Level1Production(以下L1P)から新作ショートムービーが10月1日にリリースされる。
ご覧の通り、スキーとスノーボード、パウダーサーフィンの映像という、これまでのL1Pにはない作風が話題だ。
出演陣はParker White(パーカー・ホワイト)やLucas Stål Madison(ルーカス・スティール・メディスン、通称LSM)、Duncan Adams(ダンカン・アダムス)と玄人好みのキャストを、彼らと長年タッグを組んで作品を取り続けているFreedle Coty(フリードル・コッティ)がまとめている。
そして、ロケーションは北海道とアメリカMt.Baker。豪雪&パウダーの狙い撃ち。
果たして、どんな作品になるのか?
そこで、今回は北海道パートでパーカー・ホワイトやLSMをアテンドした、東川町にあるカフェ・ノマドの店主小畑吾郎(@nomadgoro)に、彼らとのエピソードを伺ってみた。
パーカーに初めて会ったのは2シーズン前。L1P最終作Romanceの撮影でのことです。
旭岳周辺やその他のバックカントリーポイント(もちろんハイク少なめで)を教えて欲しいと、同行者であるLSMから僕が世話になっているピークパフォーマンスを通じて連絡が来ました。
初めのうちは地図を見せながら、あーだこーだとやっていたんだけど、なんだかいろいろと面倒になってきて、
「OK、じゃあ、いい雪案内するよ! うちで食事も用意するよ!」
と(笑)。
それから天気図や降雪情報に、自分のスポットの引き出しをすりあわせて、彼らが納得できる斜面を探しました。
同行するときは自分がロケーションをアテンド、一緒に行けないときはフォトグラファーの親友ヤスくん(嶋貫泰至)に丸投げ。そんな撮影でしたけど、彼らはとても満足してくれたようです。
そして昨シーズン。
「今年も同じメンバーで撮影しに行くよ、よろしく」
と連絡がきました。どうやら今回はL1Pの作品ではなく、パーカー自身のプロジェクトになるとのこと。
ワクワクしながら再会してハグをすると、まず彼らの荷物に驚かされました。
LSMは昨年北海道に置いていったパウサーフとスキー。
パーカーに至ってはパウサーフとスノーボードだけ。
「え!! スキーしないの?」
パーカーに聞いたら、
「僕らはスキーはもちろんパウサーフもスノーボードも大好きさ!」
だって。
談笑しつつ彼らが、北海道ならではのメローなツリーライン、極上の雪を欲していることはすぐに理解できました。
しかし、昨シーズンの雪の状況はここ北海道でもみなさんご存知の通り。僕とヤスくんは彼らと前回以上に話し合い、昨年以上に時間を共有した。自分たちの引き出しが空っぽになるくらいです。
僕らが関わらせてもらった北海道のパートを含め、どんな仕上がりになっているのか楽しみでなりません。
■L1P https://level1productions.com/