「FWT Qualifier/Junio2025」が今年も日本で開催! 現地観戦で圧巻の滑りを目に焼き付けよう

世界トップレベルのフリーライダーが目指す、最高峰のコンペティションFreeride World Tour(以下、FWT)の傘下である
FWT Qualifier/Junioが2025 TOYO TIRES FWT JAPAN SERIESとして国内で開幕する。

FWTは1996年にスイスで第1回⼤会が開かれ、その規模はフリーライドファンの増加とともに拡⼤してきた。現在では、世界で唯⼀かつ最⼤のフリーライドの世界ツアーとして認知されている。

ちなみに、トップ画像は24-25季のキービジュアル。雪上のアーティスト(ライダー)が描く各々のラインが最終滑走者まで描かれたとき 、イベントそのものがアート作品として完成するというイメージをラインやスプレーを彩ることで表現している。

2025 TOYO TIRES FWT JAPAN SERIES。、3会場6大会で開催

大会スケジュールは以下の通り。斜面の難易度に応じて1*から4*まで設定されており、それぞれの大会で付与されるポイント数が異なってくる。ゴール後に加算される保有ポイント数に応じて翌年度の大会への参加権利を得られるかどうかが決まるのも、FWTならではのシステムといっていい。

⼤会名:2025 TOYO TIRES FWT HAKUBA QUALIFIER 4* 
⽇程:2025年1月27日(月)〜1月30日(木)
会場:HAKUBA VALLEY(⻑野県⽩⾺村) 
主催:⽩⾺村観光局、株式会社Pioneerwork

⼤会名:2025 TOYO TIRES FWT YUZAWA NAKAZATO QUALIFIER 2* 1* / JUNIOR 1*
⽇程:2025年2⽉1⽇(⼟)〜2⽉4⽇(火) 
会場:湯沢中⾥スノーリゾート(新潟県南⿂沼郡) 
主催:湯沢中⾥スノーリゾート

⼤会名:2025 TOYO TIRES FWT ARAI QUALIFIER 3* / JUNIOR 3* 
⽇程:2025年 2月27(木)〜3月2日(日)
会場:ARAI MAOUNTAIN RESORT(新潟県妙⾼市) 
主催:ARAI MAOUNTAIN RESORT

本場に引けを取らないロケーション「HAKUBA QUALIFIER 4*」

世界各国から有名ライダーも参戦する2025 TOYO TIRES FWT JAPAN SERIESの現地観戦でとくに注目したいのは、HAKUBA QUALIFIER 4* 。FWT発祥のスイスなどのヨーロッパにも引けを取らない、白馬のアルパインエリアで開催される世界でも数少ない4*の大会だ。

2024年の大会斜面ビックトライアングル。フェイスチェックの様子

大会数日前から、地元のセキュリティチームによる大会バーンの斜面保護のため、一般ライダーだけでなく、選手の滑走も制限される。そのため、斜面を滑りながらの観戦は難しく、ハイクでアクセスするゴールエリアでの観戦をオススメしたい。

大会斜面は開催2日前にならないと決定しないが、ゴールエリアからは大会バーンの全面が見渡せるはず。
スタートゲートから飛び出した豆粒だった選手がアドレナリン全開でゴールゲートをくぐって目の前に現れる瞬間を目の当たりにできる唯一の場所であり、選手たちもゴールエリアで互いに賞賛し合っている姿を、間近で見ることができるのもプレミアムな体験だ。

※大会斜面はFWT JAPAN公式インスタグラムにて大会前日に告知予定。

外国人選手の迫力ある滑りを日本で見ることができるのも4* ならでは
ゴールゲートに入ってきた選手の様子

FWQにふさわしい斜面をスキー場が整備「YUZAWA NAKAZATO QUALIFIER 2* 1* / JUNIOR 1」

バックカントリーエリアでの観戦はハードルが高い人は、ゲレンデ内の非圧雪エリアが大会斜面に設定されている湯沢中里スノーリゾート、ロッテマウテンリゾートでの観戦がオススメ。どちらもリフトアクセスが可能でゲレンデのリフトを回しをしながらの観戦や、スタ―トエリア、ゴールエリアも間近で観戦することができる 出来ます。

とくに湯沢中里スノーリゾートは、スキー場入口のレストハウスの目の前が大会開催斜面となっている。この斜面は
FWT Qualifier/Junioのために主催である湯沢中⾥スノーリゾートが夏から大会にふさわしい斜面になるように整備し、出場選手を迎えてくれる特別な斜面。
夏場は作業道となっているため、積雪により凹凸ができたりジャンプポイントがちりばめられているため、選手の個性が現れるライン取りが見どころとなる。

また、湯沢中里は都心から新幹線でアクセスしやすく、フリーライドの大会を見に行くのに最適な環境が整っている。

レストハウス前の斜面を確認する選手たち
いくつもあるジャンプポイントから、選手それぞれが見い出すラインに注目

スタートエリアで選手たちの緊張感を感じる「ARAI QUALIFIER 3* / JUNIOR 3* 」

また、ロッテマウテンリゾートで開催される3*の大会は、スタートエリアへリフトを乗り継いで行けるのも観戦しやすい理由の一つ。
昨季、積雪が多い日にのみ解放される「膳棚ボウル」が大会斜面となった。この斜面は沢地形で縦に広く、最大斜度41度と急斜面が特徴。滑り降りるライダーをゴールエリアから観戦すると、そのスピード感を目の当たりにすることができる。 


さらに、ジュニアから大人まで多くの選手が参戦するため、滑走の順番を待つ間はリフトを回しながらゲレンデでウォーミングアップをする選手も多く見かける。大会の1本だけに留まらず出場選手のライディングを見ることもできるかもしれない。

スタートゲートを飛び出した選手と見守るギャラリー
普段はコースとし解放しているエリアということもあって、滑り慣れている選手も多い

今年は、大会日程に合わせてそれぞれのスキー場に足を運んでみよう。

■FREERIDE WORLD TOUR JAPAN  https://freerideworldtour.jp

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