杉本 幸祐 (すぎもと こうすけ)北京オリンピックに向けてのインタビュー映像と直前の戦績&滑りをチェック|フリースタイルスキー/モーグル|選手プロフィール 

いよいよ迫る北京五輪に挑む「間違いなく史上最強」といわれるJAPANモーグルチーム。五輪の舞台でどんな滑りを見せるか? 金メダルが非常に有望視されている男女モーグルの日本代表選手たちを紹介しよう。五輪の戦いのゆくえを占う’21₋22シーズンのワールドカップのコンペティション映像も合わせてチェック! 


杉本 幸祐 (すぎもと・こうすけ)
SUGIMOTO Kosuke

27歳にして初めてオリンピックの切符を掴んだ。地元である静岡県から初の冬季五輪出場ということで、話題になっている。今季、ワールドカップ転戦でもスーパーファイナル進出を連続し、USAでの第8戦では3位に。念願の初表彰台も達成し、現在はW杯総合4位とランキング急上昇。いまとても勢いづき、のっている状態で北京入りだ。

☟ちなみにコチラは今季のワールドカップ第8戦(パークシティ/USA)で3位となり、初の表彰台に上がった時のInstagram投稿。

■ プロフィール

生年月日1994年12月2日生まれ
出身静岡県袋井市
所属デイリーはやしや
近年の主な戦歴'21-22 ワールドカップパークシティー大会モーグル3位/ディアバレー大会デュアルモーグル4位
'21 世界選手権代表
使用ギアスキー板 : Vector Glide
Instagram@b1ackcoffee

杉本 幸祐・滑り映像

'19-'20 ワールドカップ日本戦でのラン(自身のInstagramより)


■ 北京五輪直前の「代表決定オンライン会見」コメント

いよいよ北京五輪がすぐそこまでというタイミングで、日本代表決定オンライン会見が全日本スキー連盟によって開催された。杉本幸祐選手のコメント映像を抜粋してお届けしよう。「Q」はメディアの記者による質問だ。

1月23日(日)19:00~19:30 代表決定オンライン会見より

Q. 27歳でオリンピック初出場を決めたいまの気持ちを聞かせてください
― 夢の舞台でもあったので素直に嬉しいです。

Q. どんな姿を見せたいですか?
― 自分の最高の姿を応援してくれた方々に見てもらえたらいいなと思っています。

Q. 中学1年の頃に家族で長野に引っ越しされたことが今につながっていると思うのですが、それに対して思いはいかがですか?
― 自分がスキーをやりたいということで両親にもすごい協力してもらって、いい環境を作ってもらってここまでこれたので、オリンピック出場でひとつの親孝行は達成できたかなと思います。

Q. 今シーズン、安定してスーパーファイナルに進み成績を残しているという印象があるのですが、その理由というのはありますか?
― ワールドカップの第1戦から9戦まで自分の滑りをやり続けたことが、一番よかったのかなと思っています。どこもコケたり失敗したりがなくて、自分のいい滑りをやり続けて、結果ジャッジもそこに点数を出してくれたのが大きいと思っています。

Q. その理由というのは、自分のなかで経験なのか、今シーズンは何がハマっているのか、教えていただけますか?
― 毎試合挑戦することを決めていて、挑戦するということは自分を鼓舞する、自分の気持ちも上がりますし、いい緊張感を持ってスタートに立てているので、いい滑りが続いているのかなと思います。

Q. 北京オリンピックでの目標を教えてください
― 自分の最高の滑りをして、応援してくれている多くの人に見てもらいたいと思っています。楽しみにしていてもらいたいです。

Q. 27歳で初出場、比較的遅咲きの部類に入ると思いますが、19歳のソチ、23歳の平昌を逃して、振り返ってみて、あきらめそうになった時はなかったのでしょうか?
― 諦めるタイミングはいつでもあったのですが、やっぱり目標にしていた舞台をまだ目指すことはできる状況ではあったので、最後までやり続けたいなという意思がよかったので、ここまでこれたかなと思います。

Q. 一番の支えになったものは?
― 周りの方々だったり、コーチにも支えられて、代表落ちたときも、いろんな方が助けてくれたのでいまの自分があって、そのなかでも目標にしていたオリンピックという1本筋があったので、そこはブレないでここまでこれたことが大きかったと思っています。

Q. ワールドカップ第8戦では初めて表彰台へ上がりましたが、現時点でのメダルへの距離感はどのように感じていますか?
― 今シーズン、スーパーファイナルといわれる6位以内に高確率で残ることができていて、今、シーズンワールドカップランキングでもいい位置につけているので、自分の最高の滑りができればメダルも取れるチャンスもめぐってくるのではないかなと思っています。

Q. 手応えはかなり感じていますか?
― そうですね、自分のターン・スピード・エアで高いレベルのものを3つ揃えたらメダルへの突破口は開いてくるんじゃないかなと思っています。

Q. ソチ、平昌に出られなかった経験を今回どのように活かして臨みたいでしょうか?
― 今回、良くも悪くも初出場なので、オリンピック会場がどのようなものか、どういう雰囲気なのかも僕自身わからないので、今までのワールドカップ通り自分が楽しめて、自分のスキルが上がるような挑戦ができればいいなと思っています。

Q. 自分の滑りをやり続けてきたことがよかった、とのお話でしたが、「自分の滑り」とはなんでしょうか? 続いてコーク1080の仕上がり、本番で出せそうか教えてください
― 自分の滑りは、やはりターンでもジャンプでもスピードでも自分よりトップレベルの選手たちは結構いて、その中でもスタートからゴールまでの総合力であれば世界でも競っていけるかなと思っているので、3つとも高いレベルのものを揃えることができたら、自分の最高の滑りに近づいてくるのではと思っています。コーク1080についてはシーズン前半から多く練習していて、チャンスがあれば積極的にトライしたいと思っています。


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