いよいよ迫る北京五輪に挑む「間違いなく史上最強」といわれるJAPANモーグルチーム。五輪の舞台でどんな滑りを見せるか? 金メダルが非常に有望視されている男女モーグルの日本代表選手たちを紹介しよう。五輪の戦いのゆくえを占う’21₋22シーズンのワールドカップのコンペティション映像も合わせてチェック!
冨髙 日向子(とみたか・ひなこ)
TOMITAKA Hinako
東京都出身、小学校1年生でモーグルに出会い4年生から本格的に競技を始める。ジュニア選手権では2位と高成績を残す。’21世界選手権では日本女子チームで唯一の5位入賞。小柄ながら大きく見える滑りで、安定した質の高いターンには定評がある。着実に成績を上げてきており、と本番での勝負強さにも期待がかかる。
☟ちなみにコチラは冨髙日向子選手の自身のインスタグラム。北京五輪の代表内定を受けて喜びのコメントを公開。
@hinako1753
■ プロフィール
生年月日 | 2000年9月21日生まれ |
出身 | 東京都町田市 |
所属 | 多摩大学 |
近年の主な戦歴 | '21 世界選手権モーグル5位 '19 世界ジュニア選手権モーグル、デュアルモーグル2位 |
使用ギア | スキー板 : ID one |
@hinako1753 |
■ 冨髙日向子・滑り映像
海外でのトレーニングでの滑り。ハイスピードの中にもターンの安定感は抜群だ。
■ 北京五輪直前の「代表決定オンライン会見」コメント
いよいよ北京五輪がすぐそこまでというタイミングで、日本代表決定オンライン会見が全日本スキー連盟によって開催された。冨髙日向子選手のコメント映像を抜粋してお届けしよう。「Q」はメディアの記者による質問だ。
1月23日(日)19:00~19:30 代表決定オンライン会見より
Q.いまの率直な気持ちは?
― まだそこまで実感はないのですが、率直に嬉しいという気持ちが一番大きくて、あとは初めてなので思い切り楽しみたいです。
Q.オリンピックの印象はどのようなものでしたか
― 小さな頃からずっとテレビで観て憧れていた舞台なので、自分が出てるっていうのは本当に夢みたいで嬉しいです。
Q.4年間、一番ここは自分が成長したなという点があれば教えてください
― この4年間で一番成長したなと思う部分は、滑りの面で強くなったというか、前まではそこまでいざという時に攻め切れないという部分があったのですが、今はしっかり攻めて滑れるようになったということが、自分のなかでは一番大きく成長したなと思っています。
Q.より大技を決める精度ということですか?
― エアの難度でもそうなのですが、スピードだったり、ターンの面でも攻めた滑りができるようになったかなと思っています。
Q.オリンピックの舞台で上位にいける一番大事なポイントがあれば教えてください
― オリンピックの舞台でもいま自分ができる一番いい滑りをしっかりと出し切ることができたら、自然と順位もついてくるんじゃないかと思っています。
Q.具体的な目標と意気込みを聞かせてください
― 初めてのオリンピックなんですが、思いっきり楽しみながら、自分らしい、いま自分ができる一番最高の滑りをすることができたらいいなと思っています。
Q.今の日本チームは冨岡選手にとってどんな影響をもたらしているか教えてください
― チームは男女ともに本当に仲が良くて、本当に強いチームだなって思っていて、周りのチームメイトが成績を出すのも自分自身、嬉しいですし、それによっていい刺激をもらって、自分ももっと頑張ろうって思えます。高め合える本当にいいチームだなって思っています。
Q.今季ワールドカップを振り返って、どの部分で手応えがあったのか、どの部分をオリンピックに向けて重点的に修正していきたいと思いますか?
― 今季のワールドカップは第1エアとその後の処理がなかなかうまくいかないことが多くて、そこが自分の中では少し悔しい部分でもあったので、オリンピック前はそこをうまく嚙み合わせていけたらいいと思っています。やっぱり第1エアをまずうまく飛ぶ、第1エアでコークをやっているのですが、それをしっかり飛ぶ。今、第1エアの前でなかなかうまく入れずにそのまま飛んでしまうことが何度かあったので、そこをしっかり板に乗って飛び切ったら第1エアの後の処理も自然とうまくいくかなと思っています。