1月20日(土)に北海道、かもい岳国際スキー場で開催された第2回「Bonz Cup」。
勝野天欄、佐々木玄、藤井昌織、元起大智、平山駿、古谷大地、藤井陽介、小山貴史とホームマウンテンも年齢もバラバラの30歳までの若いスキーヤーたちが集まったクルー「Bonz」が主宰するフリーライドイベントだ。

ライダー主導のイベントの音頭をとるのは平山瞬(中心の赤と黄色のジャケット)。彼を中心にメンバーが一丸となり、MCは勝野天欄(左から3番目)、ジャッジ佐々木玄(左から4番目)と藤井昌織(左から2番目)、スタート係を古谷大地(左端)、小山貴史、藤井陽介が、PAとドローンを元起大智(右端)、を担当する。前走ももちろんBonzクルーが見せる。
ここからは、サポートとして参加していたHaglofs JAPAN・三上大紀の写真とコメントでイベントの様子を伝えよう。











楽しんで出場しているファンスキーヤーからLINEライダーの山岸建矢といった名の知れるスキーヤーまでが参加。あの川村あんりも会場にいたのはほかの選手も驚きだった。なかでも、ヤング男子カテゴリーは一体いまの子どもたちは、どうなっちゃってるだろうってくらいハイレベル。女子は元スキークロス選手の子がパワーターンで滑りの強さを見せたが、川村あんりの余裕の滑りとさすがのバックフリップでレベルの違いをみせた。男子優勝のムトウ ケンシンは文句なし流石の滑り。
個人的には2本とも転んでしまった山岸建矢の滑りが印象的だった。でかいロデオ7とゴール直前にある小屋の屋根を使ってさらっとノーズバター7を決めた。





駿が指揮をとり、みんなでコース内のキッカーを崩していると選手たちもたくさん手伝いに来てくれた。
運営も手作りで大きな大会ではないけれど、大会終了時の撤収も選手も皆が協力的。
アットホームでとてもいいイベントだ。というのも 平山駿の人柄だし「Bonz Crew」というライダーが自ら主催しているからだろう。
ライダー主催のフリーライドイベントといえば植木鹿一をはじめとする「Japan Freeride Open」は今年ではもう9回目を迎えるし、大池琢磨が中心になって開く「ちゃんめろフリーライドオープン」は今年、白馬を飛び出して富山大会が増え、全4戦のシリーズ戦になる。

フリーライドといえば白馬というイメージがあるかもしれないが、北海道では児玉毅が2012年に始めて今年12年目となる「Kiroro Powder Freeride Open」がある。
歴代の優勝者は遠藤淳平、楠泰輔、佐々木悠、佐々木玄、勝野天欄、金澤朋未、中川未来と、日本のフリーライドの歴史と言っても過言でない。
Bonz Cupを指揮する平山駿も「Kiroro Powder Freeride Open」が初めてのフリーライド大会だった。

いつかのFWQ白馬の帰りのフェリーで「地元の旭川で大会をやりたいんです」 と言ってた駿の熱い想いが 仲間の協力を得て形になり次の世代へ繋いでいくのが少し見えたようで嬉しかった。

Result ヤング男子
1位 スガワラ ライト
2位 タナカ セイシロウ
3位 フジハラ タスク
4位 タケダ シュウ
5位 ミウラ カイト(ボンズ賞)
6位 ムラヤマ ショウ(ベストクラッシュ賞)
7位 アリマ セイタロウ

Result 女子
1位 カワムラ アンリ
2位 ヒラカワ サチ
3位 ヤマナカ ユウ
4位 スガワラ ナツミ
5位 カマダ チナミ

Result 男子
1位 ムトウ ケンシン
2位 タニ コウジン
3位 ヤマダ シンヤ
4位 ヤマギシ タツヤ
5位 ササキ シルバ
6位 アラキ シンノスケ
7位 オオアク アオイ
8位 コン モトキ
9位 シミズタニ ユウキ