
26-27 ブランドやラインナップの注目トピックス
ATKってどんなブランド?

ATK BINDNGSは、2007年にイタリア北部フィオラーノ・モデネーゼ(現在はマラネッロに本拠を置く)で誕生したスキービンディングブランド。ここは、フェラーリに代表される世界最高峰のモータースポーツ産業が集結する「モーターバレー」の中心地だ。ATKは、この地で培われた超精密な金属加工技術をスキー登山(スキーモ)へ転用したことから歩みを始めた。26-27季より国内ではフルスタックサプライが取り扱いを開始している。
アルミブロックの93%を削り捨て。軽さと剛性を両立

ATKの最大の特徴は、「超精密CNC切削加工」と「実用性に徹した特許技術」だ。
主原料には航空宇宙規格の「7075アルミニウム」を採用。無垢のブロックから約93%を切削して極限まで肉抜きすることで、驚異的な軽さと高い剛性・寸法精度を両立させている。パーツの遊びや歪みを排除した精密設計によって、過酷な環境下でも耐摩耗性と耐久性を発揮するのだ。
また、削り出しの剛性を活かしつつ、スキー本来のたわみを引き出すのが「Elastic Response System」。着地やターン荷重でスキーがたわんだ際、ヒールがモデルにより最大12〜14mm後方へスライドして荷重を逃がし、たわみが戻ると元の位置へ復帰する仕組み。素材の変形ではなく精密な構造でスキーの自然なフレックスに追従させる独自のアプローチをもっている。
さらに、従来のピンテックの弱点を克服した「EVOシステム」も革新的だ。これまでのヒール側のみの解放調整に加え、トウピース側にも独立した解放値調整機構(ステップインの硬さ・横方向の保持力調整)を搭載。前後の保持バランスをライダーの体格や滑走スタイルに合わせて最適化できるようになった。これによって雪面からの振動を吸収し、不意の誤解放を防いでくれる。ほかにもワンタッチの「マグネト・ヒールフラップ」など、独自の技術を各モデルに凝縮している。
26-27注目ビンディング3選
FREERAIDER 15 EVO

アグレッシブな滑走を求めるスキーヤー向けのフリーライドフラッグシップモデル。解放値15の強靭な保持力とワイドピッチを備え、ファットスキーへパワーを正確に伝達する。
トウとヒール双方の解放値を微調整できるEVOシステムを搭載し、激しい滑降でも絶対的な安心感。下りの圧倒的な安定性と登坂の軽さを高次元で両立した。
後述の『RAIDER 13 EVO』と基本構造を共有しつつ、より高い解放値レンジに対応。さらに、滑走フィーリングとパワー伝達を大幅に高める『フリーライドスペーサー』と『Toe shim』を標準装備。R13よりわずか25g増(395g)にとどめながら、アグレッシブなフリーライド性能を極限まで引き出している。
解放値:7–15
重量:395 g(片側)
¥143,000
HY Free13

ピンテックの登坂性とアルペンビンディングに匹敵する滑走性能を融合した新世代ハイブリッドビンディング。
回転式トウアームにより、登りは軽快に歩行でき、滑走時はアルパインスタイルへ変貌する。ダウンヒル性能を最優先するスキーヤーに最適。新色展開も魅力的だ。
解放値:6–13
重量:675 g
BOOT TYPE:アルパインスキー、スキーツーリング、グリップウォーク
¥176,000
RAIDER 13 EVO

登坂と滑走のバランスが洗練されたブランドを代表するモデル。解放値13を備え、ツアースキーからフリーツーリングまで幅広くカバーする。
EVOシステムによる正確な前後解放制御や、片手でモードを切り替えられるオートブレーキシステムなど、ブランドならではの機能が凝縮されたスタンダードな一台。
FREERAIDER 15との共通プラットフォーム採用。
解放値:5–13
重量:370 g
¥132,000


BRAND features
イタリア・フィオラーノ・モデネーゼで2007年に誕生した(現在はマラネッロに本拠を置く)で2007年誕生したATKは、「Performing Through Lightness(軽さによるパフォーマンス)」を哲学に掲げるビンディングブランド。20年という浅い歴史ながら、軽くて堅牢なビンディングは、バックカントリーシーンにおいて確固たる地位を築いている。ミラノ五輪の山岳スキー競技では、表彰台に上がった12台中8台がATKを使用するなど、各方面での実績は証明済み。
BRAND info
ATK BINDINGS
URL:https://atkbindings.com/en
取扱い/Full Stack Supply 株式会社
