくんじゃないかって。未来のために自分のできることをしていきたい、そんなことを考えるようになりました。

自分の個性やライフスタイルと向き合って、自分にとって一番楽しい遊び方を探しているような人達に選んでもらえる、心から愛着を感じて長く使えるオリジナルのビーニーを作れるブランドとして、そして、子どもたちの幸せサポートできるブランドとして、これからもLADEは在り続けたい」

教えてくれた人

会田喜文 Yoshibumi Aida
LADE CLOTHING LTD. ファウンダー

スノーボードや雪山が自分の一番好きなことだと気づき、そこに全振りしながら今も最高な環境を模索、探求中のおじさん。LADEも滑ることも長く続けているというより辞めないだけで、だけど辞めないことに日本人の美学を感じます。(自筆)

LADE CLOTHING LTD.
公式サイト:https://lade.clothing/| https://ladestore.com/
公式SNS:InstagramFB

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