妙高おすすめスキー場まとめ|妙高山麓に広がる豪雪エリアは日本が誇るスノーパラダイス

3mを超える積雪も珍しくない
妙高エリアの9つのスキー場

妙高エリアには妙高山や火打山など、標高2,000m以上の山がある。日本海から吹いてくる水蒸気をたっぷりと含んだが風が山々にぶつかり雲に発達し、大量の雪をもたらす。

このエリアでは一晩で1mを超える雪が降り積もることも珍しくない。シーズン中は3mを超える積雪があり、その豪雪ぶりは日本有数だ。この山域に降る雪は水蒸気を多く含むため北海道や標高の高い地域の雪とは異なり、粒が大きめでしっかりしているのが特徴。そのぶん踏み応えがあり、板がよく走るという。

Photo/Takahiro Nakanishi Skier/Tatsuya Tayagaki
提供:BRAVOSKI

「滑る」と比べられないほどの魅力
妙高エリアの温泉・宿・食

東京から上越妙高駅まで北陸新幹線でわずか2時間、ずいぶんと近くなった妙高エリア。スキーヤー・スノーボーダーにとっては日本有数の豪雪地帯、パウダーが存分に楽しめるだけでも十分に高評価だが、妙高は滑りだけではまるでない。

1.日本百名山に選出される名峰
妙高といえば日本百名山の一つで、標高2,454mと北信五岳(妙高山、斑尾山、黒姫山 、戸隠山、飯縄山の5つの山の総称)の最高峰であり、妙高戸隠連山国立公園に属している。その雄大な景観は眺めるだけでも価値があるが、妙高は四季折々にさまざまな美しい自然の表情を見せてくれる。

2.歴史ある温泉地
妙高高原温泉郷は、妙高高原に点在する7つの温泉地の総称。赤倉温泉や池の平温泉、関温泉など、スキー場がその名を冠しているように、妙高は古くから歴史ある名湯地として愛されてきた。

妙高高原温泉郷で最も大きい「赤倉温泉」は780m地点にあり、美肌づくりや傷の治癒に定評がある。「池の平温泉」も美肌の効果が特長だ。妙高山の登山口にある「燕温泉」は白い濁り湯が特徴の秘湯。「関温泉」は妙高高原温泉郷最古の湯。鉄分と塩分を含む茶褐色の湯が特徴で、体の芯から温まる。

3.食処としての魅力
コシヒカリの名産地、新潟だけあって、妙高エリアには自家製の米作りをしている宿も多い。美味しいご飯に山菜や果物の地産の素材をふんだんに使い、加えて、程近い日本海から届けられる海産物。老舗旅館や民宿、ペンションなど、宿泊施設のスタイルの違いはあれど、豊かな素材を活かして質の高い料理が提供されている。

Photo/Takahiro Nakanishi
提供:BRAVOSKI

【妙高6スキー場】
多彩なゲレンデ、歴史あるリゾートとしての佇まい

日本百名山にも選ばれている標高2,454mの妙高山の東面に広がる6つのスキー場。そのどれもが個性的で、スキーヤーが求める重要ポイントを満たしている。だから妙高はパラダイスと呼ばれるのだ。まずは、どのようなスキー場が連なっているのか、チェックしてみよう。

最長8.5kmのロングランは感動もの
妙高杉ノ原|MYOKO SUGINOHARA

Photo/Tatsuya Tayagaki Skier/Hidemitsu Okada
提供:BRAVOSKI

標高差1,124m、その距離なんと8.5km! きっちりと圧雪されたロングコースは日本でもトップクラス。 高速ロングターンを存分に楽しめることで人気の妙高杉ノ原は、カービング派を大満足させるだけでなく、パウダーフリークにも評価が高い。

そのわけは 妙高エリアの最高地点である 、標高1,855m がもたらす雪質。 全長約800mの2本のパウダーコースを持っている。「スーパージャイアントコース」と「スーパーモーグルコース」はどちらもゲレンデトップに位置し、良質なパウダースノーを蓄えているのだ。

トップ標高
1,855m
最長滑走
8,500m
標高差
1,124m
最大斜度
38°
コース数
16本
リフト
4本
ゴンドラ
1基
ロープウェー
-本

◆公式HP/https://www.princehotels.co.jp/ski/myoko/winter/

■妙高杉ノ原スキー場のおすすめ映像


ツリーランあり・パークが充実
池の平温泉 アルペンブリックスキー場|IKENOTAIRA ONSEN ALPEN BLICK

Photo/Tatsuya Tayagaki Skier/Hidemitsu Okada
提供:BRAVOSKI

妙高高原ICから10分とかからない抜群のアクセスの良さ。ホテルの目の前がゲレンデというのも便利。長いリフトのあるコースデザインは、ワイドバーンでロングコースがとれるので、高速ターンでカッ飛ばせる。 初級~中級斜面が多いが、ツリーラン入門におすすめのコースが揃っているのが、スキーヤーには嬉しいところだ。

池の平温泉といえば、妙高のパーク文化の中心地。アイテムの充実したパークには、腕自慢のローカルたちでいつも賑わっている。

トップ標高
1,487m
最長滑走
4,000m
標高差
728m
最大斜度
28°
コース数
10本
リフト
6本
ゴンドラ
1基
ロープウェー
-本

◆公式HP/https://ikenotaira.info/


ゴージャスステイとパウダー三昧
赤倉観光リゾートスキー場|AKAKURA KANKO RESORT

ゲレンデ中腹に立つ赤い屋根の赤倉観光ホテルは、創業から80年の歴史をもつ日本の高原リゾートの草分け的存在。赤倉観光リゾートでは標高の高さと雪が降り積もりやすい地形とがあいまって、安定したパウダー環境が実現している。

人気のパウダースポットは2箇所。ゲレンデ最上部から滑り出す「ホテルAコース」と「チャンピオンAコース」。非圧雪ゾーンも含まれている。朝一番にこのコースを目指しゴンドラでアクセス、パウダーランを楽しみたい。

トップ標高
1,885m
最長滑走
8,500m
標高差
1,121m
最大斜度
38°
コース数
17本
リフト
4本
ゴンドラ
1基
ロープウェー
-本

◆公式HP/http://www.akr-ski.com/


伝統を愛でつつゆったり滑る
赤倉温泉スキー場|AKAKURA ONSEN SKI AREA

赤倉観光リゾートと直結する妙高の中心的存在の赤倉温泉。全体的に緩斜面が多く、幅広いコースデザインで、ゆったり落ち着いた雰囲気が特徴的。 ワイドなコースを誇る赤倉温泉スキー場は、ゲレンデのあちこちに非圧雪コースを設置。とくに最奥に位置する「モーグルチャレンジコース」は新雪時にはスティープ&ディープなランにチャレンジできる。

ここは妙高エリアでは唯一ナイター営業を行っており、22時まで滑れるは驚きものだ。山麓には歴史ある温泉街が広がり、山を降りた後は温泉とお酒、和みの食処など、アフターも充実している。

トップ標高
1,250m
最長滑走
3,000m
標高差
500m
最大斜度
39°
コース数
14本
リフト
5本
ゴンドラ
-基
ロープウェー
-本

◆公式HP/https://akakura-ski.com/


どこよりもドカ雪・ローカル風情が心地いい
関温泉スキー場|SEKIONSEN

Photo/Tatsuya Tayagaki Skier/Momoyo Magosaki
提供:BRAVOSKI

関温泉といえば「豪雪」とすぐに出てくるほど、パウダー好きのスキーヤー・スノーボーダーの間では有名。妙高エリアのスキー場で最北端に位置し、日本海から流れる寒気が最初に雪を降らせる地点のため、グンを抜いた積雪量になる。

コースデザインはリフト2基というシンプルさながら、起伏に富んだコースで、ほとんどが非圧雪。パウダー愛好者の間では「人に教えたくない」穴場的なスポットとして人気だ。

関温泉の魅力はドカ雪だけでなく、情緒あふれる日本の田舎風情。ゲレンデもローカルなムードが心地よい「ホーム感覚」が味わえる。

トップ標高
1,200m
最長滑走
2,000m
標高差
400m
最大斜度
45°
コース数
5本
リフト
2本
ゴンドラ
-基
ロープウェー
-本

◆公式HP/http://www.sekionsen.com/

■関温泉おすすめ映像


妙高のニューフェイスなモダンリゾート
ロッテアライリゾート|LOTTE ARAI RESORT

2006年の営業休止から11年ぶりに再び運営を再開して以来、パウダー派のスキーヤー・スノーボーダーたちの熱い支持を受けて大人気のロッテアライリゾート。

ゲレンデトップは標高1,280m、最長滑走距離は5.2kmとロング、奥行きの深さが独特のレイアウトを持つ。そのなかで急斜面やツリーラン、ロングコースなど、変化に富んだ地形に10ヵ所以上の非圧雪ゾーンがあり、パウダーフリークにはたまらない。

3月でも山頂上部はパウダーが楽しめるというコンディションのよさも魅力。そして、「静かで落ち着いたモダンな雰囲気で高級リゾート感が味わえる」とベースのホテルも高い評価を受けている。

トップ標高
1,280m
最長滑走
7,000m
標高差
960m
最大斜度
46°
コース数
14本
リフト
4本
ゴンドラ
1基
ロープウェー
-本

◆公式HP/https://www.lottehotel.com/arai-resort/ja/ski-webzine.html


【妙高のスキー場リスト】

  1. 赤倉温泉
  2. 赤倉観光リゾート
  3. 池の平温泉
  4. 妙高杉ノ原
  5. 関温泉
  6. 妙高スキーパーク
  7. 休暇村妙高ルンルン
  8. ロッテアライリゾート

※2021年12月末時点での情報です。詳細は各スキー場の公式HPをご参照ください。

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