「STEEP」が2024年に続いて雑誌を発刊します。
2冊目となる今号から「STEEP」が先頭に立ち、“SKI BOOK”がサブタイトルになりました。気がつきましたか。雑誌とウェブの名前を揃えて、親和性を深める決意表明です。
ウェブではフリーライドやフリースキーを扱う記事が多めですが、雑誌「STEEP」では基礎スキーやアルペンなども含んだ、スキーをアップデートする内容で構成しました。
2号目となる今号は全スキーヤーが通る道「ギア」をテーマに一冊を編んでいます。
とくにニュースキーのインプレッションでは、プロ・アマを問わず多くのスキーヤーの感覚に頼りながら、手探りで作りました。雪上で協力をいただいた皆さま、ありがとうございます。
ただ、スペースに限りがある誌面では、、声をかけた全員を余すことなく掲載するのはとても難しいもの。でも、安心してください。ウェブの舞台を用意していますので。
スキーヤーにとって雪が消えていく5月は終わりを感じさせる一方で、次のシーズンへの助走期間です。
この時期に「STEEP」はデジタルとアナログを行き来しながら、一生滑り続けたい熱いスキーヤーの火を灯し続けます。
コンテンツ紹介
Photo of the 24-25 Season

今、いちばん気になるスキーギア

Skier Watching みんなのスキーウエアスタイル・スナップ集
スキー場や山で見かけるカッコいいあの人のウエアはどこの?サイズは?どこにこだわっているの?見た目と機能も両立させているの?ライダーやガイド51名に加えて、国内外のスキー場で見かけたオシャレさん24名を合わせた75名の着こなしを一挙大公開。


Ski Impression 106人が試した25-26季のスキー
スキーのスペックはどんなスキーなのかをイメージする重要な要素だが、それを決定打にするには経験と蓄積が欠かせない。そんな時に手助けになるのは、実際にそのモデルに乗っている人の意見だ。スポンサードされているライダーやガイドだけでなく、全国5ヶ所の試乗会に参加した一般スキーヤーをも巻き込んだ一大インプレッション集。大いに参考にしてほしい。

Ski Boots Impression 近年、新登場したブーツ5選
既存にはない新たな金型で登場したブーツ。アルペンやフリーライドを問わず、共通しているのは、実際に足を入れて、滑ってみないとわからないことが多いことだ。スキーが多くの人の意見を参考にしたのに対して、ブーツはなるべく条件を狭めてインプレッションしてみた。1人のスキーヤーがそれぞれのブーツを比較することで、特性を明確に感じ取れるだろうという判断だ。名乗りを挙げてくれたのは舞子スノーリゾートのスクール校長である斉木真司さん。学生時代はアルペン選手、デモンストレーターも経験し、スクールで技術指導の傍らで、フリーライドのコンペティションにも参戦する彼はうってつけの人物だ。

MADE BY HAND 「無いから、自らの手で作る」オリジナルギアたち
最新テクノロジーを搭載した高性能ギアが登場する一方で、小ロットながらも作り手の想いが詰まった“クラフトギア”が注目を集めている。スキー、グローブ、バックパック、ビーニー......。
そのジャンルは多岐にわたり、素材選びから縫製、仕上げに至るまで、地域の風土や日本の気候に合わせた工夫が施されているのが特徴だ。なかには、ユーザーひとりひとりと向き合いながら丁寧に作り上げるフルオーダーの製品もあり、大量生産では味わえない温もりと特別感がある。
今回は、そんな“気持ちの通ったものづくり”を貫くクラフトギアブランドを5つ紹介するとともに作り手にストーリーを語ってもらった。

Column
・スキープレートを学ぶ
これをおさえておけば完璧!スキープレートを知るための3つのポイント
何気なくビンディングとスキーの間に挟まっているスキープレート。ここでは歴史やその効果について学んでみよう。
・全日本スキー技術選にみるギアシェア率
実力はもちろん、ギアが成績に大きく影響する技術選。カテゴリーごとに決勝進出者45名が使用しているブランドを男女別にまとめた。
・スキーブーツの数字が語るもの
意外と知らないスキーブーツの基礎知識
スキーブーツには「130」や「100」といった数字がモデル名とともに表記されている。これはいったいなにを意味するものなのか。
・その選択が未来を変える⁉あなたはどっち派?
ショップスタッフが語るギア選びの最前線
話題のBOAはブーツの変革となるのか、流行りのビブパンツは単なるトレンドか。現場のリアルを知るプロスタッフが語る。
・FREERIDE WORLD TOURにみるギアシェア率
世界各地を転戦しトータルポイントで順位を競うFWT出場選手34名のギアシェア率をチェック。